2023年11月20日 月曜日
今日は、秀野邸に玉ねぎの苗植えに行きました。行く前に古森先生に挨拶して行こうと、年中児全員が張り切って仮園舎から本園舎に寄りました。古森先生は年中児達が到着すると、事務所から出てきて、遠くまで広がっていた子ども達に「ひつじ組さん 見えるところに来て」と声をかけてくださいました。その声を聞いてもぞろぞろ・・・。さっと動かなかったひつじ組さんとは、お出かけをする時も道路や信号でさっと動かないといけないことを約束してくださいました。そして来年のカレー作りに使う玉ねぎの苗を年中さんに植えてほしいと話してくれました。玉ねぎの苗を見せて、「ねぎ!」と言う子どもの声に、玉ねぎとねぎは同じ仲間であること、玉ねぎは白い所がボールのように大きくなることや今みんなが見ているのは玉ねぎの赤ちゃんであること、畑には草が生えないように黒いビニールがかけてあり、そこには穴が空いていること、その穴の土を手で川のように掘り、その川にお日様の方を向けて寝かせて、土の布団をそっとかけてあげると、お日様から元気パワーをもらって、土の栄養とお水をもらうこと、白い根っこから栄養を取るので、その白い所に優しく土をかけてあげること、寝かしてあげる時、緑の所はお日様と仲良しなので、お日様の方(東を向いて)に向けて寝かせること等を教わりました。そして各クラス、バスに乗って秀野邸に向かいました。
秀野邸に着くと畝が出来ており、その2つの畝に黒いマルチがかけられていました。そして1人4本ずつ植えることが分かるように、4つの穴ごとに椿の実の外皮を並べてくださっていました。その間に子ども達が座って、穴の所に玉ねぎを植えていきました。植え終わるときちんと植えられているか運転手さんが見て、手直しをして下さっている間に沢山落ちているドンクリを拾うことになりました。ここかしこ、いたるところに、足の踏み場がない程落ちているドングリ、「ここにもある」「わあ!!2個くっついている」「緑色のもある」と自分達が発見したものを見せ合いながら拾っていました。また秀野邸の庭に実っている柿もくるくる回して採らせてもらいました。終わる頃、もう一度畑に集まると各クラスの代表の子ども達がみんなが植えた玉ねぎに水をやって、来年大きくなって、みんなで収穫したいからとバスの運転手さんにお世話をお願いして、幼稚園に戻りました。しかしお世話を任せきりにするのではなく、自分達で植えたものだからこそ機会を作っては、草引きやお水やりなど、世話をしに行きたいと思っています。
幼稚園に帰ってくると園舎の工事が進んでいて、1階の部分にはコンクリートを打つ板の壁が付いていました。工事の進み具合を見て帰ろうとすると、熟した渋柿がお皿にはいってあり、古森先生が見せてくださり、「味見する?」と、薬指が一番きれいだから薬指でお味見するように言ってくださいました。親指、人差し指、中指、小指はよく使うので汚れているけど、薬指はあまり使わないのであまり汚れていないことを教わりました。そこで手を洗ったクラスから熟した渋柿を教わった薬指に少しだけすくって口に入れました。口に入れると「あま~い!」「おいし~い!」と言って、子ども達は目を丸くしてニコニコになっていました。
今日一日で玉ねぎの苗植え、工事の様子、熟した柿の味見と今しかできないことや味わえないことを経験することが出来ました。
これからも今しか経験できないことを沢山させていきたいと思います。
2023年11月19日 日曜日
昨日大荒れの天気のため1日順延となった今日、三葉幼稚園の作品展・バザーが開催されました。9時開場のときには、アーチの前で列ができており皆にこにことご家族で待ってくださっていました。今年は人数制限なしで時間制限のみお願いしているので久しぶりにおじいちゃんおばあちゃんの手をつないで参加してくださるご家庭も多くほのぼのとした雰囲気が感じられました。今年はさんさんらんどでの開催となり仮園舎の展示会場では今年ならではの工夫と楽しさの詰まった作品展となりました。
展示会場ではどの子も一緒に来たお父さんお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの手を引っ張って「こっち、こっち」「ほら見て~みて~」とキラキラ目を輝かせて自分の作品と絵のところに案内していました。年中組のR君のお父さんは「お~!!すごいなあ~。こんなすごいのが作れるようになったんかあ~。びっくりした!すごいすごい!」と言ってR君の頭を何度も何度もなでていました。R君は、少し照れながらも本当にうれしそうな顔をしていてそれがとても印象的でした。こんな気持ちが子どもたちを又やる気にさせるのですね。見ていた私も嬉しくてたまりませんでした。又年少さんたんぽぽさんのコーナーではSちゃんの絵を見たお母さんが「クレヨンでしっかり塗っていてびっくりしました。家ではあまりお絵かきしないのに幼稚園でこんなに描けるとは!!」と言って本当にびっくりして喜んでおられました。又年長さんのフロアーでは、「幼稚園建設中!!」の協同制作も今年ならではの大作♬輝く作品となりました。幼稚園の工事を見ながら一日一日できていく過程を自分たちのものとして作り上げていく年長さんたちは本当にすごいと思います。感動された保護者の方もたくさんいらっしゃることと思います。
昨日、大林組の子どもたちが親しみを持っている清水さんが作品を見に来てくださり、「あまりに子どもたちの発想がすごすぎる!!」と驚かれるとともに目を丸くして写真も撮って帰られました。子供一人一人の作品と絵はどれもその子だけのキラリと光る物がある宝物です。その宝物を紹介する子どものイキイキとした顔は本当に輝いていました。そしてその姿を見る保護者の方々の優しいまなざしと言葉を聞くと私もますます心がぽかぽかと温かくなりました。
一方バザーでは、今年はお店の中に新しく「保育園の先生のお店」とお米でお世話になっている「学さんのポン菓子店」が新たに加わりました。
保育園の先生のお店では、ひよこ組の先生達の手作りのかわいい品物が並んでいました。ひよこ組の子どもたちがよちよち、財布を持ってお買い物に来ておうちの人と一緒に品物を選んでお財布からお金を出すしぐさがとても可愛かったです。
新設『学さんのポン菓子」屋さんでは、実際に機会を使ってポン菓子を作ってくれました。玄米が「バ~ン」とはじけてポン菓子となるのですが「バーン!」と音がする瞬間を見たくて保護者の方と子どもたちは、カウントダウンしながらそのタイミングを待っていました。美味しくて何度も買いに来る子がいたようです。
先生達のお店では、お父さんお母さんも協力的で一緒に楽しみながらお買い物をしてくださっていました。ここでも先生たちの手作り品が大人気でした。♬
手作りと言えば先生の喫茶。古森先生手作りの「芋アイス」「みたらし団子」「カレーライス」は大人気でした。カレーライスは現地で最初からお料理してくれたことで会場中に良い香りが漂っていました。良い香りにつられて当日券を購入してくださる方が次々と出てきました。「朝カレーを食べに来ました」と幼稚園古森先生カレーを楽しみにしていた方もいました。芋アイスもみたらし団子も当日のチケットは完売!!食べ終わった後、「本当においしかったです!」とわざわざお礼を言いに来てくださる方もいました。又役員さんのお店もくじ引き、輪投げ、スーパーボール、どれも大盛況。!♪とてもにぎわっていました。コロナ明け!久しぶりに解放感を味わいながらの作品展、バザーを終えることができました。ご来園くださった保護者の皆様、存分に楽しんでいただけたでしょうか。!?後援会役員の方々の支えがあっての幼稚園バザーです。遊びに来てくれた卒園生にも久しぶりに会えてとても嬉しかったです。ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
年長児が今朝こんなお手紙を見せてくれました♬今日の作品展をこんなにも楽しみにしていてくれたのですね♪嬉しいです♪
本日作品を見に来れなかった方、明日はそのままにしております。保育中ですがどうぞいらしてお声をかけてください。
2023年11月17日 金曜日
昨夜の雨でさんさんらんどの園庭は、水溜まりが所々に出来ていました。それを見つけたりす組の女の子達は「あそこの土がめっちゃプルプル!」と嬉しそうに、先生や友達に教えていました。
最初は数名だった泥遊びも、子ども達が登開してくると次々集まって来て集団で泥だんごやプリンを作って、遊んでいました。そして泥々の手を「見て!」「おばけみたい!」と、見せてくれる子もいました。久々の泥遊びに、子ども達は大喜びでした。
今日は午前保育だったので、外遊びを早目に切り上げ、各クラス順番に作品を見て回りました。年長の習字と砥部焼が飾られている部屋では壁一面に展示されている習字に、子ども達は「すご~い!」と興味津々で見ていました。「僕たちも年長さんになったら習字するの?」と、口々に言う子ども達は、今から習字をするのが楽しみなようで、「早く年長さんになりたいな~。」と、つぶやいていました。次に年中組の展示室に入ると、自分達の作品がある場所の確認です。廃材と絵が両方きちんと飾ってあるか、壊れているところはないか、隅々まで確認をしていました。「お母さん達にも教えなくちゃ」と自分の作品の場所を覚えようと、何度も何度も確認する子もいました。最後に、子ども達の憧れの年長さんの展示室を見に行きました。部屋に入り、年長の部屋を見た子ども達は「うわ~!!めっちゃすご~い!!!と、どの子も大きく目を見開き落ちそうなほど、目をまんまるにあけていました。そんな子ども達の視線の先には、部屋のまん中に、大きく飾られた協同作品がありました。とっても大きくて迫力満点の協同作品に子ども達も圧倒されているようでした。さらに個人作品にも興味津々。「先生!大きなクレーン車がある!」「こっちは木で人を作ってる」と、どの作品も真剣に見ていました。園庭には、たくさんのお店屋さんが出店されると知った子ども達は、「お金と、おさいふをもって来て、自分でお買い物する!」と作品展示以外にも楽しいことがある!と、とても当日が待ち遠しいようすでした。
2023年11月15日 水曜日
今週から一気に朝は冷え込み、上者を着て登園する子が増えてきましたが、子どもたちは今日も寒さを忘れるくらい夢中になって元気に遊んでいました。
年少とたんぽぽの子どもたちは昨日から久しぶりに本園で生活しています。工事の様子を見に来たり、暑い日には会議室へ運動会の練習をしに来たりしていましたが、部屋に入って生活するのは久しぶりで、みんなワクワクしていました。園庭にあるつりかんは、年少児やたんぽぽさんにはまだ難しいため使えないということで、園長が小さな子どもたちでも使えるように考えてくれたのは、なんとブランコです。つりかんのわっかの部分に鎖を引っかけてブランコが4人もできるようにしてくれました。つりかんでブランコができるなんて教師たちもびっくり!!子どもたちにも大人気で目を輝かせて大好きなブランコを楽しんでいました。他にも、保育園にあった小さなすべり台を持ってきてくれたり、ままごともやりやすいように動かしてくれたりと、あっという間に小さな子どもでも遊べるスペースができあがりました。園長はいつ、どんな時も子どもの味方で、教師たちが行き詰まった時も魔法のようにアイデアが出てくるのです。狭いスペースでも楽しく遊ぶことができ、フラフープを列車にして遊んでいる子、音楽に合わせて踊りを踊っている子、新しいブロックで遊んでいる子など思い思いに遊んでいました。年齢によって遊び方が変わってくるため、年齢に応じた環境を準備しておくことが大事だと改めて実感しました。
そして今日は、今までと逆にさんさんらんどに遊びに行きました。2日ぶりのさんさんらんどでしたが、子どもたちは大はしゃぎ!走ったり、大好きなローラーすべり台をすべったりして遊びました。ちょうど年中さんたちも外で遊んでいましたが、久しぶりに4クラスそろった年中さんたちはとても楽しそうで、年少児とは違った活気があり、早く全学年がそろって遊べる日が待ち遠しくなりました。
思い切り走ることができるさんさんらんども大好きな子どもたちですが、幼稚園ももちろん大好きです。幼稚園での生活は今週いっぱいでまた終わりになってしまいますが、残りの3日間もケガなく楽しんで生活したいと思います。
2023年11月11日 土曜日
朝・晩は寒くなってきましたが、日中は暖かい日差しもあり、11月とは思えないほど過ごしやす毎日です。
先月末に行われた保育園運動会での遊びがまだまだ続いているもも組では、カラー磁石やたらい、ボールでよく遊んでいます。自分の好きな遊びを見つけ、興味を示して遊ぶことが多い月齢ですが、だんだんと自分以外の友達が遊んでいることが気になり、じっと見て「やってみよう!」と真似することが増えてきました。
月曜日、午前中にゴミ収集車がもも組の部屋の前に止まるのですが、収集車が来ると窓辺にあるカラー積み木目指して「ぼくも!わたしも!」と競い合うように走り寄ります。カラー積み木が、子ども達が窓の外を見る高さに丁度よい踏み台になるのです。指さしながら、ゴミ収集車が来たよと教えてくれたり、「バイバーイ」と言いながら手を振ったりする子ども達に、作業しながら、照れながらも対応してくださる作業員の方との本当に短い時間ですが、ほっこりする場面になっています。はじめは、収集車が来ても反応するのは2.3人でしたが、どんどん興味を示す子どもが増えてきました。台にのぼって背伸びして、手を伸ばして手を振るこの後ろ姿が、またなんとも可愛いのです。
知育玩具の型はめパズルは、型を入れるより簡単にできる磁石のぽっとん落としが好きなようで、誰かが始めると、たちまち人だかりになりますが、自分もやってみて満足すると、徐々に離れていき、誰もいなくなってしまいました。すると、取り残された知育玩具に、さっきまで輪に入らず見ていた幼児が、「いまだ!」と言わんばかりに磁石を持ってきてぽっとん落としを始めました。ずっと見ていてやりたかったんだなぁ~と思って見ていると、上手に入れることができ、ニコッと笑って拍手していて、その姿がとても可愛くてほっこりした気持ちになりました。
もも組でも個人差はありますが、並行遊びから、友達がしている事に興味を持って、真似してみたり、一緒にしようと関わって遊ぼうとしたりする姿が見られるようになってきました。時にはトラブルになることもありますが、自分の思いを伝えることや、かわりばんこ、我慢すること、一緒に使うことなどを見守ってり、援助したりしながら、身につけさせていきたいと思います。
2023年11月9日 木曜日
運動会が終わってからの、年長児達はなんだか自信に満ち溢れています。毎日機嫌が良く、声もはずんでいるように聞こえます。ただ元気なだけではなく、話を聞くべきところでは聞く、約束は守るというけじめある態度が身についていることが、つい先日のコンサートへの参加でわかりました。
毎日こつこつ作ってきた作品やお絵描きもほとんどの子が完成してきました。「本当にみんなすごいよね~。これって先生が全部教えたんだっけ?」と聞くと、「ち~が~う!!ぜ~んぶ自分の頭で考えたんだから~!!」「先生が教えなくっても自分たちで考えたらなんでもできるんだよ~!!」と笑顔で大ブーイング!その笑いながら言い返す姿がとてもかわいくって私たち教師にとっても楽しい時間になっています。
そんな中、今日、朝一番に年長4クラスで土間のところに集まりました。久しぶりの子ども会議です。最初、「年長さんって最近大活躍だよね。なんでもできてすごいよね。例えば何ができるんだっけ?」と聞くと、「廃材が上手。お絵描きが上手。習字もできる。英語もできる。手話も頑張っている。鼓笛隊もみんなでできた。年中さんにいろんなこと教えてあげた。小さい子と手をつないで優しく歩いてあげることができた。」・・・きりん組のYくんは最後に「みんなで助け合うことができる」と、頼もしい一言を発表してくれました。
作品展でもみんなで助け合って一つ頑張ってほしいことがあると切り出して、今日の子ども会議の議題は“きょうどうさくひん”についてです。作品展では個人作品のほかに年長は「きょうどう作品」を作るのです。そんな話をしていると古森先生が様子を見に来てくださいました。まず「きょうどう」という言葉について教えてくれました。「仲間が4~5人集まってするきょうどうは「共同」という漢字だけど、み~んなでする大きなきょうどうは「協同」という漢字を書く」ということ。また、「協という字は力!力!力!!と力がたくさん集まっているよ」と、いうなんとも小学生のようなお話でした。わかっているかな?と子どもたちの方を見ると、力こぶを出すように腕をぐっと前に突き出して「ちから!!」と口々に言っているではありませんか!「ちからを合わせるって言葉があるよね?」と古森先生が言うと友達同士その腕を寄せ合って「ちから!ちから!!」と楽しそうにしていました。
協同について理解した子どもたちでしたが、さて何を作るために力を合わせたらよいのでしょう?それも子どもたちが考えます。先生が決めるのではありません。
何を作りたいか聞くと楽しかったことを作りたいよね、という話になりました。楽しかったことはなんだろうと子どもたちに聞くと「お泊り保育、運動会、遠足、レインボーファーム…」といろんな意見が出てきました。どれもこれも楽しい思い出で、選びきれません。挙手をしてみたり、AかBかで分かれてみたりして最終的に「幼稚園の工事」を作ることになりました。すると古森先生が「工事見に行かせてもらったらいいね」とぽつり。「え!!行きたい~!!」「今から?」「(仕事中の現場の方を)呼んでみる?」と子どもたちがわくわくし始めました。「2階のテラスからだったら聞こえるかもよ」と古森先生にヒントをもらい、テラスから最近すっかり仲良くなってきた大林組の方に「いーわーぎーさ~ん!!しーみーずーさ~ん!!工事見せて~!!!」と大きな声でお願いしました。今日は重機がいつもよりも少なく、しかもちょうど休憩時間だったこともあり、「あと15分だったらいいよ!」と言ってもらいました。やった~と2階から降りる前にぱんだ組を通ると、一部始終を聞いていたぱんださんがとっさに、「工事見るんやったらヘルメットいるよ!貸そうか?!」と言ってくれました。「ありがとう!貸して!!」と受け取る、その速さと言ったら!!わたしが大笑いしながらその後を追いかけて行こうとしたら、「先生もいるんやけん!」と念押しされてしまいました。
15分間の工事見学です。以前年中さんが行っていたのを指をくわえて「いいなぁ~」とみていたので尚更うきうきです。ほぼ?できあがっている基礎工事を見ながら「ここが靴箱の部屋、ここはトイレ、しかもトイレは前と違ってひろ~いトイレなんだよ、あっちがプール!」と古森先生が話してくれました。あちらこちらで散らばって工事を「すごいすごい」と見させてもらいました。協同作品、素敵なものができそうな予感がします♪協同作品作りも楽しみです。廃材や新聞、広告等引き続き集めています!ぜひご協力お願いします。
今日は2回目の内科検診がありました。ひいらぎこどもクリニックの先生が来られる時間の都合もあり、最初は小さいひよこさんやたんぽぽさんからです。仮園舎から小さい子たちが到着すると、「お兄さん、お姉さん、ひよこさんとたんぽぽさんが到着しました~」と放送が入りました。その放送を聞いて「はいっ!行きたい行きたい!!」と何人も手をあげていました。全員が行くと混雑するので、一部の子にお願いしたのですが、まぁお兄さんお姉さんの優しいこと!手をつないで声をかけながらゆっくり歩いてあげていました。
この子、お願いねと引き渡すと、優しく両手で小さい子の手を包むように握って「行くよ。」と声をかけてあげる子もいました。泣いている子も、なぜかお兄さんお姉さんと手をつなぐと嘘のように泣き止むのです。これにはひよこ組の先生も驚いていました。
検診後のお見送りも手伝ってくれたのですが、仮園舎へ帰るのに名残を惜しんでいつまでも手を握ったり、手を振ったりしていました。いつ見ても子ども同士の優しさや思いやりには心があたたかくなります。子どもたち同士のふれあいを周りで見ていた教師の目がほそ~く、にこにこしていました。子どもたちで成り立つ小さな社会って平和だなぁ、素敵だな、と思った内科検診でした。
2023年11月8日 水曜日
子ども達の遊びの中に先週から木工が加わりました。10年程前から昨年曳家でお引越しした木造建築「こども図書館」を手造りしてくださった寿建設の会長さんが、今年も三葉っ子のために様々な長さや大きさ、形の木材をたくさん持って来てくださったのです。
今日も朝早くから「トントントン♪」と釘を打つ心地良い音が響いている木工コーナーを覗くと、くま組のTくんが大人顔負けで力強く釘を打っていました。「Tくん!さすが年長さんやね!すごいね!」と声を掛けると、絆創膏を巻いた指を私に見せながら「前は失敗して怪我したんやけど、今は上手く打てるようになったよ!」と笑顔で言いました。その隣でも、年長児が細長い木片を器用に組み合わせて打ち付けたり、なかには小さな木片をつないで人の腕の関節のように曲げられる工夫をしたりしている子もいて、驚かされるばかりでした。作品展まで残り一週間余りですが、どんな素敵な作品ができるか楽しみです。
話しは変わって、事務所横の花壇の様子が変わっていたことをお迎えに来られた保護者の方はお気付きになったでしょうか?実は花壇の隅に大きな水瓶が置かれているのです。この水瓶は、ポンタ農園の藤岡さんが「幼稚園で何かに使えんかな?」とくださった物で、早速レインボーファームの水路からもらってきたメダカを入れようと数日前から水を溜めて準備していたのでした。そして、今日はいよいよメダカのお引越しです。以前に古森先生から「手で触るとメダカさんは、とっても熱く感じるんだよ。」と教えてもらっていた子ども達は、小さな網を準備すると優しくすくってバケツに移していきました。メダカ以外にエビもすくっていると、N先生が「きゃー!寄生虫みたいなのがいる!」と声を上げたので、みんなもびっくり!!その生き物を子ども達とよーく観察してみると「足が6本あるよ」「口に牙みたいなのがある」と色々な発見がありました。「この形は、もしかしたらヤゴかな?」とヤゴの図鑑を子ども達と調べてみると、そっくりなヤゴを見つけたのです。そのヤゴは「イトトンボ」のヤゴで、私も初めて見たので子ども達と一緒に驚きました。
水瓶にお引越しをしたメダカ達は「つーいつい♪」と、とても気持ちよさそうに泳いでいて水瓶を覗いていた年中児達に年長児が「そっと覗かないかんよ。逃げてしまうけん」と優しく教えてあげていました。「メダカの学校」の歌詞に出てくるようなほのぼのとした光景に心が温かくなりました。来春、卵を産んでメダカの数が増えていくように、これから子ども達と飼育観察していきたいと思います。
今日は年中児がさんさんらんどへミニ遠足!?に行きました。りす組とぱんだ組の子ども達が「行ってきまーす」と事務所に挨拶に来ると、古森先生が「あら?かばんと水筒を持ってどこに行くの?」と声を掛けてくれました。すると、子ども達は満面の笑みで「さんさんらんどでお弁当食べるんよ」と、とても嬉しそうに答えていました。そして、さんさんらんどで遊んだり芝生の上でお弁当を食べたりして、心地良い秋空の下で楽しい時間を過ごしました。これからも、子ども達と楽しいことをたくさん見つけて秋を満喫したいと思います。
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