2009年2月12日 木曜日
今日は、らいおん・きりん組の2クラスは子ども達が楽しみにしていた「ゆきあそび」でした。久万スキーランドの送迎バスが到着すると、わくわくする気持ちをおさえながら乗り込みました。流れる景色を見ながら「あ!砥部動物園や!」「砥部焼きセンターも行ったよね!」と顔を見合わせて話す姿が見られました。どんどん山道を登っていき、窓から下を覗き込んだM君が「うわ!みんな、やばい!下見たら吸い込まれそうや・・・」と久万の山道から見下ろす、松山の家並を楽しんでいました。
到着すると、銀色の世界に大はしゃぎの子ども達に、古森先生からいくつか約束事が知らされました。他のお客さんもいるから、このフェンスより向こうは行かないこと、そりすべりで歩いて上まで上がるときは左側を歩くことなどの約束事でした。そして最後に、今日の雪についてのことです。地球の温暖化で雪が降らなくなっていること、ここにある雪は機械で長い時間をかけて作っているものだということを話してもらい、子ども達の頭の中には、KiraKiraさんの「もったいないソング」や「地球にECOしよ!」が思い浮かんだようでした。
写真撮影をした後、まず、らいおん組はそりすべり、きりん組はゆき山に別れて遊びました。そして途中で入れ替わって1時間以上、存分に楽しみました。そりすべりでは、風をきりながら滑るのが気持ち良くて、何度も上の方までそりをひいて、登っては滑っていました。ゆき山では、トンネルの中に入ったり、ゆき山を滑り下りたり、頂上まで登ったりする姿が見られました。また、雪でお団子を作ったり、小さなゆきだるまを沢山並べてみたり、枝を拾ってきて顔を付けたり、雪のトンネルを作ったりしてイメージを広げながら遊びました。子ども達が作った小さなゆきだるまが、太陽の光に反射して、もるでダイヤモンドのように輝くさまはとても感動的な光景でした。
昼食、うどんは温かくてみんな残さずに食べる事ができました。中にはお汁までたいらげて「まだおかわりほしい!!」という子もいました。気温が高かった今日は、雪が解けやすく、靴の中やズボンが濡れてしまったので、バスの中で着替えて、古森先生からの差し入れの飴玉をなめながら帰りました。子ども達は「今日はすごい楽しかった!最高!!」と、とても満足そうでした。
2009年1月20日 火曜日
今日、らいおん組は早コースで登園してくると、発表会の衣裳作りの続きを行なっていきました。不織布でできた衣裳の原型に、他の色の不織布を自分でイメージした形に切って飾り付けをしていったり、バランスを考えながら置いていったりする姿が見られました。「あ!そのハートかわいい!私は小さいハートいっぱい作ってみよう!」「先生、青い布ない?」などと、一人ひとり思いを込めた自分の衣裳を作ることを楽しんでいました。まだ完成していない子、とりかかったばかりの子もいますが、みんなで刺激しあいながら、個性あふれる衣裳が出来るようにかかわっていきたいと思います。
さて、明日は卒園DVDの撮影です。子ども達も昨日とは意識も違い、真剣に話を聞き、古森先生の合言葉「スマイル」で歌ったり、言葉を言ったりする姿が見られました。子ども達からでる優しい歌声は素晴らしく、聴いている教師の方も穏やかな気持ちになりました。
らいおん組では、明日のクラスごとの撮影の際、ちょうど壁面が背景になるので毎日少しずつ進めていた壁面の飾りを、完成させました。発表会でする「赤ずきんちゃん」の風景を作ったのですが、赤ずきんちゃん・おおかみ・お母さん・おばあさん・うさぎ・とり・ねこ・猟師の8役とも味のある絵が出来て、子ども達も満足していました。一方、劇では大分セリフを覚えてきたものの、まだ一歩勇気が出なくて声を出すことを友だちが言うまで待ってしまう場面が多く、時間がかかりすぎていました。ところが今日の降園前の練習でいつもより2分早く短縮できたのです。「うそ!!やったあ!」と大喜びする子ども達。でもまだまだ時間も10分も短縮しなければなりません。課題はありますが、「ぜんぶ頑張るけんね!!」と自信たっぷりの子ども達を信じて、私も頑張ります。まずは明日、一生の思い出に残るDVDが撮影できるよう取り組んでいきたいと思います。
2008年12月8日 月曜日
今朝は久しぶりに「ファンタジースペース」を出しました。ファンタジースペースというのは、まわりが透明のプラスチックでできているトンネルです。すると早く登園して来たひよこぐみさんやさくらぐみさんが早速遊び始めました。「この中、なんかあったかいねぇー!」と友達と顔を見合わせては微笑む姿がとてもかわいらしくて見ている方が温かい気持ちになりました。風が入ってこないのでちょっとした温室状態になるのです。子ども達はきっと風がないと寒さが違うことに気が付いたことでしょう。
さて、話は変わり、年長は生石の農園に玉ねぎの苗植えに行きました。はじめに古森先生から玉ねぎの苗はお味噌汁の最後に入れる青いネギに似ているけれども違うことや、この上の白い部分が、みんなが食べる玉ねぎになること、そして、だんだん大きくなるから、苗同士をくっつけて植えてしまったら、窮屈になってケンカをしてしまって大きくならないので、みんなの拳2個分のスペースを空けて苗を植えていくこと、苗を踏まないように気をつけることといった指導を受けました。一列になって間隔をあけて座って植えていきましたが、らいおんぐみの女の子達は直接古森先生にかかわってもらい、落ち着いて植えることができました。「土をかぶせ忘れているのはないかなー?」と最後まで見回りをする子もいました。
玉ねぎの種を見ることができないので、古森先生はニラのぼんぼりについている種を子ども達に採って植えさせたいと思っていたようでした。そこで園に帰ってからは駐車場のニラの観察に行き、黒い小さな種を一人ひとりが何粒かずつ採り、トマトを植えていた場所にまきました。
最近、自然や植物にかかわる機会が多くなってきて、子ども達は少しの不思議を見つけて感動したり、観察したり調べたりするようになりました。毎朝登園すると水栽培しているヒヤシンスの観察も忘れません。そして「一日でこんなに伸びたぁー」と驚いています。教師も子ども達に負けないような感性をもってかかわっていきたいものだと思います。
又、らいおんぐみでは合歓の木のクリスマス訪問に向けて劇遊びをしています。元気いっぱいのらいおんぐみですが人前に出ると緊張するようで、なかなか声が出ないこともあります。少しずつ自信を持って台詞を言う姿も見られるようになっているので、楽しみながら子ども達と進めていきたいと思います。
2008年11月14日 金曜日
昨日、年長児が一生懸命に準備した園庭に約束通り、テントを出していきました。そして、早コースの子ども達が登園しだすと、テントの中や周りを上手く使って、花いちもんめをしたり鬼ごっこをしたりする姿が見られました。ちょうど遅コースの子ども達も揃った頃、古森先生がマイクで子ども達に呼びかけました。「三葉幼稚園のお友だち、おはようございます!たくさんテントがでているよねー。少し寂しいから、みんなで一枚ずつ紙に一番かわいい顔を描いて下さい!!」という声に子ども達は、園庭のあちらこちらにあるお絵かきのコーナーに集まって、パステルで思い思いの顔を描き込んでいきました。出来上がると、すぐにテントのロープに飾っていくと「わあー!」と嬉しそうに眺めている姿が見られました。
また、テラスでは作品展のアーチ作りを進めていきました。、縄を、「ジャックと豆の木」の豆のつるに見立ててアーチに巻きつけ、そこに大男や人がつるを登っている場面やそら豆や葉っぱをつけて仕上げていきました。お話で最初に出てくる「牛」も登場しています。
昼食前は、クラスごとで作品を飾ってある部屋を見てまわりました。年少・年中児からは、年長組の作品を見て「わあ!このトンボかっこいい!」「あ、つりかんがある!かわいいねえ!」など具体的にどこがすごいのかという言葉が、たくさん聞かれました。年長児からは、年少組のグルグルと描いた絵を見て「グルグル描いてるけど、これは題名が怪獣だから、怪獣を描いたんやね。私もこんなんやったんかなー!?」と友だちと顔を見合わせながら、ゆっくり見ている姿がありました。また、きりん組のお部屋には習字と砥部焼きの絵皿、らいおん組のお部屋には年長5クラスの協同作品が展示してあります。
そして、今日の昼食は天気の良い戸外で食べました。全クラスの子ども達がクラス関係なく三々五々集まってきて座りました。そこで会話しながら会食をする姿に、三葉の子ども達はみんな仲間になっていると強く感じる温かい風景でした。明後日はテントの下でたくさんの子どもたちの笑顔が待っています。 お待ちしています。
<展示見学順路を紹介します>
3階ホール (満3歳児・3歳児・4歳児・5歳児)作品一人一点展示
2階りす組 (満3歳児・3歳児)一人一点展示
ぱんだ組 (4歳児) ”
ぺんぎん組 (5歳児) ”
2階きりん組 (習字・砥部焼き絵皿)
らいおん組(5歳児協同作品)
お楽しみに!!
2008年11月1日 土曜日
昨日、放送教育研究会のためお休みだった、らいおん組とくじら組は本日、市民会館で行われた「まちづくりライブ」に出演しました。10月の始め頃に話があり、kirakiraさんの「イカのおすし」と「mottainai song」「エコリンピック」「うまれてきてくれてありがとう」の4曲に出演することになっていました。そして運動会が終わってから2クラスで練習を重ねてきました。中にはなかなか意識がもてず、ふらふらしたり、おしゃべりをして話を聞かなかったりする子もいましたが、古森先生に練習を見て頂いた時、「みんながニコニコで踊ったり、気持ちを込めて優しい気持ちで歌ったりすれば、見ている人のハートがいっぱいになってきて、もしかしたら涙がでてきてしまうお客さんがいるかもしれないよ!」という話を聞いてから少しずつ子ども達の目が変わったのが分かりました。練習最終日の木曜日は、みんなで衣装に着替えて踊りました。その時、古森先生が「11月1日の昼食は、ウィンナーパンを注文しておいたのよ!」と子ども達に話して下さると「やったあ!!」と大喜びでした。
当日、kirakiraのまことお兄さんとリハーサルができるということで、子ども達は保護者の方より先に集まり、市民会館に向かいました。控室に案内されると、まことお兄さんがやって来て一緒に4曲通して練習してみました。最後の「うまれてきてくれてありがとう」になった時、子ども達が気持ちを込めて手話をしながら歌い始めると、まことさんの目から涙がこぼれ落ちたのです。歌っていた子ども達は気づいて、ちょっぴり心配そうな表情になりました。後で古森先生から「ほら、まことお兄さん、みんなが優しくて素敵だからハートがいっぱいになって涙がでたよね?これはすごく素敵なことなんだよ!」と言葉を掛けてもらって、ホッとすると共に嬉しくて温かい気持ちになったようでした。
それからみんなが大好きなウィンナーパンと古森先生差し入れの冷たいお茶で昼食をすませました。食べ終わると、ちょうど衣装に着替えて準備をする時間になりました。いよいよ舞台裏に誘導して頂き、ドキドキ・ワクワクする気持ちを抑えながら本番を待ちました。想像以上の広い舞台に急遽、並び方が変わることもありましたが、子ども達は考えながら一生懸命踊ったり歌ったりすることができました。私たち教師は、今日も感動しっぱなしでした。今回、このようなチャンスを頂いて子ども達にとって人に気持ちを伝えるというのは、どういうことなのかということを体で感じることができたのではないかと思います。保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。
2008年10月8日 水曜日
今朝、バスから降りると「あ!お米のところに、かかしがおる!!」と年長児が気付いて興味深く見ていました。昨日、預かり保育の友だちと先生で作ったかかしです。「なんで、かかし置くのかわかる?」と尋ねると、「鳥がお米を食べるから守ってくれるんよ!」と答えていました。
そして古森先生に話をしてもらおうと、みんなで事務所に呼びに行きました。「お米を鳥さんが食べてしまうんだけど、何の鳥さんだと思う?」という質問に「カラス!スズメ!ツバメ?!」などの知っている鳥の名前が次々と出てきました。その答に古森先生が「カラスは、夏にみんなのトマトを食べてしまったよね?ツバメさんは悪い虫を食べてくれるんよ。正解は、チュンチュンって鳴くスズメさんでした!」と一つひとつ今まで子どもたちが体験してきた事を、思い出させながら楽しそうに話して下さいました。そして、お米を食べに来たのは幼稚園の軒下で生まれたスズメであることもわかりました。なぜなら、そのスズメたちは古森先生が出て行くと、その巣の側の手すりに止まって、いつまでもこちらを見ていたのです。スズメにお米を食べられないように、かかしを作った事、かかしだけでは番人が出来ないので、キラキラの紙を付けたビニール紐を沢山付けた事を教えてもらいました。そして、みのった稲は黄色くなって頭を下に向けているのに、上を向いている稲があることに気付きました。その稲はスズメたちが上手に、もみを残してお米だけを食べた跡だったのです。
年長児は、6月末に高木の田んぼで田植えをしています。「きっと年長さんのお米は、もっと大きくなってると思うよ。でも、スズメさんにいっぱい食べられていないか心配だよね・・・」と古森先生に言われて、子どもたちから「田んぼにかかし作らないかんね!」という声が聞かれました。秋の自然の変化に教師が素早く気付いて、子どもたちに投げかけることの大切さを改めて実感し、反省しました。
そして明日は年長児は砥部焼きです。お皿に描く絵の下絵を一昨日と今日で描き上げました。お皿の形の丸は、テレビでみた「つくってあそぼ」を参考にして身近にあるものを使って、絵の具で描いていきました。子どもたちは、明日に期待を持って「おうちに帰って、もう一回練習しとくね!」と笑顔で降園していきました。
土曜日は、赤コースの運動会です。青コースの年長児には「土曜日の運動会は年長さんみんなでする最後の運動会だよ」と一人ひとりが意識をもてるように、言葉掛けをしています。年長児最後の運動会、1回終わったクラスも是非、立派な鼓笛隊や組体操、野球拳ができるよう励まして下さい。
今週から、くま組とらいおん組、りす組とひつじ組、たんぽぽ組とさくら組は放送教育研究会が終わる今月末までお部屋を交換しています。ちょっとの間お部屋を変わった子ども達は違った雰囲気を楽しんでいます。こんなところにも不安ではなくて好奇心いっぱいで楽しめる子ども達の姿にさすが伸び伸びみつばっ子 と驚くばかりです。
2008年9月11日 木曜日
今朝、早く登園してきた年長組のK君は、友達と砂場の水道からビックボスの中までトイをつないで水を流すという作業をしていました。試行錯誤しながら、水がうまく流れる方法を考えていました。3つのトイをつないで水を流すと2本目のトイのつなぎ目から水が漏れてしまうのです。そこで中間点を高くして漏れなくするために、丁度良い高さの筒を立てて支えにしようとしました。しかし、置くだけでは安定せず、すぐに倒れてしまいます。そこでK君は、筒を土で埋めて安定させることを思いつきました。掘っていくと下のほうが固いので、水を流しながら掘っていきました。途中、その穴に水が溜まりすぎると、その水を手でかき出しながら筒の周りを土で固めていきました。
そこへやって来たのが年少組のA君です。何も言わずに、やかんに水を入れるとビックボスの中のトイの先に置いてある鍋の水の溜まり方を、じっと見つめながら流す役割をし始めました。またそこへやって来た年長組のH君が、じっとこの様子を見ながら、さりげなくK君の援助をするのです。そして埋めて固定させていた筒とトイが水で崩れると、周りの土を寄せ集めてK君と一緒に直し始めました。残念ながらこの後、石原自動車教習所に行かなければいけなかったので遊びが終わりましたが、運動会の練習や行事の合間に、子ども達は学年を超えて、このような協同的な遊びをしているのです。知的な、素晴らしい遊びをしている子ども達の姿を毎日発見できることに教師として喜びを感じる、今日この頃です。
さて、話は変わって今日は子ども達が楽しみにしていた石原教習所の交通安全教室の日です。お泊り保育の時に教習所の先生に撮ってもらった、自分の写真がお母さんやお父さんが持っているような免許証になることを知った子ども達から「ちゃんと話を聞いて、お勉強する!それで免許証、絶対もらう!!」という声が聞かれました。
教習所に到着し、教室に入り、指導してくださる先生の紹介を受けて早速、授業開始です。ビデオを見ながら危険予測についての学習では、「駐車している車と車の間を渡ってもよいか?」という質問に「ボールが転がっても、呼ばれても、いい匂いがしても道路にはとび出さない!」などと、子ども達もしっかり考えて、答える姿が見られました。中には「青の信号がチカチカしだしたらどうする?」という問いに「さっさと渡る!」と答えて「次の青まで待つんだよ!」と諭される場面もありましたが、しっかりと理解していることと思います。
昼食後は実技です。道路では、大型バスやトラック、トラクターなどが走っています。そこを実際に押しボタン信号を使って横断歩道を渡って次の押しボタンのない信号も渡って、ちびっ子ハウスまで行きます。無事着いたら、カードにスタンプを押し、全てクリアできたら、ちびっこ免許証がもらえます。教習所の先生から「今日は幼稚園の先生は手伝わない。」「友達に聞くのもダメ。」「スタンプを自分で押せなかったら免許証はあげれません!」という注意を受けて緊張しながら、途中「おっと!危ない!!」と声を掛ける場面もありましたが、無事テストも合格し、免許証を手にすることができました。そして、幼稚園に帰ると、年少児や年中児に得意気に見せて説明をする姿が見られました。大人になって、「おとなの免許証」を手に入れるまで、「良い子でいる限り有効」な「ちっびっこ免許証」は子ども達の大切な宝物のひとつになることでしょう。
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