2019年1月10日 木曜日
今日から3学期が始まりました。子供達は久しぶりに先生や友達と会えるのを楽しみにして登園して来ました。門で迎える先生達に「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」と新年の挨拶をきちんとできる子もいて驚きました。
戸外には、昔ながらのお正月の遊びを楽しんでもらおうと、教師達が冬休み中に準備をしておいた凧づくり、こま回し、羽根つきコーナーを作りました。
凧づくりでは、何年も前に園長が考案した簡単に作れてよく飛ぶ凧を作って、出来た子は園庭を思いっきり走って飛ばしていました。羽根つきは、なかなか打ち合うことが難しいようでしたが、上手く打てるように何回も羽根を打ったり、一人で何回突けるか挑戦したりして楽しんでいました。こま回しでも、たくさんの子供達が集まっていました。今ではベイブレードという簡単に回せるこまのおもちゃが流行っていますが、幼稚園のひもこまは、ひもが上手く巻けるようにならないと回すことができません。こまを上手く回している年長児の様子をよく見ながら年中、年少児も集中してひもを巻いていました。ひもが巻けてもなかなか上手く回らないすみれ組のTくんは、投げ方を変えれば回るのではないかと考えて、色々な投げ方を試していました。
遊びの中で子供達が、「どうしたらいいのかな。」「こうやってみよう!」と試したり考えたりしている姿を見守り、今年も子供達とたくさん遊んでいきたいと思いました。
始園式では、昔は年明けの1月1日に1年の始まりとして祝うと共に、誕生日ではなくて前の年号から1年の初めに1歳年をとっていたことで、2つのおめでとうがあったお話と、4月には進級、入学することを園長に話してもらいました。子供達はその話を集中して聞くことができていて、今日から年長児は小学生に、年中、年少、たんぽぽ組さんは大きい組さんの心の準備ができたようでした。年長児には劇の話もしてもらい、自分達で考えたり協力し合ったりして、劇をやっていこうと期待を膨らませていました。又、「インフルエンザに負けない体を作るためにはどうすればいいかな?」という園長の質問に対して、きりん組のSくんとAちゃんが舞台に上がって、「好き嫌いをしないでなんでも食べる!」「しっかりと寝ること!」と答え、冬の健康な体づくりについても考えることができた子供達でした。
(本日の健康情報)
水疱瘡 2名 インフルエンザの幼児はいませんが、小学校では流行の兆しもみえます。十分ご注意ください。
2018年12月12日 水曜日
今日は、未就園児(こあら組)・保育園児のお楽しみ会がありました。お家の方に手を引かれて登園して来たこあら組さんは、かわいらしく飾り付けられたホールを見て、「わぁ~すごーい!」と歓声を上げていました。この飾り付けは、年長児達がこの日の為に先日から準備したものです。そこにはサンタクロースや雪だるまの他にも「こあらさんが喜んでくれるかな?」とアンパンマンやメロンパンナちゃん、ドキンちゃんなども描いていました。その飾りを触りながら見ていたAちゃんは、年長児の了解を得て、大切に持って帰っていました。
いよいよお楽しみ会が始まりました。最初は、先生達の「すてきな帽子屋さん」という劇です。先生達の熱演で会場では温かい笑い声に包まれていました。次に出場するために通路で待機していた年長児は、「ドキドキする」「恥ずかしいな」などの色々な思いを持ちながら、出番を待っていました。きりん組・くま組はアンパンマンの手遊びをし、らいおん組・ぞう組は“沖縄の心と太陽の踊り”と“赤鼻のトナカイ”の手話を披露しました。みんなが大きな声で歌い堂々と踊ることができていました。こあら組の子ども達はもちろんのこと、保護者の方も又、便乗して参加したひよこ組さんもステージに釘付けで、1つ演目が終わる度に温かい拍手が起こっていました。
いよいよ会食です。そこからは年中児にバトンタッチ!!会議室を華やかに飾ってくれ、会食で使う椅子やテーブルも一緒に運んでくれました。エプロンと三角巾をつけて、小さなウェイターさんに変身して、「どうぞ」と言いながら、お料理を優しく手渡していました。その様子を見ていたこあら組のK君は、持ってきていたナフキンを頭に付け、年中児の列に並び、自分の食事を運んでいました。アレルギーを持つ子も、みんなが同じ物を食べられる喜びを感じ、作ってくれた人に感謝して楽しく食べることができました。ピラフのお米を玄米で炊いてしまい、少し硬めのピラフになってしまいましたが、「カミカミカミ」と言いながらいつもより多く噛んで食べてくれました。残食もほとんどなく、ほとんど完食でした。
今日で親子登園はおしまいです。3学期からは、1人で登園です。お母さんと離れて不安になる子、泣いて来る子もいるかと思いますが、どうぞ安心して登園させてください。親が思っているより、子ども達はたくましいです。信じてあげてください。また来年、1月に会えることを楽しみにしています。
年長・年中のみんな!今日は、本当にありがとう。みんなの力がなかったら、きょうのお楽しみ会はできませんでした。こあら組さんやひよこ組さんがとても喜んでくれました。明後日のみんなのお楽しみ会、きっとサンタさんが来てくれるはず!!楽しみに待っていましょうね。
2018年11月26日 月曜日
秋はすっかり深まり、休み明けの今日も園庭には赤、黄、オレンジの色とりどりの鮮やかな落ち葉がたくさん散っていました。園庭では、サッカーや遊具、乗り物等でたくさん体を動かして子供達が遊んでいました。
今日から自由参観日が始まりました。子供達が今までに体験したり楽しんだりしてきた木工やわら遊びを保護者に見てもらいたいと、手際よく釘を打ったり、真剣に縄をなったりする姿が見られました。自由参観日は金曜日までしていますので、お渡ししている計画表をご覧になって、お時間の合う時に来ていただいて子供達の普段の遊びや生活の様子をご覧いただき、内容によっては保育参加していただけたら嬉しく思います。
年長のお店屋さんが始まって2週目になりました。今日は保護者の皆さんも買い物に来てくださって、まだまだ盛り上がっています。10時のオープンと同時に、今か今かと待ち構えていたお父さん、お母さんが早速来てくださいました。お店にスタンバイしていた店員さん達から「いっらっしゃいませ!」「何にしますか?」と、元気な声が飛び交っていました。今日のお客さんは、幼稚園児のお客さんに比べて少し様子が違っていました。食べ物屋さんに来られたお母さんは、「お好み焼きをください。それに、目玉焼きをのせてほしいです。」代金を払っているお父さんは、「1000円払ったのに、お釣りが足りないな。」など、子供達に課題を投げかけてくださっていました。それに対して子供達もお客さんの要望に応えようと考えたり、友達と計算したりして、上手く対応していました。参観の保護者の皆様に参加してもらい笑顔が溢れ、ちびっこレインボー商店街は賑わっていました。明日はちびっこレインボー商店街の閉店セールを園庭で行います。子供達はたくさんのお客さんの来店を楽しみに準備を進めていました。明日は10時30分から11時30分まで閉店セールを行なっています。たくさんのお客様の来店をお待ちしています。
今日は、宮前フェスティバルがあり、宮前小学校へ就学する15名が参加しました。始めに小学生達が元気いっぱい虎舞やおみこしを担いで見せてくれました。その後、それぞれの部屋に分かれて、1年生、2年生と交流しました。どんぐりを使った的当てやどんぐり相撲、ゴルフ、まつぼっくりの魚釣りなど、楽しいコーナーがたくさんありました。子供達も分からないことは質問したり、遊ばせてもらってお礼を言ったりすることができていました。卒園生もいろいろな所で活躍していて嬉しく思いました。
2018年10月31日 水曜日
今日は「長ズボンを履いてきたよー!」と子ども達が元気に登園してきました。今日は、青コースチームの乗馬の日でした。昨日、乗馬に行くときの服装を話していたので、年長児はお家の方に伝えることができていたようでした。(年少の保護者の皆様、服装を文章でお知らせできず申し訳ありませんでした。)いよいよバスに乗って出発です。バスの中ではワクワクしながら馬の年齢や名前、性別など、何を質問するのか言い合いながら乗馬センターに到着しました。
馬が見えると「黒の馬に乗りたいな!」などと増々期待を膨らませ順番を待っていました。少し緊張していた子も笑顔で乗ることができ、見ている友達に手を振っていました。乗馬を終えた子どもからは「てんぜん君って言う名前だって!」「12歳だって!」「得意なことは走ることだって!」と馬に乗せてくれたお兄さんに教えてもらったことを嬉しそうに話していました。馬舎見学では近くで馬を見ることができ、「りんご食べてるね」「メダル3つもある!!」といろんなことに気づき、みんな興味津々でした。
乗馬の後は、土手を散歩しました。そこからは、雄大な空、山、川が見え、とても素敵な場所です。昨年、ここで出会ったNPO法人えひめ311の方達が今年はいつ来るのかわざわざお電話を頂き、農園で育てたさつまいもを蒸かして待っていてくださいました。自然の中でみんなで食べるホカホカのお芋は格別でした。おじさん達は「おいしいね!」と子ども達が喜ぶ姿を嬉しそうに見てくださっていました。残ったお芋はたんぽぽさんのお土産にと頂き、園に持ち帰りました。
おじさん、おばさん達の優しさに心がいっぱいになった年長組の子ども達は、昼食後に手紙を書きました。”ありがとう”の気持ちを込めて書いた手紙は、明日、赤コースのお友達にお願いして渡してもらうことにしました。東北大震災の後この松山市に来られた翌年に出会い1年に1回ですが交流を深め、今年も素敵な時間を過ごさせて頂きました。子ども達が大きくなってこのような自然の風景を見たとき、きっと今日という日を思い出してくれることと思います。
2018年10月24日 水曜日
今朝8時40分頃、登園してきていた子供達を連れて、近くの踏切までアンパンマン列車の遠足のお見送りに行きました。踏切に到着して並んで間も無く、電車の音と共に遠くから警笛がポー!そして、踏切のカンカンカン!という音と共に踏切が下がり、ポー!という警笛を鳴らしながらアンパンマン列車が近づき、ちょっとスピードを落として通過して行きました。アンパンマン列車の窓からは、未就園児さんや遠足に参加した園児達と保護者の皆さんが手を振ってくださっていました。大きく手を振っていた子供達からは、「〇〇くんが乗っとったね!」「T先生もおったね!」とお見送りができたことを喜んでいました。
帰り道。園長に連れられて第1駐車場の畑に寄った子供達は、ニラの花が枯れ種ができている様子をみたり、びわの花のつぼみが柔らかい毛に覆われている様子をみたりして、植物の生長を感じることができました。その横では、収穫し忘れていたピーマンがたくさんできていて、なかには熟れて赤くなっている赤ピーマンも多くありましたが、大きなザルがいっぱいになるほどのピーマンを収穫し、調理室に持って行きました。このピーマンは、月曜日の給食の焼きそばの具に入れることを聞いて、子供達はとても楽しみにしている様子でした。
年長は高木町の田んぼに稲刈りに行きました。実は園内でも田植え、稲刈りをしたのですが、日照不足や肥料不足、教師の手入れ不足で生長できず、か細い稲になってしまっていました。今日は高木町の遠藤さんが育ててくださっていた稲を収穫できるということで、子供達の期待も膨らんでいました。バスに乗り高木町が近づいてくると、黄金色の田んぼが見えて来ました。今年は収穫時期が遅かったので、稲穂だけではなく葉も黄金色で、雨つゆを浴びていたこともあって、ぴかぴか輝いていました。
園長が稲を1株刈って「1、2、3、、、。」と数えていくと、田植えの時には4本植えた小さな苗が、なんと32本の株に生長していて驚きました。「4本が8個もある!」と子供からも、驚きの答えが返ってきました。そして、遠藤さんが稲刈り機で残りの稲を刈り始めると、刈り取った稲が束になって紐でくくられて出てくる様子を驚いて見ていました。自分の手で刈る時には、幼稚園の稲とは太さが全く違う株をしっかりと握って、力を込めて何度も鎌を引いて頑張っていました。6株を束ねると稲木に干していき、重なり合った稲を見て、「昔のお家みたいやね。」と喜んでいました。3人1組で稲刈り機で稲刈りも体験させてもらい、脱穀されて幼稚園に届くのを楽しみにしている子供達です。
稲刈りをした遠藤さんの隣の田んぼは、真っ黒に焦げていました。その秘密を園長が、らいおん組を集めて話してくれました。「藁を燃やすとじゃがいも切って灰をつけたことと同じように、畑を消毒してくれて、すぐに次の野菜を植えることができて、悪い虫もやっつけてくれるんだよ。」高木町は、まだこうした野焼きが残っている地域で、子供達はまた一つ、人間の知恵と自然の不思議について学習することができたのでした。
2018年9月25日 火曜日
園庭には銀杏の実が転がり、年中児が植えているさつまいものつるは大きく伸び、稲も穂が垂れ始め、いつの間にか実りの秋が訪れています。
土曜日のフリースクールで使った野菜や果物をテラスに飾っていると登園してきた子供達が集まって何やら話をしていました。どうも、野菜や果物の名前を当てるクイズをしているようで、「これはなんだ?」「さといも!」「正解!」などのやり取りをして楽しんでいました。フリースクールに参加していたKちゃんは、「柿は柿でも、この柿はなんだ?」と質問していました。なかなか答えが出ないので、身振り手振りを加えて、「こんな形が渋柿やけん、この丸い柿はなんだ?」とヒントを出しました。それでも答えは出ず、最後はKちゃんが、「正解は、甘柿でした!」と、得意げに答えました。フリースクールで経験したことが、こうやって遊びとして子供達の間で生きていることを知り、子供達の育ち合いの大きさに驚かされました。
ここには、たんぽぽ組さんも来ていたようでした。いがの中にある栗を見ると「どんぐり!」と言ってみたり、すすきを見ると「お米!」と言ったりしていたようです。私達が子供の頃には普通に見ることができた栗やすすきも、今はあまり見ることができなくなっていることを感じました。しかし、満3歳児の子供達から、すすきと穂が垂れている稲のイメージが重なり合って言葉として出てきたことには、教師みんなが驚かされ、感心させられました。
事務所前の花壇の片隅には、数個の小さな実をつけたみかんの木があります。そこに、男の子達が集まっていました。みかんの葉っぱに幼虫がいて、何の幼虫なのかを騒いでいました。それを聞きつけて寄ってきたぞう組のSくんは幼虫を見ると「これはアゲハの幼虫やで!アゲハの幼虫はみかん好きやけんね!」と年中、年少児に教えてあげていました。周りにいた子供達が驚いていると、Sくんは続けて「モンシロチョウはキャベツが好きやけん、キャベツに卵産むんで!」と、虫の種類によって卵を産む場所が違うことも教えてあげていました。こうした学年を超えたかかわりも、子供達の知恵を豊かにする要素なんだと感じました。
年長の保育室からは鍵盤ハーモニカの音が聞こえてきます。又、年中児は園庭でフラフープを回し、年少児は魚釣りをして遊んでいます。今年は運動会の練習ではなく、興味をもって子供達が遊んでいることを運動会の踊りやゲームに取り入れ、自然な形で表現したり競い合ったりできるよう、まとめていきたいと思って進めています。
らいおん組では、先週の金曜日に人間ブロックの形作りを、磁石を人に見立てて動かしながらしていく方法を園長から教えてもらってやってみました。すると、今日は子供達の中から教師役が出てきて、「この形を作って!」「次は4人グループ!」と声を掛けながら磁石を動かして教え合ったり助け合ったりして、色々な人間ブロックを造って楽しんでいました。このように、遊びとして主体的に進めていく育ちや学びを大切にしていきたいと思いました。
2018年6月29日 金曜日
今日も暑い朝でしたが、時折風が吹いて心地よいなと感じる時間もありました。そんな中、「おはようございます」と挨拶をして部屋に行く途中、カブトムシがいるのを見つけ立ち止まって見ている子どもの姿がありました。「ツノかっこいいね!」「ピカピカだね!」などと言いながら入れ代わり立ち代わり観察していると、りす組のA君が
「食べ物がなかったら生きられんよね。ゼリーがなくなったら入れてあげんといかん」と言っていました。このカブトムシは、ぱんだ組のM君のお父さんがお家で孵化して成虫になったカブトムシを持って来て下さったのでした。ひと夏しか生きられない命を大切に育てていきたいと思います。
今日は、2回目の移動図書の貸し出しの日だったので、年長児は移動図書館が待っている山西団地の広場に向かいました。すると、きりん組のS君がつばき号の色が違うことに気付き「今日は3号だ」「前は4号だったよね」と会話をしていました。“ありがとう”の気持ちを込めてきちんと向きを揃えて絵本を返却した後、つばき号の車内やその外に並んである沢山の本の中からお気に入りの1冊を見つけて借りることが出来ました。三葉幼稚園にはない本も沢山あるので選ぶのに迷っている子や「〇〇の本があるって聞いたんですけど」と直接職員の方に自分が借りたい本がどこにあるのか質問している子もいました。事前に友達から得た情報を覚えていて、それを自ら恥ずかしがらずに聞けたことは、とても素晴らしいことだと思いました。前回借りた本を持ってくるのを忘れていて今日借りる事ができなっかた子がいました。今日借りた大切な本は7月13日に返却予定ですので、必ず持って来てください。このような体験を通して公共機関や社会のルールやマナーを身に付けていきたいと思っています。
今日の給食は胚芽米、さけのフライ、ポークビーンズ、レタスとにんじんのサラダ、バナナでした。
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