2023年7月18日 火曜日
今朝のバスの中では子ども達が「金曜日楽しかったね」「お菓子美味しかったね!」等と夏祭りの話を振り返りながら楽しそうに話していました。
今日も園庭では気温30度を超える中でしたが水分補給を上手にしながら日陰を使って遊んでいました。そして、「ミーン、ミーン」と蝉の鳴き声が聞こえると「セミだ〜!」「虫あみください!!」とニコニコ顔で言って木を見上げてセミを探していました。そして、「おったけど高すぎ〜!」と悔しがるK君に「残念だったね〜」と声をかけると「セミも捕まりたくないから逃げるんよ!」と周りの子が慰めていました。しかし、K君は別の所で1匹捕まえると少しの間観察して優しく逃がしてあげていました。
そして、今日はもうひとつ嬉しいことがありました。それは、土曜日にさかのぼりますが土曜日預りをしている際に工事のお兄さんMさんから「壊されて最後に残っている保育室の中を入って見てみる?」と声をかけてもらい間近で見させてもらうことができたのです。そして、この日は室内を綺麗にしてくださったお兄さん達の仕事最終日ということで写真を預りの友達と撮らせてもらいました。お兄さん方にもたくさん保育に協力していただき工事の壁に布を吊るしてもらい子ども達が素敵な絵を描けるようにしてくださったり、カレーパーティー、夏祭りでは子ども達と一緒に昼食をとってくださったり沢山話をしてくれました。預かりの友達みんに休んでいる子達の分も「ありがとう!!」と言って代表して見送ることが出来ました。
そして、Mさんから「火曜日の工事の前に今日休んでる子も中に入って見たらいいよ」と皆で保育室と最後のお別れをさせていただくことになったのでした。そこで、仮園舎の子ども達も朝、急いで幼稚園に集まることになりました。
園長先生から「工事のお兄さんが中に入って見ていいよって言ってくれたんだよ!そのかわりお仕事の時間を止めてくれているから急いでね!!」と話をしてくださり子ども達はワクワクしながら中へ入ると「うゎ〜!」とバックフォーの迫力を改めて感じたり「かっこいいね」と笑顔で言ったりしていました。そして、西棟の解体を見て「俺らの部屋が!」「通路が無くなってる!」と驚いたり、寂しそうな表情をしたりと色んな姿が見られました。たんぽぽ組の子もいざ中へ入るとまずはバックフォーを見て「大きい〜」と車が好きなK君は大喜びでした。工事の方と一緒に写真を撮らせてもらいお部屋を見に行くと青組の部屋を見て「ないね〜」「バラバラだ〜!」と満3歳児なりに色々な思いがあったようでした。
見学を終えると皆で「ありがとう!」「頑張ったね!」とお礼を言って各クラス水鉄砲や室内活動をしました。解体工事を見れるのも残りわずかですが工事のお兄さん達のかっこいい姿を見ながら新しい園舎が建つのを楽しみにしながら生活していこうと思います。
2023年7月16日 日曜日
猛暑の続く日々の中でも、元気いっぱいのもも組の子供たちは、生活リズムを覚えると共に、少しずつできる事も増えてきています。
1日の中で1番賑やかで成長の過程や自分でやってみようとする意欲が見えるのが、給食の時間です。
準備が始まると、自分の給食セットを取りに来て席まで運んで行きます。
途中で布袋を開いてエプロンやスプーンセットを出し始める子も、次にする事を覚えたからこその行動です。
また、席についたけど開けているのは友達のものだったり、これも間違ったけれど自分でしようとする気持ちが育っているからこその行動です。
保育教諭は、そのしようとする一人一人の姿を認め援助していきます。
やっとやっとセット完了とほっとしたのもつかの間、すぐにエプロンを取りはずし、スプーンで机の上を叩いたり、敷いたはずのクロスがなくなっていたり…
16人分の準備完了まで、保育教諭と可愛いモンスターの戦いの場なのですが、そんな繰り返しの中で少しだけ待てる子や、自分でしてみたいと袋からひっぱり出し、きちんと机の上に並べていく姿も見られるようになりました。
そして、さぁー「手を合わせましょう。パッチン いただきます」の挨拶で一気に静かな静かな時間となります。
保育教諭はその様子を見守り、誤嚥のないよう注意を払いながら、援助しています。
わずか10分位の静かな時間が終わると、各々が個性たっぷりのアピールの仕方でおかわりを欲しがります。
S君は、食後のお口ふきが自分で出来るようになり、YちゃんやIちゃんは自分のロッカーに後片付けが出来るようになりました。
自然との触れ合いの多い三葉っ子達は小さな虫を見つけるのが、とっても得意で、又、親しみを持って接することができるのです。
そんな幼稚園のお兄ちゃんお姉ちゃん達の姿を日々見ているもも組の子供達も虫に興味津々です。
ダンゴムシやてんとう虫を見つけると、動きを観察し、触ってみようと手を伸ばします。
でもでも触らせるには危険がいっぱいです。
まだ力加減のわからない1歳児ですから、
そこで広告紙とカラーテープでてんとう虫とダンゴムシを作って虫かごに入れて見せました。
それがとっても人気となり、何度も虫かごに出し入れし、上手にできると「見て」とアピールしていました。
初めは出し入れに悪戦苦闘していたものの、いつの間にか上手に入れる方法を見つけたようです。
C君は虫の「し」を言い虫かごの中をのぞき込んでいました。
そうしているうちに虫かごの中に広告紙の切れ端が入っていって、首からかけ得意顔で見せてくれる姿があり、とっても可愛かったです。
既成の玩具より、手作りのものに興味を示す姿も三葉っこらしいなと小さな三葉っこを微笑ましく思いました。
又、これは1歳3ヶ月のR君が初めて作った作品かなと思うと、その場に立ち会えた保育教諭という仕事に幸せを感じました。
今夏は桜の木の下の適度に涼しい場所に、園長が水遊び場を用意してくれました。
そこに行くと泣いている子は1人もなく、キラキラした目で思い思いの廃材カップやジョウロを選び集中して遊んでいます。
水を手、足にかけたり、カップから水が落ちる音や様子を楽しみながら五感をフルに使っています。
まだまだ続く暑い日を熱中症に気を付け楽しんでいきたいと思います。
2023年7月14日 金曜日
三葉っ子ウォーターランドも、はや3年目。しかし、今年のウォーターランドは今までとは全く違います!なんと!さんさんらんどを使ってのウォーターランド!!子どもたちはこちらが想像する以上のお祭り騒ぎで、踊る・走る・笑う・食べる…今日一日思いっきり遊びました。
今日を楽しみに今週一週間カウントダウンをしていたクラスもありました。朝の準備をしている教師を見て「せ~んせ~!!おはよ~!!」「きょうたのしみだね~!!」と仮園舎から何人も声をかけてくれました。今日は特別に水着の上から服を着ての登園です。昨日くま組のHちゃんは、「明日の水着は一番のお気に入りにしなくっちゃ♪」とるんるんで降園しました。お家でも話題にしてくれていたようで、「お母さんがいいな~って言ってた!」「お兄ちゃんがめっちゃ楽しいよって言ってた!」と子どもたちが、それはそれは嬉しそうに話していました。家族が羨ましがってくれるって、特別感が増しますよね。もう朝起きた時から子どもたちの期待はふくらんでいたのだなと思いました。
三葉の夏祭りおなじみのオリオンビールの歌で準備が始まります。ドドン・ドドンという太鼓の音に胸が躍ります。「ソレ!ソレ!!」と掛け声をかけながら、年長児はさんさんらんどの山へ駆けあがっていきます。山を使っての盆踊り!見ていて圧巻でした!なんて贅沢な盆踊りなんだろう・・・(笑)山の下ではぴょんぴょんと年少児とプレ年少児が躍ります。上と下で別れての踊りでしたが、心は一つ!すみれ組の子どもたちは山の上で踊るお兄ちゃんお姉ちゃんたちを憧れのまなざしできらきらビームを送ります。ぱんだMちゃんはすみれ組さんへ笑顔をふりまいて、すみれ組のK先生は「Mちゃんにはきらきらビームが届いてたし、送ってくれた」と嬉しそうに話していました。山の上のお兄ちゃんお姉ちゃんたちも「ちっちゃい子がかわいい」「上手に踊ってる!」と話していました。
古森先生に「みんな元気かな~?」とお話をしてもらいました。今日は特別なウォーターランド祭りなのでみんな元気いっぱい遊ぼうね、と約束をしてお祭りの始まりです!
さんさんらんどのスプリンクラーは今日も開放!実は昨日自動制御のスプリンクラーを今まで片面だったのを全面出るようにしてくれたのです!山の上でも三葉っ子は走る走る!子どもたちのパワーが今日はいつにも増してあるように感じました。みんなの笑顔のかわいいこと!各担任が撮るスナップ写真を見ると、どの子も満面の笑みで写っていて、こんな笑顔を見せてくれるなんて幸せだなぁと思いました♪たんぽぽ組さんもスプリンクラーのお山初体験です。「嫌がるかなぁ?」とちょっぴり心配していた担任でしたが、そんなのお構いなしと言わんばかりにきゃっきゃと喜んでいました。
今日のプールは特別です。園長の「今日はなんのお祭り?水遊びのお祭りでしょう~?!じゃあ今日はとびっきり特別なプールにしてあげなくっちゃね!」という提案で、プールをかわいく華やかに飾ってくれたのです!さんさんらんどの裏の門をあけると、まっすぐ先に明るいプールが真っ先に目に入ります!「早く早く~!!」とプールから目が離せないAちゃんは周りの屋台に目もくれず一目散にプールに向かいました。「わ~かわいい!」と周り一面にある飾りを上も横も目を輝かせながら見ていました。うさぎ組のAちゃんはプールを見た瞬間、目がきらんと光って(担任曰く、本当に光る瞬間を見たそうです!)「うわ~こんなプールに入れたら最高!嬉しすぎる~!!」と大喜びだったそうです。今までで一番素敵なプールに代わる代わる入ってたっぷり遊びました。
もう一つ今年ならではの楽しみがあります!お買い物です。保護者の方にご協力いただいて本物のお金を持たせてもらいました。Bくんが「先生これ見て?」と古森先生の元にとととっと駆け寄ってきました。「どうしたの?」と言うと、嬉しそうに「これ~」とお守り袋くらいの大きさのお財布を見せたそうです。「わ~素敵、これどうしたの?」と聞きました。すると「あのね、これお母さんが作ってくれたの」と得意そうに話したそうです。世界でたった一つの大事なお財布です。それを見せてくれたことが嬉しかったと園長が私たちに話してくれました。
お買い物は「金平糖」と「雑貨一点」です。きらきらの金平糖、「何色にしようかな?」と選びました。この金平糖はお家の人へのお土産でもあります。家族みんなでわけて食べるんだと話していました。プールに入っていたぱんだ組の子どもたちは、お買い物にぞろぞろやってきたくま組の子どもたちを見て「え?何してるの?先生お兄ちゃんお姉ちゃんお買い物しよる!早くプール出んと!!」と焦りだしたようで、担任が面白かった~と話していました。昼食前、昼食後とお買い物をさせてもらったのですが、たんぽぽ組のお買い物には年長が付き添うことになりました。ぞう組のKくんはお買い物をしたたんぽぽ組さんに「ありがとうは?ありがとう言わんといかんよ?」と優しく教えてあげることができました。くま組のEちゃんはたんぽぽ組さんの顔を腰を折って覗き込んで「どれにする?」と肩を抱くようにして付き添っていたようで、微笑ましかったとY教諭が教えてくれました。お買い物袋はかわいい動物さんです。プールバッグの持ち手に結ぶと耳がぴんと立って「うさぎや~!!」とプールバッグをぴょんぴょん飛び跳ねさせている子もいました。なんでも喜んで、嬉しいと言ってくれる三葉っ子たちを見ると、子どもたちの素直さ、表現力の豊かさに見習わないといけないなと反省させられます。
昨日のお知らせポスターに「明日はひんやりすいーつがあるよ!」と書いていました。看板の「こおり」の字が見えた瞬間「今日のひんやりはかき氷だったんか~!!」とらいおん組の子どもたちは大興奮でした。みんな舌をべ~っとして、カラフルに染まった100点の笑顔を見せてくれました。
今日の給食は行事特別給食です!3年前の東京オリンピックでアスリートのために考案された「アスリートそうめん」と「フランクフルト・スイートコーン・にらみそきゅうり」の屋台風給食に子どもたちの箸が進みます!古森先生に「アスリート」の意味を話してもらって「いっぱいいっぱい遊んで元気なみんなもアスリートみたいだね」と声をかけられるとニヤッと笑う子もいました。さくら組のRくんは「ぼく、おそうめん“あつまれあつまれ”してぜ~んぶ食べたよ!」と誇らしそうに話していたそうです。今日はみんないつも以上によく食べました!
「おいしいね~」と食べていると役員さんがごそごそと何か準備を始めました。そこには「おみやげやさん」の看板が!みんな一人一つ、お土産を頂きました。「今日は最高やね~」と口々に話していました。そうして今日のウォーターランドも終わりです。「毎日ウォーターランドだったらいいのに~」「夏休みもする?」「あ~楽しかった!」と満足そうに、名残惜しそうにみんな笑っていました。
帰りのバスでも大興奮だったそうです。ぞう組のKくんはみんなで踊った「幸せ恐竜音頭」口ずさみながらバスに乗りました。すみれ組のIちゃんは「お土産いっぱい買っちゃった♪」と隣のYちゃんと見せ合いっこです。たまたま同じ消しゴムを買っていたようで「一緒だね~!」と顔を見合わせて笑っていました。うさぎ組のSちゃんはバス降りた瞬間に「ママこれあけてみて~!」と言い、話しながら帰る姿が見えたとバス担当の教師が嬉しそうに話していました。
つい先日、「コロナ禍で5歳児に約4カ月の発達の遅れ 3歳、5歳ともに発達の個人差拡大」というショッキングなニュースを聞きました。コロナ禍で、コミュニケーションが十分にとれない、いろんな経験をさせてあげることができていないという事が原因のようです。そして詳しく調べてみると、それは「質の高い保育環境が確保されているか」という施設差があるということでした。この4月に卒園していった今の一年生ののびのびとした主体的ではつらつとした姿を思い返し、うちに限ってそのニュースは当てはまらないと胸をはって言えます。子どもたちに今しかできない、二度とない経験をさせてあげたい。工事だからできない、コロナだからできないではないではなくわたしたちの知恵と工夫をもって意図的な環境を作って子どもたちを迎えなければいけない、また、明るくかわいい子どもたちに負けないくらい元気な教師集団でいなければならないねと職員会で話し合いました。今日の行事が子どもたちにとっても私たちにとっても意味のある、特別な一日になりました。
2023年7月13日 木曜日
いよいよ明日はこどもだけの夏祭り!朝から園長先生も屋外ゆうぎ場の方へ来てくださり、子どもの姿をイメージしながら水鉄砲コーナーやドーナップールの配置の見直しをしてくださいました。水鉄砲は水汲みをするだけでなく、ペットボトルから空気をブクブクと出しながら、水を入れていくことを経験したり、相手を狙って水をかけたり、かけられそうになると逃げたりして走り回ったりすることを考えると、今までは南北に長かった人工芝、その上水を汲むのは浅くて四角の泥舟、友達や先生を見つけて追いかける時、四角の泥舟を中央に置いているとぶっつかり怪我をする事も考えられます。更に人工芝中央にはドーナップールもあり、それでは十分に走り回ることが出来ず、楽しむことが出来ない状態でした。またドーナップールで遊んでいる友達は、水がかかったり、濡れたりするのが苦手な子ども達なので、少しずつ水に慣れていくための物であるのに、水鉄砲の真ん中にあるという事は、ドーナップールに入って遊んでいる子ども達も水鉄砲の水をかぶることも考えられます。
そこで環境のやり直しとなりました。最初は南北に長かった人工芝を西側に移動させ、正方形の形にし、その四辺に丸いタライとポリバケツを置き、四角の浅い泥舟から深さのあるポリバケツなどに水の移動です。早く来ている子ども達に「お手伝い隊、お願いします」と声をかけると、所持品を片付けた子ども達が次々とバケツや柄杓で水を汲んで、移し始めました。だんだん水の量が減ってくると、バケツを横にして水を汲んだり、手ですくって入れたり、柄杓を持っている子に「入れて」と言って入れてもらったりして移していきます。今までの経験を活かして工夫して効率よく活動する力が育っていることを感じました。
ドーナップールの移動でも沢山の子ども達が力を貸してくれて運ぶことが出来ました。
昨日、仮園舎のテラスの前に日よけのブルーのメッシュの布をかけてくれました。それはまるで海のようで年長・ぱんだ・りすさん達が海の生き物を描いたり、作ったりして飾っていました。それを見ていた仮園舎の子ども達も魚やたこ、くじら、アンコウや、中には泳いでいる自分を描いて切ったり、廃材で作ったりしていました。それをネットに貼る時にネットが子ども達より背が高い所にあるのを見た園長先生が「踏み台あるといいんじゃない」と声をかけてくれると、子ども同士で力を合わせて踏み台を持ってきてつけていました。年長さんがいない仮園舎、年長さんからの刺激がない事で成長しているのかなぁと不安になる事もありましたが、こうやって力を合わせる姿を見て成長を感じました。そして子ども達の動きを考えた姿をイメージして環境を作っていく大切さを忘れていたのではと反省しました。
2023年7月11日 火曜日
昨日の大雨が嘘のように晴れ上がった青い空!朝からお日様が照りつけます。朝早く仮園舎の様子を見に来てくれた古森先生が仮園舎の水道の流し台がとても熱くなっていることに気付き、急いで日よけをすることになりました。昨日は大雨、今日は暑い日差し!毎日天候、自然と向き合い共に生きていく私たちは子どもと共にいろんなことに気付き対処し、安全に心地よく生活していく力を身に付けていかなければと思います。
さて、今日「キャッ!キャッ!」とたんぽぽ組さんたちが水遊びをしているとIちゃんが「Iちゃんのおふろとおんなじ~♪あったか~い♬」というのです。どれどれ?と言ってみると・・・ひなたにおいていた水汲み遊び用の桶の水が本当にお風呂くらいのあったか~いお湯になっていたのです。YちゃんもK君も Y君も・・みんなが集まって来て「あったかいね~」と言っているとペットボトルの水を「シャ~!!」とかけてきたA君!「これは冷たいね~」「きもちいいね~」どうもこの水はテント下に汲み置きしていたおけの水を汲んできたようです。
「なんでこの水あったかいのかなあ?」と問いかけてみましたが、そこは「???」「おふろだから~」の声。まだまだそこには興味がない様でしたが・・・「つめた~い!あったか~い!」に気付き遊ぶうち水の温度にも気付くようになるのかな。これが科学の芽が育つ体験となっていくと思うのです。水をかけられるのが嫌だったK君、O君も少しずつ自分でペットボトルに水を入れて運び、お友達と触れ合いながら水遊びを楽しむようになってきています。今では笑顔いっぱいで水しぶきの中で遊ぶ子どもたちは本当にキラキラと輝いています。
さて、仮園舎チームは、今日みんなで作品展を見に行くことにしました。家族の方とは見に行きましたがお友達皆で見に行く作品展はまた違った楽しさ、感じ方があります。作品展示場に入るなり「わ~すごい」の言葉が口々に飛び交いました。まず向かったのは、たんぽぽ組さんの展示です。「Tちゃんのだ~」「A君のだよ~」と自分の作品や絵を指さして「見て見て~」のアピール度のすごさ、さすがたんぽぽさんたちです。そして大きい組さんの作品や絵を見て回ると一つ見て「すご~い!」また一つ進んで「ワ~かっこいい!」「この中に何が入ってるの~?」と言ってはひとつずつ覗き込んでいました。あまりのカッコよさにおもわず触ろうとするたんぽぽさんたちに先生たちは大慌てでした。「大きい組さんはやっぱりすごいね~」とますます年長さん年中さんに憧れの気持ちが膨らんでいくたんぽぽさん達でした。これからこの子たちもいろんな発見、イメージ、経験が積み重なっていき表現力がどんどん身についていくんだろうなととても楽しみです。
☆たんぽぽおまけエピソード☆
作品展を見に行くため屋外遊ぎ場からたんぽぽ組さんだけで幼稚園まで歩いていきました。「あるこ!♪あるこ!♪」と散歩の歌を歌いながら元気に出発したのですが・・・・・・・・少し歩くと「あれ?ダンゴムシ・・・」と言ってダンゴムシを掌にのせて見せます。「歩いていくからダンゴムシさんはおるすばんね~」と何とか説得して道端に返します。また少し歩くと「アッおはな~」「棒があった」と次々と道端のものを発見するのでなかなか前に進みません。でもこれもまた楽し♬
そんな中でも出会った人に「こんにちは!~♪」と挨拶をし、車が待ってくれていると「待ってくれてありがと~♪」などという言葉が誰からともなく出るのです。かと思うと「なんかにおいがするね~。かぜさんのにおいかな~」などと友達同士で話しながら歩いているのです。散歩に出ると景色、木や草を見て天気や風を感じ、また地域の人との触れ合いもあります。そんな子どもたちの姿を見ているとこの年齢ならではの一人一人の純粋な感性を豊かに育ててあげたいなと思う教師たちです。
そんなこんなで大にぎわいで歩くたんぽぽさんたちの散歩♬これがまた可愛らしく楽しいひとときなのです。
2023年7月8日 土曜日
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、保育教諭達は毎日空とにらめっこし、外で遊べるかな?水遊びできるかな?今日はお部屋の中かな?と頭の中でクルクル考えを巡らせています。雨の日は、子ども達も一緒に外を眺め「め!め!」と言いながら指差したり、テラスにできた水たまりにそっと手や足を入れてペタペタとテラスには小さなかわいい足跡がたくさんついています。「濡れるから出ないでね。」と言っても保育教諭の目を盗んではテラスや人工芝に出て行き、いたずらな笑顔を向ける子ども達です。
今週は作品展ということで、みかん組、れもん組も第2園舎2階に子ども達の作品を展示していました。たくさんの保護者の方に見て頂き「いろんな色を使っていましたね。」「かわいかったです。」「写真を見て友達の名前を言っていました。」などのお話を聞くことができました。
子ども達は身体を動かして遊ぶのが大好きですが、クレヨン遊びを始め、シール貼りや新聞紙遊び、粘土遊びなどの手や指を使った遊びにも興味津々です。絵の具を使ったスタンプ遊びでは、指で絵の具を触って『なんだこれ?』という表情をしていたり、紙に絵の具の模様がつくのを見ておもしろくて勢いよくトントントン!と連続でスタンプをたたきつけるなど、一人ひとりの反応が違いました。日々の保育の中でもクレヨン遊びやシール貼りをよくしています。色使いや線の描き方なども1枚1枚違うので、持ち帰った絵をじっくり見て頂けたらと思います。
さて、木曜日には朝からよく晴れて気温もぐんぐん上がり水遊び日和になりました。いつものようにいつもの環境で水遊びをしようと考えていた私たちですが、古森先生から助言を頂き、人工芝やテントの位置などを変えるなど、幼稚園の先生に手伝って頂きながら水遊びの環境を作っていきました。いつもなんとなく置いていた遊具も子ども達の興味や遊びを見ながら常に変えていくこと、たくさん遊ぶ物があればいいのではなく、足したり引いたりしながら子ども達が自ら遊びを生み出す環境作りの大切さに気付かされました。
そして人工芝の位置がいつもと違うことに気付いた子ども達は、『あれ?』という表情をしていました。今まではテラスからすぐに人工芝に出ることができましたが、少し距離ができて1か所だけ通れる道を作りました。すると何も言われなくてもそこを通って降りて行ったのです。人工芝は今まで『みどりのところ』と話していて「みどりからでないよ。」「みどりまでね。」と話していたことが小さいながらも身に付いていたんだなと思いました。
さて水着に着替えての水遊びが始まります。みかん組の子ども達は初めての水遊びの子も多く、最初はどう遊んでいいか分からない様子でしたが、徐々に慣れてきて自分で好きなカップやペットボトルなどを取り、水をすくってみたり足元に流してみたりして楽しんでいました。水遊びが大好きなFちゃんは水が散ってくると「きゃあ!」と言って満面の笑みで喜びます。保育教諭がペットボトルに水を入れていると側にあったキャップを手に取りふたをしようとしていました。なんとなくクルクル回して閉めようとする仕草も見られ、大人がしていることをよく見ているんだなと思いました。Aくんはペットボトルやケチャップ容器の水鉄砲に興味津々です。幼稚園児や保育教諭がしているのを見て、同じようにしようと、水を入れると指に力を入れてギューっと押します。うまく出ないと、キャップ部分を目の前に近づけて『なんで出ないんだろう?』としかめ面で見ていたり、ギューっとする場所を変えてみたりする姿も見られました。なんでもない水遊びでも指先を使い試しながら遊んでいるんだと感心しました。
これから梅雨が明けると本格的な暑さがやってきます。暑い夏を汗をかきながらも気持ちよく、元気に過ごせるように遊びや環境を考えていきたいと思います。
~おまけ~小さい春見つけた?!
ひよこ組が生活する第2園舎の避難用の外階段の下に生えているスギナに混じって、なんとつくしが頭を出していました。長いものが1本、その近くに短い赤ちゃんつくしも見つけました!ひよこ組さんには分からないかな?いつか幼稚園児たちの中で気付く子がいるかな?季節外れのつくしの成長をそっと見守りたいと思います。
2023年7月7日 金曜日
今日うさぎ組では、廃材遊びをしました。子ども達は、廃材遊びが大好きです。廃材をすると聞くと「やった~!」と大喜びでした。先に何を作るか決めて、廃材を選ぶ子や好きな形や大きさの廃材をいくつか集めてから何を作るか決める子など、発想は様々です。R君は「僕はクレーン車が作りたい!」と言うと、たくさんの廃材を集めて来ました。「本物のクレーン車は、物をこうやってつるすんよね」と本物のクレーン車を思い出しながら、クレーンのつるす部分を作っていました。途中で、運転手が乗る場所が無いと気付き「動かす人が来るところを作らんといかんかった!」と急いで廃材を取りに行っていました。透明で四角い、運転席にピッタリの廃材を見つけると完成したクレーン車に付けました。出来上がると「これはね、こうやって動くんよ」と得意気に教えてくれました。
Hちゃんは、「妹と遊べるおもちゃを作ったんよ」と、カラカラと、音が鳴るおもちゃを作っていました。カラカラと音を鳴らすために、プラスチックの廃材を細かく切って入れるなど、どうやったら音が鳴るのか考えながら作っていました。さらにもう一つ作り、自分と妹と2人で遊べるようにしました。Rちゃんは、空き箱にちいさなカップを2つ、ボタンのように付けていました。「何を作っているの?」と聞くと「これはねこのボタンを押して操作するゲームだよ」と教えてくれました。しばらくすると「あ!ゲームをみる画面を作るのを忘れてた」と言うと、最初に作ったコントローラーに合う廃材を探してきました。そして、ピッタリのものをみつけると、コントローラーにつなげました。最後に、クレヨンで自分で好きな色に塗るとマリオのゲームをする機械が出来上がり、とても嬉しそうに「出来た!」と教えてくれました。
子ども一人一人が遊びながらイメージを広げ、工夫しながら廃材遊びを楽しんでいました。
今日は、七月七日。七夕の日ということで、給食も七夕特別給食でした。「にんじんのお星様だ!!」と目を輝やかせながら、七タそうめんを見ていました。いただきますをすると、今日はみんな特別メニューで大好きなものがたくさんあったのか、あっという間に完食していました。
七夕のお話も子ども達は、良く知っていて「今日の夜に、織姫と彦星が会えるんよね!」と話していました。しかし、降園前に外を見ると雨が降っていました。「大丈夫かな?織姫と彦星は会えるかな?」と子ども達は不安そうな表情をしていました。中には「傘をさして会いに行くんじゃない?」と、言う子も…。一年に一度の特別な日。これからも日本ならではの特別な日を、子ども達と大切にしていきたいです。
コメント (「お兄さんありがとう!!」 たんぽぽ組 笹本 慎悟 はコメントを受け付けていません)