2010年7月5日 月曜日
”チャンチャンバラーチャンバラーチャンチャンバラチャンバラー侍戦隊シンケンジャーあっぱれ!”と園庭に元気な歌声が響き渡っていました。歌を歌っている年長児を見上げて、自分たちは何を歌おうかなと考えながら座っている年少児。カラオケのコーナーは今日も色々な色のカラー帽子が入り混じって大賑わいです。「次私歌うー!!」と言いながら友達とやぐらの舞台にあがっていく年中児は、園で覚えた歌を次々と歌い、まるでアイドルのような歌いっぷりをしていました。年少児が歌うときには、年長児が前に立って歌詞を教えてあげたり、リズムをとってあげたりしていました。 一方テラスでは、とても真剣な表情でひつじ組の子どもたちが作業をしていました。そっとのぞいてみると、ハサミで切り込みを入れた紙にパステルで絵を描いています。それをくるくるっと丸めると・・・なんと、とてもカラフルでかわいらしいちょうちんが出来上がりました。教師に作り方を教わりながら作っていく子どもたちの目はとても真剣で、1つひとつ確実に仕上げていく姿が見られました。さくら組のテラスでは、うさぎ組の子どもたちが中心になって、魚作りをしていました。たまごパックやトレイをホッチキスで一生懸命とめたり、お部屋にはない油性マジックを使って顔や模様を描いたりして、1人ひとり形の違うユーモアにとんだ魚たちが出来上がっていました。 夕涼み会まであと数日になった今日は、園内の至る所で準備が始まり、子どもたちもいつもと違う様子になんだかワクワクしているように思えました。そんな中で、ひまわり組とすみれ組は今日から2階のお部屋にお引越しです。靴箱に靴を置きに行った子どもたちは、「ひまわり組のお部屋開いてないよー。」と不安そうにしていましたが、今日から2階のお部屋に変わったことをもう1度伝えると「そうやったー!」とニコニコで階段を上って行きました。年中さんと同じフロアということで子どもたちも少し緊張気味でしたが、お部屋の使い方やルールを話すと全員がとても静かに聞くことができていました。タオルコップをかけたり、水筒をBeboxに入れたりと、身の回りの始末も今まで以上に自分のことを自分でしようと意識を持ってしている姿が見られました。 夕涼み会まであと少し!!子どもたちと楽しく準備を進めて、当日を迎えられるようにしていきたいと思います。
2010年6月1日 火曜日
今日もくま組みの子ども達は登園するとすぐに砂場にかけていき砂場にできた小さな町を作り始めました。ひつじ組の子ども達が毎日作り上げてきた砂場の町を、引き継いで昨日からくま組の子ども達が更に発展させているのです。歯科検診のため、名残惜しそうに部屋に帰っていたくま組みさんの後は他のクラスの子ども達が入れ代わり立ち代わり遊んでいきました。作っている子ども達が違っても、その砂場にかかわって遊んでいる子ども達の中には1つのイメージが出来上がっているようでした。さて、年少児にとっては初めての歯科検診。子どもたちもドキドキしながら会議室へあがっていきました。ホールで待機している間に、副園長が名前を言うこと、挨拶をすること、御礼を言うこと、口をあけることなど、とても楽しく子ども達に伝えてくれ、子ども達も集中して話を聞きながら、一緒に口をあけたり、歯をカチカチして、噛み合わせを確認したりしました。 子ども達の反応もとてもよく、会議室へ移動してからもどの子も大きな声で名前を言うことができ、口も大きくあけて受診することができていました。又、友達の後ろにしっかりと並んで前の友達の姿を見ながら子ども達1人ひとりが意識を持って待機している姿にも感心しました。終わると検診してくださった先生に「ありがとうございました」とお礼を言うことができており、今まで小さな声でしか言えなかった子がとても大きな声で自信を持って言うことができていました。1つひとつの経験を通して子ども達は自信を持って生活していくことができるようになってきていることを感じました。ちょっぴり緊張した時間が終わり年長児は戸外のテントの下でお弁当を食べました。クラス関係なく子ども達は会話を弾ませながらゆっくりとお弁当を食べて、楽しいひとときを過ごしました。
2010年4月13日 火曜日
登園してきた子どもたちは雨上がりの園庭で思い思いの遊びをしていました。昨日は雨で、戸外で遊べなかった子どもたちでしたが今日は登園するとすぐに戸外で遊んでいました。砂場と泥場には、新しい砂と土が入って大きな山ができていました。その山を見た途端にぱんだ組のMちゃん、D君は「なんでこんなことになってるんだぁー!!」と言って山に登り始めました。ふんわりした泥山を踏んだ後に足跡がつくことを楽しんだり、ひまわり組のJ君は砂山を触って砂がさらさらと落ちていくのを楽しんだりする姿がみられました。また、ぞう組のH君とR君は朝1番にすべり台の下に行き、たくさんの桜の花びらが落ちていることに気付いて、拾って鍋の中に入れたりスコップでそっとすくってみたりしていました。また、H君は「桜の花びらのお布団だね!!」と言って砂場の山の上に落ちている桜やビックボスにかかっている桜を見渡していました。ビックボスでは、鍋を下に置いてかかっている花びらをスコップで優しくかき集めて、落ちてくる花びらを集めたり、落ちた花びらを拾って、友達と上に投げて頭の上からヒラヒラと落ちてくる様子を楽しんだりする年少児もいて、桜の花びら1つでも子どもたちの遊びは広がっていくんだなと感じました。周りの環境の変化にも目を向けて、色々なことに気付き子どもたちにも知らせていけるようにしたいなと思いました。 泣いて登園してきた年少児も楽しそうにうさぎにえさをやったり、野菜を切ったりしている年中児を見てやってみるなど、1人ひとりの子どもたちが、その子なりに園生活に馴染んでいく姿がみられます。そして踊りの曲がかかると、自然に集まってきて踊るようになり、いつの間にか踊りの列ができていました。遊びの中で分からないこと、困ったことがあると年中、年長児が自然に声をかけ、さりげなく助けていたり靴が分からない子がいると一緒に探してあげたり、自転車に乗っている子の後ろをそっと手をそえて押してあげたりする姿がたくさんみられました。年中児も年長児も進級したことを喜び、自覚をもって生活する姿がみられています。私たち教師も新たな気持ちで毎日子どもたちを迎え、気を引き締めていかなければならないなと感じました。
2010年3月10日 水曜日
3月の春便りが届き始めたのに、暴風警報が発令されるなど、冬が逆戻りしたような悪天候で、ゴーゴーと春の嵐が大暴れをした1日でした。その中で、子どもたちは、冷たい雨風にぬれているチューリップの花を気遣っていました。さらに、降園頃には、みぞれ混じりの雪がちらつき、「また冬が来たね。」とつぶやく子もいました。園の裏通りに面した軒の内側に立って色づき始めている桜のつぼみも、開いたチューリップも、首をすくめて氷りついているかのように見えました。
今日は、東京の帝京大学小学校の校長先生、副校長先生、他2名の関係者の先生が来園され、子どもたちの遊びを視察されました。
外に出ることはできませんでしたが、いつも元気なひまわり組と、さくら組の合同保育の部屋で、入られた途端、子どもたちが親しみを込めて「おはようございます。」と寄っていく姿に、先生方の表情も思わず笑顔になっていきました。
この三葉の保育理念を理解された先生方は、たくさんのヒントを得たと感動して、東京に戻られました。私たち教師も、日々の保育の在り方を見直す場を与えられ、心地よい緊張感が持てたことを感動すると共に、三葉っ子の今の姿を見て頂くことができ、とても嬉しかったです。私たちは、『生きる力を育てる』三葉の保育をしっかり理解し、子どもたちがのびのび、生き生き、そしてポカポカの気持ちで育っていってくれ、みんなが幸せでいられるよう願ってやみません。
こあら保育も、今年度最後でした。園生活にも慣れ、落ち着いて生活を送れるようになってきた子どもたちを、4月からも大切にお預かりしていきたいと思います。
また、歩風里訪問の今年度のトリはうさぎ組でした。少し緊張気味だったうさぎ組の子どもたちは、歩風里の方々のあたたかい笑顔と優しい雰囲気に包まれて、どんどん笑顔になっていきました。今日のメインは、表現活動と、エコしょの踊りです。先日、南海放送アナウンサーの戒田節子さんに教えてもらった『あめんぼあかいなあいうえお』という表現言葉を、笑いながら、怒りながら、泣きながら言っていきます。口を開けて大きな声で言うことはもちろん、表現豊かになりきって表現していくこの遊びは、歩風里の方たちもすぐに覚えて下さって、子どもたちとどちらが上手か競争になっていきました。エコしょの踊りもみんなご存知で、会場全体が、「地球にエコしょ、ええことしょ。」と大合唱で、元気よく踊る姿が見られました。4月からは、年長組として訪問することを約束して帰ってきました。寒い1日でしたが、うさぎ組さんの満足感いっぱいで心はポッカポカになっていました。ありがとうございました。
2010年3月2日 火曜日
おもちつきを明日に控え、昨日のお米洗いに続いて今日は朝一番にお芋を蒸して芋餅の準備をしました。 まず登園してきた赤コースの子ども達が中心になってお芋を洗い、洗った傍から教師たちがお芋を切って塩水につけていきました。 今年は調理室でぜんざいをつくることになったので園庭にかまどを出してお芋を蒸かすことにしたのです。 昨日のお米洗いやヨモギの新芽をとる作業もそうですが、子ども達の手でおもちつきの準備をすることで、お餅が出来るまでの過程やご飯のお米とお餅のお米の違いやお餅ができるまでに色々な作業があること、たくさんの人がかかわってお餅ができることなど、色々なことを学びます。年中のRくんはお芋をセイロに入れる手伝いをずっと続けていて「先生これくらい入れてもいい?」と聞いては確かめて「次のも俺が入れてあげるけんね。」と言って付きっきりでお芋を並べてくれていました。 かまどの上に乗せたセイロから湯気が上がりだすと自然に集まってきた子ども達が「もうそろそろ出来たんじゃない?お芋食べれるのかな?」とちょっと期待しながら見ていました。 そして蒸しあがるとはじめに年長のくま組とくじら組の子ども達で丁寧にお芋の皮をむいて、冷ましながら「明日このお芋を使ってどんなおもちが出来るかなぁ」と楽しみにしていました。 お餅用のお芋を先にとって、残ったお芋はみんなで食べることになりました。
このお芋は、秋に子どもたちが掘ったお芋です。皮をむくと、黄色くてまるで栗のようなほかほかお芋が表れて子どもたちは大喜びでほおばっていました。
又、ひまわり組では保育室が明日おもちを丸める作業をする場所になるので広く使えるようにしようと子ども達に話して、皆で力を合わせて部屋を片づけました。 ままごと道具やおもちゃの整理整頓や棚の移動など安全面に気をつけながら次々と片づけていってみるみるうちにに広々としたお部屋になりました。
途中でうさぎ組の子ども達が10人くらい手伝いに来てくれて荷物を運んでくれました。実はお弁当の時間からはうさぎ組さんと合同保育をして明日のお餅つきの話をしたり年長さんを送るさよなら会の内容を考えたりする計画なのです。ひまわり組の子ども達は1か月後には進級して年中フロアーで生活するのでまるでピクニック気分でどきどきわくわくしながら移動しました。 うさぎ組さんに着いてちょっと驚いたのはひまわり組のためにうさぎ組さんは自分達のロッカーを空けて待ってくれていたのです。自分達はもうすぐ年長だからどこに自分の荷物があるかすぐ分かるからと譲ってくれたのです。おかげでお弁当を出したり片づけたりする時も迷わないで自分達で出来たひまわり組の子どもたちは「うさぎ組さんありがとう、そしてこれからもよろしくね」と皆でお礼を言いました。
温かい気持ちに包まれながらひなまつりやはるがきたの歌を歌ったり、明日のおもちつきやおもちの丸め方の話をしたりしながら楽しいひと時を過ごすことができました。
2010年2月22日 月曜日
今朝、戸外で遊んでいたひまわり組のYちゃんが、苺に実がついているのを見つけました。今日の最高気温は15度。暖かくて「春が来た!」と思えるほどの天気で、戸外ではみつばっ子らしい活気のある元気な姿が色々な所で見られ、その気候にマッチした活気ある姿に、「子どもって自然そのものなんだな。」と感じさせられました。南海放送のテレビ撮影に来られたカメラマンも、みつばっ子の動きを撮影するのに汗ダクダクの様子でした。
今日から始まった自由参観日には、たくさんの保護者が来園され、子ども達の遊びの様子を見たり、お店屋さんごっこに加わって買い物を楽しんだりしていました。今日は年長組の子ども達は、卒園写真撮影があったので年中組と年少組の2学年のお店屋さんごっこでしたが、年中組さん達が一生懸命に年少組さんを巻き込んで商品を売ったり、優しくエスコートしたりする姿が見られ、いよいよ年長になる自覚が出てきたなという場面もありました。ひまわり組も自分達が作っているたこ焼き屋さんを一時閉店して2階フロアーへ行くと、それぞれのクラスの前に出してある看板や売り子達に目を奪われ、立ち止まって「これは何ですか?」「いくらですか?」と聞いて買っていました。お金がなくなると、空いているテーブルをみつけ、その端でお金を作って、また買い物に行く姿が見られました。友達と手をつないで小さな声で恐る恐る、「これください。」と言っていたMちゃんとSちゃんも何個か買っていくうちに一人で、「このジュースください。」と言えるようになっていました。買い物をした経験は、バザーなどでありましたが、子ども同士でするお店屋さんごっこは、知恵を精一杯使った社会生活の再現です。お家の方とお買い物に行った経験も、ここではしっかりと生きています。そのような子どもの姿やアイデアなどじっくり見ていると思わず、大人も参加したくなります。参加して会話を楽しむ中で子ども達の成長を見ることができます。26日までの間、いろんな場面で色々な発想を出し合い、年長児中心に繰り広げられる素敵な遊びを、私達教師も楽しんでいきたいと思います。
ところで、年長組の卒園写真は、とても凛々しく、そこには三葉幼稚園で一番立派になった子ども達の姿がありました。卒園するのは寂しいけれど、残りの日々を充実した生活ができるように全教職員で配慮していきたいと思います。
先週末に「おひなさま」を出しました。今日は、その前に座って「あかりをつけましょ♪♪・・・。」と歌っている姿が見られました。
2010年1月25日 月曜日
先週末、副園長から魔法をかけられたクラスがあることを聞いた教師と子ども達は、今日は自分達が見てもらおうと登園後すぐに準備をして3階ホールに向かいました。年長の青コースの鍵盤ハーモニカは、なかなか息が合わず、音がずれたり速度が速くなったりして大丈夫だろうか?と思った矢先、副園長が足でリズムをとるようにしようと言って下さって、鍵盤ハーモニカを床に置き、全員が拍数を数えながらリズムを合わせていきました。そして、次に音階を言う練習に移り、みんなでド・ミ・ファ・ソーと大合唱!気持ちが高まったところで、再度鍵盤を使っての練習です。そして、もう一つ息継ぎの仕方とポイント教えて下さいました。みるみるうちに音がしっかり出始め、最初に比べると随分上手になってきましたが、まだまだ!!ピアノの音をよく聞いて合わせていくことが目標です。
年中のオペレッタ「にゃんきちいっかのだいぼうけん」は場面に変化がある楽しい内容のものですが、子ども達の動きが重なって、ごちゃごちゃに見えてしまっていたところ、またまた副園長の魔法がかかりました。戦うシーンのお互いのやりとりをその勝負に合わせて表現する方法を知らせてくれると、まぁー子ども達が瞬時に理解して戦い始めました。やっつけた方は喜び合うし、やっつけられた方は悔しがり、やられている方のにゃんきちの子ども達は応援をして場面を盛り上げていきます。このように1つ1つのシーンで構成を工夫していくことを学び、魔法をかけてもらった子ども達は迫力が増して、みんなの心が1つになり始めています。しかし、まだまだ課題は多く残っています。
ひまわり組とさくら組のオペレッタは、自分達の役をよく理解して、その動物になりきった表現をすることができるようになりました。その中でも、教師が考えている動物の表現方法は、実際子ども達がやってみると動きが小さかったのですが、副園長が教えてくれた動きは、子ども達が納得して楽しく表現するようになりました。どんどん気分は発表会に向けて高まってきています。本日持ち帰った案内状やみどころにも、今までの様子が記されていますので、ご覧になって下さい。
年少・年中・年長とそれぞれに生活発表会には、目標があります。その目標を達成する中には、子ども達が大きく成長する過程があります。その過程を大切にしながら、明日もそして明後日も意欲的に取り組んでいきたいと思います。
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