2008年1月30日 水曜日
先日、年中さんが「つくってあそぼう!」のテレビ視聴をしました。その内容は「色水を使ってあそぼう!」という内容でしたがその中にあった吹き絵」を環境の1つとして出してみましたが、環境の出し方や技法について安易に出してしまったところがあり、今後のコーナーをどうするか教師たちの課題となりました。
その課題の中で「小森先生がきっかけづくりをして下さって「流し絵」を提案して下さいました。それにまわりの教師も「これはおもしろい!」と教師の方が夢中になって遊び始めました。用紙に好きな絵の具を落とし、紙を傾けながら絵の具が流れていくのを楽しむ遊びです。いちばん初めに作って下さった小森先生の作品は絵の具が流れたところを道に見立ててそのまわりにクレパスで木や家、人間を描いて、地図になっていました。それを見た子どもたちは、「やってみる!」と登園してきた子どもたちから始めました。年中のYちゃんはくるくると紙をまわし、出てきた形から耳や手足をクレパスで付け足して「馬」や「ワニ」を作りました。紙の上を2、3筋同時に流れていくのでみんな「おっとっとっと・・・おっとっとっと・・・」とまわした紙の方向に頭を傾けながら、絵の具を追っている子、夢中になりすぎて、ついつい立ち上がってしまい歩きながら「おっと!」言いながら全身で絵の具を運ぶ姿が見られました。
絵の具遊びでも今日の「流し絵」「版画」「野菜スタンプ」「お絵描き」といったように様々な手法があることに遊びを通して気付かされました。又、環境を用意しても、そこに教師が楽しんで子どもたちと一緒に、遊ぶ、かかわっていくこと、共感していくことの大切さをどの教師も思っているところです。一緒に遊び、発見したり感動したりして楽しんでいきたいと思います。
戸外はこのように毎日盛んですが少しずつ作品展に向けて子どもたちも意識を持ち始め、昼食後などの時間を利用して廃材遊びを楽しんでいます。子どもたち同士、刺激し合って毎日、思考錯誤しながら作ったり描いたりしているので、どのような作品、絵が出来上がるか今から楽しみです。
又、たたき染めコーナーでは、布から障子紙に変えてみるなど素材の研究にも取り組んでいます。1つの遊びでも材料を変えるだけで、また違った発見が見られるので教師自身が興味をもって遊びにかかわっていきたいと思います。
2008年1月8日 火曜日
「あけましておめでとう!今年もよろしくね!」と声を掛けると「おめでとう!」「よろしく!」と言って子ども達が元気いっぱいに登園してきました。園庭にこまや竹馬、羽子板等のお正月遊びを用意していると、らいおん組のTちゃんは「こまやるー!」と言ってこま回しに挑戦しました。
年中の時にした事を思い出してこまにひもを巻いて「よし!」と気合を入れて投げて引きましたが失敗。教師にヒントをもらってもう一回挑戦すると・・・大成功!!「おめでとう!今日はこれでおしまい」と始園式の準備をせかされ「また明日するけん!」と振り返りながらお部屋に入って行きました。
他のコーナーでは年少のSちゃんが追羽根をしていました。「Sちゃんすごいでしょ!」とはねをコーンと音をたてて打つ度に大喜びする姿がみられました。年長同士でやっているグループはみるみる上達して5回以上続けることができていたりと楽しい時間を過ごすことが出来ました。
その後、3学期の始園式でホールに上がると年中の教師達がステージの上で今度の生活発表会で踊るおどりをとてもたのしそうに踊っていました。それを見た子ども達は自然と身体を動かして、にこにこしながら踊り始めました。年中児の踊りだけど、どの学年の子ども達もとても楽しかったようです。
その後古森先生からお年玉は日本のサンタさん(お父さんやお母さんやおじいちゃん、おばあちゃんなど大人)がよい子へのごほうびに下さったものだから大切に使おうという話や、3学期は次の学年に上がるための準備をする時期だから自分のことは何でもしようねということを話して頂いた後、発表会についての話になりました。「今日、みんなで踊ったおどりは残念だけど年中さんのおどりなんよ。だから他のお友達は自分達のおどりや劇をがんばるんよ。そして年中さんは自分達のおどりをほかのお友達も踊れるようになったので負けないようがんばってね!」と言われると突然、年長組の子どもが叫びました。「先生!早く帰ろ!自分達の劇の練習したい!!」そして部屋に帰って練習をする姿が見られました。
いろいろな場面で見せる子ども達の主体的な姿を大切に、そして発表会までの過程での子ども達の期待と意欲を高め、成長する姿を確かめながら実り多い3学期にしたいと思います。
2007年11月28日 水曜日
今日は紅葉が風が吹くたびにはらはらと散ってとてもきれいでした。この自然を壊さないよう、自然のままで子ども達を迎え入れました。今日は落ち葉を使った遊びが砂場の周りや包丁ままごとの所でたくさん見られました。年長のAちゃんは砂場の土を固めて山を作ると、焼き芋の所に集めてあった松の木の枝をみつけて「それください」と言って枝をもらって山のてっぺんに立てました。そしてその山に何を思ったか目を作って片目に落ち葉を貼りました。「海賊のできあがりー!」と言うともう一つ作って「次は子分!」と親分と子分の山ができました。
ままごとコーナーでは女の子が落ち葉を丁寧に切り刻んで料理に使っていました。そして片付けをした後、年長組は5クラス全員でリレーをしました。
らいおんぐみでは先週、作戦を練っていて、古森先生にもアドバイスをもらっていたのでリードの仕方がとても上手になっているのに驚きました。その後、昨日から話題になっている園庭の紅葉について古森先生に話していただきました。園舎側から園庭に立っている木を見ながら桜やイチョウの木の葉っぱは色が変わっているのにオリーブや松の木は一年中緑のまま。それに桜の葉は赤色、イチョウの葉は黄色になるけど何で違う色なんだろうと沢山の「なぜだろう」が見つかりました。するとTちゃんが「桜の木はさくらんぼがなるよね。イチョウの木は黄色の実がなるよね。だから葉っぱの色も一緒なんかな。」と語りかけてきました。確かにそうです。さくらの赤い葉っぱと赤い実、イチョウの黄色い葉っぱと黄色い実、そしてオリーブの緑の葉っぱと緑の実。このような発想がでたことに「なるほど!!」と感心するばかりでした。私自身、それなりに知識を身につけておかなければ子どもに追い越されてしまうと少しあせりを感じました・・・。
その時に聞いた内容だけを考えるのではなく、さらに先を考えて実がなっている時の事も頭に思い浮かべられる子どもの発想力の豊かさに今日も驚きと感動をもらいました。
明日からもいろいろな環境の中で子ども達の発想が豊かになるような保育をしていきたいです。
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