2011年6月21日 火曜日
今日の朝の話題は自由参観日の話題で持ちきりでした。Aちゃんは「今日はお母さんが来てくれるんよ。」「おじいちゃんも!!」と嬉しそうに話してくれました。その中でも私が嬉しいなと思ったのはスーツ姿で仕事バックを持ったお父さんが多くいたことです。営業の途中によってくれたお父さんや昼食の時間を使って来てくれたお父さんもいました。参観できた時間は少しでしたが来てくださっていた子どもは大喜び!「お父さんが来てくれとったんよ!」と自慢気に話していました。
ひまわり組では、今日作品展の鑑賞をした後、会議室で体を動かして遊びました。作品展ではホールに入った瞬間k君が一つの作品に一直線に向かいました。それは年長さんの作った大きな恐竜でした。自分より大きな恐竜を見上げ「恐竜がいるよ!」とクラスのみんなに興奮気味に報告していました。そして、ホールを一周回る間に何度も何度も子ども達の歓声があがっていました。参観に来られた保護者も自分の子どもの作品以外のものにも目を向けて作品一つ一つに込められた子どもの思いを楽しんでくださっていました。
(ひよこ組 お兄ちゃんと私)
(年少 バス ) (年中 ようちえん) (年長 らいおん)
その後、会議室に移動して体を使った遊びをしました。新しく購入してもらったキャタピラではすぐに上手にできる子もいれば、初めはゆっくりしかいけなかった子がだんだんと上手にできるようになるなど色々な姿が見られました。子ども達は「ダンゴムシ見たい!」と気分はダンゴムシ!今日は少しのスペースでしかできなかったのですが「もっとしたい!」という声に「今度はホールを使っていっぱいしようね」と約束をして終わりました。
また、今日は味生小学校の2年生が町探検で幼稚園に来てくれました。卒園児のHちゃんは「古森先生に絶対質問して帰らないと来れなかった友達に報告が出来ない!」と古森先生を探して質問する姿がありました。他の子も古森先生の答えに真剣にメモをとっていました。卒園してから2年!同窓会でも感じたことでしたが卒園生が頼もしく、頑張っている姿を見せてくれてとても嬉しく思いました。自由参観日もあと3日、毎日活気のある子ども達の様子を見てもらえるように計画を考えているので都合のいい時間にのぞきに来て見てください。三階ホールに4月から6月までに子ども達が遊びの中で作った作品を展示しております。楽しい作品ばっかりです。お見逃しのないよう、お待ちしております。
2011年5月31日 火曜日
「バス待ってる間にカエル見つけたよ!」とバスに乗ってきた子どもと早速梅雨の季節を感じさせられる話をしながら幼稚園に着きました。登園すると年少児も自分のしたい遊びにすぐかかわって遊ぶ姿が見られています。
(新しい踊りを踊りました) (作品作り中!) (ヨーヨー作り!)
その遊びのなかで保育後の教師の会議の話題になった遊びがありました。それが色水のコーナーのことでした。春から出してあるコーナーで、年少児は特に興味を持ち、泣いていた子も色水遊びに誘うと泣き止みいつの間にか笑顔になる遊びです。しかし最近は遊びが散漫になり、作って袋に入れるもののその後あちこちに捨てられているのです。
それに気付いた副園長から「先生達はどういったねらいをもって色水のコーナーを出しているのか?今日の色水のコーナーでは子ども達は何も得ているのか。ビニールを捨ててしまうことは環境破壊にもつながってしまう。何を教えようとしているのか。」と指摘を受けました。
それから教師達は一人一人が思いを言っていきました。持って帰りたいと言う幼児にビニールを渡したものの何も指導しないで持たせてしまっていた。ビニールではなく廃材で適した物が無かったのだろうか、出した当初はカップを置いて名前も書ける様にしていたのにいつの間にかそれさえしなくなってしまっていた。ビニールに入れるのではなく子どもがカップを選んで入れるのにはどの様な意味があるのか。また、作った色水を持って帰らせるのがいいのか園で最後まで見るのが良いのかと意見が沢山出されました。いつも副園長から教師の思いで子どもの様子が変わってくる。環境次第で遊びが変わると言われているのですが今回もその通りで、花の集め方、飾り方、名前を書ける準備、声のかけ方で遊びが変わっていました。
そしてこれからの色水のコーナーをどうするかということを話していると副園長から「色水のコーナーは本来いつのものなのだろうか?」という投げ掛けがありました。
今テレビでも春の終わりと夏の始めと言われている様に今は花の種類も少なく、今日作った色水も綺麗な色が出ていなかったのです。そして、綺麗ではない色水を子ども達は置きっぱなしにしてしまっていたのです。その事に気づけていなかった教師達は副園長の話を聞いて納得、そして反省。遊びは繋がっていて次の遊びへの移行も出来ていませんでした。
そしてそれは色水だけではなく他の遊びでも同じで教師が子どもの遊ぶ様子を観察しながら何を伝えたいのか、気づかせたいのかをもっと考えてこれからの遊びの環境を作っていかなければならないということを強く感じさせられました。そして改めて一日の保育を振り返り話し合うことの大切さを実感しました。一日一日変化していく自然や子ども達に遅れを取らないようこれからも教師全員で遊びを考えていきたいと思います。
そして、三葉幼稚園の保育は教師だけでは出来ません。持って帰った色水をお家でどうするのかで子どもの学びも変わってきます。何も言わずに処分してしまうのではなく少し玄関に飾ってみたり、茶色くなってしまった物を「栄養として土に返そうね。」と一言声をかけてもらったりするだけで大きく変わってきます。またお家でも子どもと一緒に持ち帰った物をどうするのか考えていただけるとすごく嬉しいです。今の子ども達が大人になった時に命を重く受け止められるように今を大切にしていきたいと思います。他の場面ではいきいきと過ごしていることを考えるとしっかり心のこもった保育をしていかなくてはならないと強く思いました。
(年少もひよこ組も上手に歯磨きできるようになりました。)
2011年1月21日 金曜日
園庭ではお正月の遊びがまだ続いていて、特に羽根つきは入れ代わり立ち代わりゲーム感覚で楽しんでいます。なかには、まるでバトミントンのように何度も打ち返しながら続くコンビが見られます。しかし、教師達は近づいている発表会が気になって、気になってソワソワ。11時近くなると、お片付けを素早く済ませるとホールや会議室の広いお部屋を先にとろうと教師が今度はパワーアップ。それにつられて子ども達も素早く動いて練習に入ります。気が付くと、園庭は年少児だけになりました。広々とした園庭で年少児達は、この時ばかりとサッカーをしたり、縄跳びをしたり、凧あげをしたり、園庭でおもいっきり遊ぶ姿がみられました。
砂場では、ひよこ組の子ども達が集まり大きな砂山を作り始めました。ひまわり組の子どもたちは、みんなでサッカーを始めました。大きい組さんがいないので自分達のサッカーはボールがあっちへコロコロこっちへコロコロ、なかなか大変ですが十分それに満足していました。いつもは男の子でいっぱいの桜の木では、すみれ組の女の子たちが集まってきてよじり登り始めました。埋めてあるタイヤを踏み台にして木へ移ろうとするのですがなかなかできず、何度かやっていくうちに上手に移れるようになっていました。つりかんを長い間やっていた子たちはお部屋に戻ってくると手を洗いながら「今日はたくさんつりかんしたけん、手が痛くなったんよ」と話していました。戸外でたくさん遊んだ後には楽しみにしていた手作り給食です。朝から園内中に良いにおいが漂って、まだかまだかと待ちわびていた子どもたちは、昼食準備もいつもより早く、お皿を持ってきてテーブルに置くと全員が揃うまでしっかり待つことができていました。今日のひじきご飯に入っている野菜は何種類あるのかな、黒いものは何だろう、どうして同じ豆なのにご飯の中の豆と枝豆は色が違うんだろうなど色々なことを考えながら食べるのも三葉っ子達の楽しみの一つです。カリッと揚がった鶏肉も一口でパクリと食べ、あっという間にお皿はピカピカになりました。
お代わりをするときには「ひとつずつ全部のおかずを入れて」と長い行列ができていました。なかなかおかずが食べられなかったJ君も今日は全てのおかずに手をつけることができて笑顔で完食しました。その上残っている友達のおかずもぺロリ!!知らない間にJ君も成長しているんだなと感じました。たくさん遊んでたくさん食べて、今日もおもいっきり楽しく過ごすことができました。来週も色々な活動に取り組めるように、計画していきたいと思います。
★今日のメニュー★
・ひじきご飯・鶏肉のソテー・にんじんの天ぷら・大根とちりめんの煮物・枝豆・レタス・味噌汁
2010年12月9日 木曜日
園庭にとても冷たい風が吹きつけ、いよいよ冬の到来です。登園してくる子どもたちは「さむいー」と口々に言いながら部屋に入ってきました。子ども達のその声に、急いで灯油を入れヒーターをつけました。近づかないように伝え、赤いテープでバツを貼ると全員の子がその線から入らないように注意しながら遊んでいました。このように約束も守れるようになってきた子ども達です。そんな寒空の下、三葉っ子は今日も元気に走り回っていました。”子どもは風の子”まさにそれが今日の園庭にはピッタリの言葉です。寒さに負けず、どうやったら身体が温まるかな?と様々な遊びを始めた子どもたち。サッカーや縄跳びが大人気でした!!
1人前にユニフォームを着て、ボールを追いかけまわる年少児。長縄の所に列になって並び、順番待ちをしながら跳ぶ年中、年長児。そんななか、寒さを紛らわすために踊ろうと新しい曲を出してきて踊ってみることにしました。その曲に吸い寄せられるように集まってきた年少児を中心に教師も様々な振り付けを考えながら踊りました。ノリの良い曲に大はしゃぎで踊る中、少し振りを変えると子どもたちもその動きに合わせて真似っこをしながら楽しみました。
園庭のそこそこで寒さに負けず太陽パワーを浴びながら成長している子ども達に負けないように、教師たちも元気いっぱいで生活していきたいなと思う1日となりました。
園庭で遊んでいると小さなサンタさんが2階からたくさん現れました。よく見ると、歩風里、ケアフル竹原を訪問するくじら組とぞう組の子ども達です。自分達で作ったかわいらしいトンガリ帽子に赤いサンタさんの服を身にまとった年長児を見て、年中、年少児もワクワクしながら「いってらっしゃーい」と元気に見送りました。
くじら組では、作品展でしたお店屋さんの紹介をしました。「いらっしゃいませー」という声におばあちゃん達は大笑い。小学校の紹介では、1人1人が小学校へ行ったら頑張りたいことを言うと「頑張れよー」と大きな拍手をもらいました。その後の質問タイムでは歳を聞いたり、名前を聞いたりととても楽しい時間を過ごすことができました。
ぞう組では、幼稚園でしている遊びや体験を紹介しました。包丁ままごとの紹介をした時には、本物の包丁を使って料理をしていることにとても驚いていておじいちゃんおばあちゃんはとても褒めてくれました。とてもかわいい子どもたちを見て握手をして帰る際には、手をギュっと握って「小学校に行っても頑張ってね」と言ってくれるおばあちゃんもいました。帰りには「お元気で」という言葉を伝えたいというK君の声にみんなが賛成し、ケアフルの方々に「お元気で」と言って帰りました。バスの窓からは「よいお年をー!」と手を振りながらケアフルを後にしました。
今日で年長児のお年寄りとの交流が終わりました。来年からは年中児が訪問することになります。よろしくお願いします。今までありがとうございました。
2010年11月16日 火曜日
「おはよー!!」と登園してきた子ども達は、真っ先にテラス前に置いてあるチューリップのプランターへ駆け寄って行きました。年少児は昨日植えたチューリップの球根が気になって仕方ない様子で、所持品の始末をすると一目散に砂場へかけていきました。そして砂場にある容器に水を入れて持ってきて水をあげ始めました。手を伸ばしてやっと届くところにあるプランターにも、足を踏ん張ってそぉっとそぉっと水をあげていました。土が湿って色が変わったのを見て、友達同士で「もういいんじゃない?」「寒くなってしまうよ」という会話が聞こえてきました。
昨日植える時に聞いた説明でお布団をかけてあったかくするという話を覚えていたのでしょう。水やりを終えてしばらくすると、太陽が顔を出しポカポカと暖かくなりました。ふと空を見上げると、そこには雲ひとつない青空に真っ白な一筋の飛行機雲が現れました。とても素晴らしい光景に教師はすぐに放送で全園児に知らせました。放送を聞いた子ども達は部屋で遊んでいた子も、作品を作っていた子も、テント下で絵を描いたり、木工をしたりしていた子も、砂場や包丁ままごとで遊んでいた子も全員が戸外やテラスに出てきて空を見上げました。そうこうしているうちに、スーっと伸びていた飛行機雲はふわふわと広がり、ぼやけて消えかかったと思うと、またまた飛行機が頭の上を飛んでいきました。飛行機の飛んだ跡はまたまた飛行機雲がちょうど園舎の真上にかかるようにできました。
そうやって空を見上げていると、幼稚園の上を、飛行機が次々と飛び、通り過ぎて行きました。その様子を見ていたプレ年少組のAちゃんが「お空に絵を描いてる・・・」とつぶやきました。又、たんぽぽ組のRくんは「お空にいっぱい足跡が」と叫びました。なんと素敵な表現でしょう。その言葉に感動した教師たちでした。 戸外の片付けも終わりに近づいた頃、ぞう組のHくん、Rくんが自分でなった縄を手に、副園長のところに駆け寄ってきました。「ぞうりの作り方教えて」と言うと、その場で副園長は実演して見せてくれました。作っている副園長の手元を真剣に見ながらRくんはわらが無くなるとすぐに手に持っていたわらを差し出し、わらが無くならないように次から次へと持ってきて横に置いていきました。ぞうりが出来上がると、じっと見ていたHくんが「なったわらはどのぐらいの長さいるの?」と聞き、できたぞうりにわらを巻いていき「これなら4巻きぐらいかな」という副園長の声にうなづきました。そして今日は時間がないのでまた明日やろうと期待を持って帰っていきました。
昨日誕生日を迎えたくまぐみのRくんは毎日毎日木工に取り組むうちに大好きになり、将来の夢は大工さんになりたいと言っていました。それを聞いた副園長は、今ひよこ組のお部屋を工事している大工さんに頼んで仕事をしている様子を見せてくれました。未来の小さな大工さんは興味津々で見つめていました。
「さしがね」という大工道具の名前やそれの縦と横の長さが違うのは何故かという疑問を直接聞くことができ、またさらに大工さんへの憧れが大きくなったようです。 運動会の翌々日撮った写真が失敗したために今日、鼓笛隊の衣装を着て写真を撮った年長さんは、「鼓笛隊見せてくれるんじゃないの?」という副園長の声に「やるー!!」と応えて着替えていた子どもたちも急いで降りてきてスタンバイしました。音楽が聞こえてくると、年中、年少児は食べていたお弁当も置いたままテラスへ出てきて手拍子を始めました。久しぶりに鼓笛隊をした子どもたちの顔はとてもニコニコで自信に満ち溢れていました。歌を歌いながら踊るポンポンの子、しっかりと曲を聞きリズムを合わせる太鼓の子どもたち、運動会よりももっともっと素敵な子どもたちの姿を見ることができ、教師たちも含め園内全体がひとつになりました。
感動して思わず泣き出してしまう教師を見た子どもたちも又、感動した様子で保護者の方にも見てほしいと胸を弾ませていました。作品展の準備が進む中、日々の保育の中で一人ひとりの子どもたちの興味を知り、どの部分を引き出してあげるかが教師の役目となり、子どもたちの成長につながっていくんだなと、改めて感じる1日でした。
2010年9月21日 火曜日
3連休明けの今日は、またまた夏が逆戻り、暑い1日になりました。それでも木陰にいた子どもたちは、風が吹いてくると「涼しいね」「風が吹いたけんよ」と口々に言っていました。そんな中でふとドームの中をのぞいてみると、ひまわり組のR君とH君が砂場から道具を持ち込み「涼しいよー!!」と言って遊んでいました。それを見た他の子どもたちも、次々にドームの中に入って行き、「わぁ」と声を上げました。
また、年長さんが野球拳を踊っている傍らでたんぽぽ組のRちゃんとYちゃんは黄色の小さなすべり台の下の穴にプリンカップを持ち込みケーキ作りを楽しんでいました。「トントントン」とノックをして中をのぞいてみると穴からRちゃんが少しだけ顔を出して様子を伺いました。そして園庭を歩いていると「せんせー!!見て見て」という声が聞こえます。声がしていたのはうんていです。年少児がかたまって得意そうにうんていに登ったり、つりかんにぶらさがったりしていました。ちょうど真下にあるタイヤを踏み台にしてなんとか届く高さになったところを、上手につりかんをつかんでいます。
砂場の横にある丸太にすいすい登って行く子、その横の紐に上手にぶら下がる子、ビックボスに一生懸命登っているひよこ組さん。しがみつくようによじ登り、半分位まで登ると下に下りてきて満足そうに笑いました。いつの間にか自分の場所を見つけて遊ぶようになった年少児たちに運動会や作品展が楽しみです。
涼しい木陰ができた砂場では、たんぽぽ組の男の子たちが何やらせっせと作業をしていました。「もっとおおきくしよう」「水がいるよー!」という声がとびかう中、水をくみに出かけたR君。こぼれないようにそーっとそーっと運んできました。出来上がった山の上に水をかけると、ちょろちょろっと少しだけ流れました。その横で別の友達はたくさんの水をどばーっと流していました。それを見て、R君はとても不思議そうな顔で眺めていました。何回か水をくんで流しているうちに自分の器は浅いことに気付いて、近くにあったフライパンを持ってきました。しかしR君はちょっと違うかな?とあたりを見回しました。すると黄色いバケツが目に入り「これならいい」とつぶやいて水をくみにいきました。バケツいっぱいの水をこぼさないように運ぶとどばーっとバケツを逆さにするとたくさんの水が流れて満足そうにうなずきました。
遊びの中で友達の真似をしたり、ヒントをもらったりしながら自分なりに知恵を働かせて目的を達成した時の満足感は何とも言えない喜びです。真剣な表情からニコニコの笑顔まで、今日も子どもたちのさまざまな表情を見ることができました。さて、今日は子どもたちの大好きな手作り給食でした。焼きそばにフルーツが3種類(りんご、ぶどう、バナナ)おまけにお彼岸のおはぎが添えられています。いつものように子どもたちは何度もおかわりに行きました。小さなひよこ組さんもこのときばかりは上機嫌で自分でおかわりをしに行く姿が見られました。何度もおかわりをした後、何だかポックリとふくらんだお腹がまたとてもかわいいのです。子どもたちの好きなソース味の味付けで大満足の給食でした。
2010年8月26日 木曜日
「おはよー!!」という元気な挨拶で今日も1日が始まりました。とっても暑い夏休みも終わりに近づき、こんがり小麦色になった子どもたちは、久しぶりの友達との再会にとても喜んでいました。バスを降りると、目の前ではくじらの噴水が暑さを和らげてくれていました。それを見た子どもたちは、すぐに駆け寄って行き、くじらのプールにたまった水を近くにあったバケツや洗面器を使ってまき始めました。 副園長にやり方を教えてもらったR君は、早速バケツを持って水をくむと、張り切って力いっぱい振り回しました。バケツを持ったままぐるっと1回転したR君は、バケツの中を見てとても不思議そう・・・。水は1滴もこぼれずバケツの中にはまいたはずの水が入ったままなのです。勢いよく回ったので遠心力でバケツの中の水はこぼれなかったのでした。R君は不思議でたまらず、もう1度やってみました。でも、また水は残ったまま。何度も何度もやってみましたが同じです。それを教師たちが楽しそうに見守っていると、見かねた副園長が、バケツの底に手を添えて水を飛ばすようやって見せました。それを見て同じようにしてみると水は見事に飛び散りました。できた瞬間にR君の顔はニコニコになりました。その横では1人木に登っているT君の姿がありました。T君は今朝は泣いて登園し、なかなか動こうとしなかったのですがいつの間にか機嫌が直っていたのです。そして副園長と何かひそひそ話をしています。近づいてみると、夏休みに遊びに行った思い出話しをしていました。T君は夏休み中いつも一緒だったお兄ちゃんと離れて少し寂しくなっていたのでした。1人でビッグボスに寄りかかってすねているT君に副園長が、夏休みはどうしていたのか何もないように話しかけると山へ家族で行ったことを話しました。そこで副園長は幼稚園の桜の木に登れるかと問いかけたのでした。 幼稚園の木に登ったT君は得意そう。そしてくま組のみんなが大きな山を作っているのを見てみんなの中に加わりました。その後、ホールでみんなが集まりましたが、どのクラスも整然と並んでいました。いつもとは違う音楽で並び始めると、両手をピンと伸ばしてホール全体がとても楽しいムードになりました。副園長の話が始まると、今度は子どもたち全員が集中して真剣に話を聞くことができていました。お集まりの後ホールでは年少赤コースの2クラスが運動会の踊りと競技の話を聞き教師たちがまずやってみることになりました。教師たちが踊りを踊り始めると子どもたちはニコニコと面白そうに見ていました。だんごむしになった教師たちがつながっていく場面では「変なのー!!」と声を上げて大笑いする姿も見られました。「一緒に踊ってみよう!」と誘うと照れくさそうに少しだけ手足を動かしていた子どもたちは、だんごむしがつながっていく所にくると自然とつながり、みんなが笑顔で歩き始め最後にはどんぐりに変身して楽しそうにからだを動かしていました。 又、タイヤ引きでは初めて引く重たいタイヤにてこずってなかなか進めなかった子もいましたが友達と「がんばれー!!」と応援しあいながら頑張っていました。久々の登園にどんな姿を見せてくれるかなと思っていましたが、ひとまわり成長した子どもたちの姿には目を見張るものがありました。30日にまた会えるが楽しみです。
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