2009年8月28日 金曜日
夏季保育最終日は、青コースの登園日。昨日に引き続き園庭に準備された「かきごおり、50えん」の看板を一早く見つけたひまわり組のS君は、「やったー、かき氷屋さんが来てるよ」と体も声も弾んでいました。お金がないと食べられないときりん組のJ君とK君は、さっさと自分達でお金を作り、お店の前にやって来ました。まだ準備中だった教師達はあわてて「じゅんびちゅう」と表示を作り、店の前に貼りました。そしてふと見ると、J君とK君が作って手にしているお金は10000円、教師達はまたまたあわてて「おつりはありません」と更に表示を付け加えました。そこでどうすればいいのか考えた二人は、おつりのないように50円に作り直してやって来ました。目的を達成する為に知恵をしぼって適応していこうとする子ども達を頼もしく思いました。社会の中にはルールがあることも学んだ1日でした。
また、この2日間の夏季保育中、沢山のこあら組さんが参加して楽しく遊んでくれました。2学期からもヨロシクね!
さて、来る9月19日22日にサニーマート衣山店において明治のチーズの売り出しに三葉幼稚園児が作ったアートを展示することになりました。「作ることが大好きなみつばっこならできると思う」と園児のお母さんが推薦して下さったのでした。年長児が協同で作り、出品することに致しました。 その材料が昨夕園に届き、早速今朝、青コースの年長組さん達に古森先生から報告してもらいました。どんなイメージで作るのか。運動会にも使える物がいいな。遠くからでも沢山の人に見てもらえる物がいいな。・・・・・等々
みんなの頭の中には、いろいろな物がイメージされてきているようでした。チーズの箱500個を使ってできる作品に期待がふくらみます。また、9月30日10月2日には、牛乳パックを使ったアートを展示します。どちらもブログで途中経過をお知らせしていきます。お楽しみに!!
2009年7月6日 月曜日
11日の夕涼み会に向けて、今日から園全体で準備に取りかかりました。重たいいちごのプランターをブランコの後ろまで運んだり、先日植えた稲を動かしたり、遊具の中でも一番重たいビックボスを移動したり・・・と率先して力を発揮してくれたのは、年長組さんでした。「せーのー」と掛け声をかけ、みんなの力を合わせて一気に動かしていきました。さすが年長さんと思っていると、はずしたブランコを小さな体でかかえるひよこ組さんと年少さんの姿がありました。自分たちで気付いて手伝おうとする姿に教師たちは、またまた今日も感激しっぱなしでした。
一方盆踊りの円を引いている副園長の後ろから、二人乗りの三輪車が近付いてきて、すーと選を引きながら通り過ぎていきました。なんと、ひまわり組のR君が運転し、後方に座っているI君が小さな木切れで線を引いていたのです。その線のきれいなこと。特にカーブでは三輪車の回り方がうまい具合にカーブを描き、絶妙なラインになっていました。この発想に副園長は、「私も試してみたい」と側にいた年長児のRI君に声をかけました。するとRI君は「いいよ」と言って副園長を乗せて走ろうとしました。しかし重くてゆっくりしか走れません。RI君は力一杯こいで何とか進んでいましたが、突然三輪車が軽くなりスピードが出てきました。ふと見るとH君が押してくれていたのでした。教師が線を引いている姿を見て、より楽しい方法を思いついてやてみる姿や力を合わせて働く姿など、子どもたちの生きる力、生活力のすばらしさに感動させられた1日でした。
子どもたちと一緒に夕涼み会のセッティングしていくことで子どもたちのイメージも広がり、より楽しい催しになるに違いありません。親や教師の働く後姿を見ながら、子どもたちは育っていきます。先回りして子どもの手と足をもぎ取らないよう、興味、関心、意欲を十分にくみ取りチャンスを与え、認め、一緒に生活を楽しみ、喜びにしていきたいと思います。
盆踊りも櫓を中央に建て、本格的な練習になり並び方や集合の仕方を決めていきました。青コースのひまわり組とさくら組の踊りは、年中さんや年長さんに負けないくらい上手だと褒めてもらいました。当日沢山の方に来て頂き、楽しい夏の夕べになりますよう願っています。
2009年7月3日 金曜日
今週降った恵の雨で水不足も少し解消されてプールができると期待が高まったところで、今日から水を溜めてプールを再開しました。 昨日から水着を持ってきて楽しみにしていた子ども達は「そろそろ時間よ」と言うとすぐに部屋に集まって着替え、準備をする姿が見られました。 プール開き後すぐに節水のため中止になり、暑い中少しだけ小プールに溜めた水で手だけつけて遊んだり、足の先だけつけて涼をとったりしてきたこの数日間でした。 子ども達は「水不足」という事を園や家庭で耳にして自分達の生活や遊びに影響している事がわかり「水を大切にしよう!!」水がなくなったら自分達が大変困ることを少し学んだのではないかと思います。 夏休みまで残りわずかの日数ですが水に出来るだけ親しませていきたいと思っています。
ちょっとおまけのコーナーで年少、年中組が遊んだ横では大きいプールにほんの少し水を溜めてピチャピチャと水の中を歩けるくらいの「せせらぎプール」が出来ていました。これは水が苦手な子ども達がピチャピチャと水で遊ぶことで水の感触が楽しめるようにと準備したもう一つの環境です。 田植えから帰った年長さんはプールに入る時間がなかったのでそこで足だけつけて水遊びを楽しんでいました。
「年長の田植え」 村田麻美
今日は年長児が高木農園で田植えをしました。 予想以上に田んぼの泥に足をとられてしまうので子ども達はゆっくりと足元に気をつけながら歩いていました。一人5本の苗を一束ずつ5本植えましたが慣れない泥水の中で苗が浮いてしまう子もいましたが 苗の根っこを指ではさんで指先から植えていくというコツを教わりゆっくり、ゆっくり植えていきました。 なかには歩く途中で転んでドロドロになった子もいました。
田植えは今では機械化され手植えをする光景をあまり見ることがありません。 これからもそんなに経験できることではないと保育終了後、残った田んぼの半分を全教師で植えました。 もちろん教師のなかにも生まれて初めての田植えをした者もいて思ったより難しいようでした。 この稲がグングン成長して稲刈りをして玄米にして食べようと今から期待している子ども達です。
「避難訓練」
今日は今年度初めての避難訓練でした。 初めてなので訓練があることは伝えてはいましたが、子ども達にはとにかく放送をよく聞いて行動する。あわてずしっかりと先生の指示に従って行動する事を目標にしていました。 放送の合図で机の下にひしめき合って隠れたり丈夫な作りつけのロッカーの前に身を伏せてたりして、じっと身を守ろうとする真剣な姿が見られました。 戸外に出る時は教師の方が少しあわてて「静かにしようね、走ったら危ないよ」などの声が大きくなってしまったり、あわてて子どもを集めようと立つ位地が悪かったりする反省がありました。一番落ち着くべきところを子ども達の方がしっかり話を聞いていて集まる事が出来ていた事はこれから「もしも」の時の為のには大切なことです。 避難後の年長の話し合いでは「体の不自由な友達を置いて自分達だけ逃げるわけにはいかないから皆で守ろう!」という意見がでて感動しました。
本日、まつちかタウンにも三葉っ子達の5本の笹飾りが並びました。7日まで飾ってあります。 子ども達の願いごとは何でしょう?そっと覘いてみてください。願いが叶いますように。
2009年6月13日 土曜日
待ちに待った同窓会。この数日、参加申し込みの電話やメールが沢山来て私たちはみんなに会える日をワクワクして待っていました。今日の参加人数は、1年生123名、2年生78名、3年生52名、4年生64名、合計317名と最多人数記録を更新しました。
8時30分頃にD君が、「朝早いけどいいですか?」と1番に入ってきてくれました。そして「うわー、懐かしい」と園庭を見回して遊具の方へ走っていきました。次々とやって来た子どもたちは、ちょっぴり照れながら受付を済ませると、集合時間まで乗り物や遊具で遊ぶ姿が見られました。全員集合後副園長が1年生から4年生までを迎えて行っている同窓会の意味を伝えている間も一人もしゃべらず静かに聞く姿に「さすが小学生」と思う場面もありました。
担当の教師が各学年に分かれて、ゲームやリレー、歌などを進めながら三葉幼稚園に戻って来て純心な幼児期を懐かしんだり、離れ離れになった友だちとの再会を喜んだりしてくれたら嬉しいなと思いました。
1年生では、副園長からゲームをする中での守り方の秘訣を教えてもらいました。それは、「答えを絶対に口にしないこと!幼稚園では、友だちと助け合うことも大切だったけど、小学生は、問題の答えを口々に言わないことが大事であること」でした。すると第1問から「はい!」と手をあげてあてられるのを待っていました。本当にすばらしかったです。
2年生では、グループ作りで足りない所へ素早く移動して人数調整をしたり、そのチームで話し合ってしっかり答えを出したりする姿がみられ、頼もしく感じました。
3年生は、「懐かしい幼稚園クイズ」の中で、発表会の1番最後に歌った曲はなんだったでしょう・・・?に「ビリーブ」・「生まれてきてくれてありがとう」の2つに分かれました。正解は、「生まれてきてくれてありがとう」でした。この曲は、アンコールで歌った本当に最後の曲でした。よく覚えていて嬉しかったです。
4年生は、園庭でリレーをしました。どのチームも差がなく、小さなトラックを一生懸命に走る姿は、4年前の年長の時のリレーを思い出させてくれました。また、幼稚園の先生と小学校の先生のどちらが好きかという質問に、全員目をつぶって手をあげて答えてくれました。もちろん、「幼稚園の先生」のほうが多くてやった・・・と思いました。しかし、同じ質問を1年生にしましたが半々でした。
今日は、はるばる東京、広島、四国中央市からわざわざこの同窓会に来てくれた卒園生もいて大感激でした。この同窓会で、友達や教師達、そして保護者の方同士が久しぶりの再会を喜び合い、同じ時間を共有して頂いたことを、心から嬉しく思います。どうも、ありがとうございました。また、夕涼み会でお会いしましょう。聞くところによると、保護者のOB会も自然発生的にできているとか・・・。卒園生の同窓会には、保護者同窓会も幼稚園でどうぞ・・・。
2009年6月11日 木曜日
朝から少しどんよりとした雲が広がっていましたが、次第にお天気も回復し今日も元気に戸外で遊ぶ子ども達の姿が見られました。 今日は木工コーナーの横にあった色水コーナーが正門前のしゃぼんだまの横に移動し、代わりに「さかなつり」のコーナーが出来ました。
夏の遊びとして「さかなつり」は例年夕涼み会にはつりぼりとして卒園児や一般の人にも楽しんでもらっています。 今日出した事をきっかけにこれから魚作りやつりぼり作りに発展していく事でしょう。今日は釣竿の扱い方や遊び方などを集まってきた子ども達に指導していきましたが、年少児はなかなか釣れない魚に苦労していました。やっと一匹つれると「やった!!つれたよ!」と歓声を上げていました。
今日は年長児がさつまいも植えに行ったので園庭では年中児たちが中心になってリレーをしていました。 その中にひまわり組の子ども達も混じって走っていました。トラック一周の距離を一人が何週も走っていたので途中ちょっと休むように声を掛けると友達同士で会話するのが聞こえてきました。 「ああいっぱい走ったなぁ」「でも、走るのはやくなったよね」「そうよ!ウルトラマンになりたいけん早くはしれるようにならんとね」「うん!また走ろや」「お茶のんでくるけんまっとって!」などと年少児なりにリレーの中に加わっている事を楽しんでいるようでした。 輪っかのバトンをもらうのが本当に嬉しいようでした。
「おおきくなれ♪さつまいも」 中矢麻衣
今日、年長児は昨日の雨で行けなかったさつまいも植えに行きました。 農園に着き、苗の植え方の説明を副園長にしていただく前に一人一本ずつさつまいもの苗を配ってもらいました。 実際、苗をもって一つ一つ自分で確認しながら説明を聞くことで、さつまいもの苗について理解することが出来ました。 畝の道を通る時、昨日の雨で地面がぬるぬるになっていたのでよろよろになりながら「うわー進めんー!」と言って歩いている姿も見られました。 くま組のSちゃんは苗を穴の中におそるおそる入れて「こんなに入るんやね」と言いながら、やさしく土をかぶせていました。 みんなで大きくなることを願って農園の遠藤さんにお願いして帰りました。
おまけのエピソード
今日、聖カタリナ大学の実習生が、年長ぞう組の総合実習でマラカス作りをすることになっていました。 音の出るものを作る事を予定していたのですが、その材料の一部がそろっていなかったのです。 そこはさすが三葉っ子「先生!石でもいいじゃない」「わりばし切ってみたよ」「これ入れてみたらどうかな?」と言って身近にある物を自分達で用意する姿が見られました。
「先生、3つ作ってみたんよ、どんな音がするかためしてみたかったんよ」 同じ材料で同じものを作る、たやすくくっ付いたり出来たりするのではもう物足りなくなってきた年長児、どんな音が出るか試してその音のイメージに合わせた容器、絵や模様を考えていく、そんな年長児の育ちが見られました。
2009年5月25日 月曜日
今朝、お花屋さんから残ったお花をたくさんいただき、早速色水コーナーやたたき染めのコーナーに出してみました。赤・ピンク・黄色とたくさんの色があることに感激した子ども達は、「この花の色はどうだろう。うまくできるかな?」と会話を弾ませながら作る姿が見られました。
又、カーネーションなどの花があり、これは色水やたたき染めのコーナーに出すだけでは、もったいないと生け花コーナーを作ることにしました。入れ物は、先日の運動会の時にカイワレを入れた牛乳パックのお土産箱を作り、そこにヨーグルトカップをみつけオアシスを入れました。年少児から年長児まで興味を持った子ども達が次から次へとやってきて花を挿していきました。ひまわり組のAちゃんは花が長すぎるとフラフラすることに気づき、丁度いい長さに切って生けていきました。そして、友達にも「長さを考えた方がいいよ。」と優しく教え、ひまわり組の花屋さんでいっぱいになりました。この花を生けるのには、色々な学びがあります。バランスや色合いなどを工夫していかなければ、美しさも崩れてしまいます。調和のとれた物にするには、適当な長さ、適当な量を考えていくことで素敵な生け花になります。一人ひとりが真剣に取り組む姿に教師たちは、「子どもの方がセンスがあるね・・・。」と苦笑する場面もありました。「お母さんにあげる!」、「玄関に飾る!」と喜んでお土産に持ち帰っていました。
さて、今日は年少組は「大原先生リサイタル」と題し、3階ホールで歌を披露していただきました。流れるようなピアノ伴奏に心地よい歌声に教師はもちろん、子ども達も大原先生の虜になっていました。「七つの子」を歌って下さった時には、みんなの体が自然と左右に揺れ、リズムをとりながら聞き入っていました。年少組のM先生は、この「七つの子」を聞いているときに、小さい頃お父さんと自宅の近くの小川でメダカとりをしたことを思い出したそうです。そして、2人でてくてくあぜ道を帰る時の情景が広がって、懐かしさがこみ上げてきたと話していました。「夕焼け小焼け」の歌を聞くと幼い時に過ごした田舎の様子を思い出すと古森先生の息子さんが言われているという話を聞きました。やはり、歌は人の心に残るものなのだと実感しました。心地よく歌い、心地よく聞けるように、これからも重視していきたいと思います。
今日は、古森先生が山梨県にある帝京科学大学こども学科において、「こどもトピック講座」で講義をされました。たくさんの学生さんや近隣の幼稚園関係者の方々の前で幼稚園の遊び、幼児の育ちについて色々な視点から講演されました。明日、園に戻られたら学生さん達の反応がどうだったか聞くのが楽しみです。ちなみに、ひまわり組のKくんは、「今日、古森先生。みんなの前でいっぱい僕達のこと話してくれよんよね。」とドキドキした様子でした。
2009年5月20日 水曜日
今日も五月晴れのよい天気で、朝一番から子どもたちが遊びのコーナーに集まってきました。 昨日から新しく遊びの環境に加わった叩き染めのコーナーでは、好きな色のお花を選んで布の上においてトントントンと心地よい音を響かせていました。 今日は色とりどりのお花が用意されていたので、年長児はある程度、色合いや形を組み合わせて浮き出てくるデザインを予想しながら遊んでいました。 まだ経験の無いひまわり組の子どもたちには一つ一つやり方の手順や道具の使い方を説明しながら遊び方を知らせていくようにしました。 何色の花か分かっていても、布を通して浮き出てくる、その色の美しさに感動したのか、「わぁ きれい !」 「あかいろやみどりいろになったよ!!」と歓声を上げていました。 花そのものの形が綺麗に出てくるまで根気よく叩き続けている子どもたち、集中力には感心しました。
今日は叩き染めの為に古森先生が、先は安全なようにゴムでくるんであり、程よい弾力性がある新しい木づちと先の平らな金づち(これから木工にも使えるかな?と思って買ったそうです。)を買って下さって、遊びが一層盛り上がっていました。年少児にも使いこなせて嬉しそうでした。
また、スタンプ遊びでもいろいろな形や大きさの野菜で面白い形が出来ています。 お絵かきコーナーでは、どんな絵が出来ているかみんなに見えるように画板を斜めにして、そこに絵を並べてみました。その準備中、画板がうまく立てられないで、困っているとかわいい年少さんが、スッと手を出して支えてくれ、教師は感心すると共に、子どものこんな姿に驚いたのでした。
降園前には、クラス活動になりますが、今ブームになっているのが、「びわ」の歌です。 二年前、家で食べた「びわ」の種を卒園生のK君が、試しに植えてみたところ、芽が出て、どんどん成長しています。そのときに、園でも買って一緒に育てていたびわの木には、実もつき始めました。 びわの歌を聴いた後、ひまわり組の子どもたちを誘って、びわの木を見に行きました。「ああ、ろばさんのおみみ、みたいな葉っぱってこれか!」という声も聞かれましたが、年少児にはちょっと難しいので、その優しいメロディーを感じて欲しいと思っています。これからびわの実が色づいてくると、もう少しイメージに繋がっていくことでしょう。
びわ
1 びわは やさしい きの実だから
抱っこ しあって うれている
うすい にじある ろばさんの
おみみ みたいな 葉のかげに
2 びわは しずかな きの実だから
お日に ぬるんで うれている
ママと いただく やぎさんの
おちち よりかも まだあまく
コメント (「楽しかった幼稚園」 ひまわり組 原田寿子 はコメントを受け付けていません)