2024年6月9日 日曜日
本園舎での生活が始まり、もうすぐ1ヵ月が経とうとしています。いろいろなことが変わり戸惑っていた子ども達も、徐々に慣れてきました。
子ども同士の距離もぐんと近くなり、以前よりも一層、一緒に遊ぶ姿が見られるようになりました。絵本を持った2〜3人の子が、保育室のコーナーのベンチに座りコソコソと話していました。何だか楽しそうなその雰囲気に誘われて1人、また1人と引き寄せられ椅子はあっという間に満員です。すると、誰かが大きな声で❞わにのかぞく❝の手遊びを始めました。すぐに周りの子ども達も真似して歌い始め、大合唱になりました。また、別の日には❝アンパンマン❞の手遊びの大合唱もありました。子どもたち同士過去を見合わせて、とても楽しそうな笑顔を見せ歌う姿に、こちらも釣られて笑顔になりました。手遊びのあとは、身体の後ろに隠していた絵本を取り出して、それぞれが先生になって絵本の読み聞かせが始まりました。なんとも言えないかわいい時間です。
月曜日、園庭の砂を入れ替える作業も終わり、子ども達は保育室から見える働く車に「バイバイ!!」とお別れしました。子ども達は陽の光を浴びないとビタミンDが不足してカルシウムを摂っても骨が丈夫にならないと古森先生に助言していただいて、早速、じゃがいも掘りへ行く幼稚園さんを見送ったあと園庭へ遊びに出ました。進級時の多いれもん組ですが、最後に遊んだのは1年も前です。どの子も目を輝かせ、靴を履くと走り出ました。砂場奥のスペースへ着くと、何人もの子ども達がうさぎ達との再会に手をうさぎの耳の様に頭に当て「うさぎ~!!」と大喜びでした。見たことのない大きな台に自分だけの力でよじ登り下にいる友達に手を振ったり、ロープに手を伸ばし触ってみたりと思い思いに遊んでいました。屋外遊ぎ場とはまた違った体験・経験を子ども達にたくさんさせてあげるためにも、積極的にテラスや園庭に出て、外気に触れながら元気いっぱい遊びたいと思います。
2024年6月6日 木曜日
昨日はレインボーファームでさつまいもを植えた年長児たちは、おじちゃん、おばちゃんに「水やりと草抜き」のお願いをして帰ってきました。そして今日は、子どもたちが年中のときに植えたじゃがいもを収穫する日です。「草抜き行けてないね」「草にお芋の栄養とられてないかな〜?」と心配しながら子どもたちは秀野邸へ出発しました。
そして、秀野邸に到着して畑に入ってみると、じゃがいもの葉っぱが雑草の中に枯れた状態でポツポツ残っていました。「じゃがいもはあるかな?」と教師がありそうなところの土を掘ると、お兄ちゃん芋と赤ちゃん芋がコロッと3、4個出てきました。
古森先生がみんながお世話してないから草が大喜びで栄養を取ってしまったので、じゃがいもができなかったんだね。「みんな幼稚園のうさぎさんにごはんあげるでしょう?だんごむしをつかまえたらごはんあげてる?じゃがいももお母さん芋を植えたんだよね。だから、自分で栄養がとれないんだから、雑草を抜いてあげないとお母さん芋の栄養が赤ちゃん芋ではなくて、草がとってしまうんだよ。じゃがいもも生きてるんだよ。みんなが植えたんだから、お芋が栄養を取れるように草を抜いてあげないと草が栄養を取ってしまって、お芋は大きくなれないんだよ。お芋にも命があるんだから、みんなはお世話しないといけなかったね。このいけなかったことを忘れないでね。それを反省って言うんだよ」と古森先生から教えてもらいました。そんな反省会から始まったじゃがいも掘りですが、雑草を抜いて手で土を掘ると、小さなじゃがいもがコロッと出てきました。
すると、子どもたちは「ここにあったよ〜」と嬉しそうに声をあげましたが、固い土を一生懸命に掘っても2個、3個。また、古森先生から「何個あるか数えてみてね」と宿題を出してもらうと、じゃがいもを並べて「1.2.3」と数えて、小さな小さなお芋も入れて「5つゲットできたんだ〜」と話していました。じゃがいもを植えてから一度も水もやらず、草も抜かず放られていたじゃがいもです。大きく育ててあげれなかった「ごめんね」の気持ちを持ちながらの収穫となりました。
そしてその後は、玉ねぎ抜きです。古森先生から玉ねぎを見せてもらうと、細長い根っこがあり、たくさん伸びていました。世話をしてもらえなかった玉ねぎはそこから栄養をとって頑張って大きくなることができたことも教えてもらいました。
今日一日じゃがいもと玉ねぎを通して命がある物、自分たちで植えた野菜も捕まえただんごむしさん達も、お世話をしないと死んでしまうこと。お世話をする大切さを学びました。教師たちは命があるものを育てる大切さ、そして生きている虫たちを捕まえたら最後まで世話をする責任があることを子どもたちに教える立場であること。そして反省すること、反省したことを覚えて次には実行しなければ、動植物の命を守れないことも古森先生からしっかり指導され、年長の教師たちは取り返しのつかない失敗を二度としないと誓い合いました。年長のみんなごめんなさい。そして、じゃがいもと玉ねぎにも世話をしなくてごめんなさい。と心で謝ったのでした。
2024年6月4日 火曜日
以前のブログで紹介した滑り台の設置を楽しみに、工事の方の手伝いまでしていたらいおん組のY君はまだかまだかと滑り台が使えるようになるのを楽しみにしていました。そして、本日ついに!!使えるようになったのです。所持品の始末を済ませて園庭に出てくると「あっ!!滑り台が使えるようになってる。」と一番に気が付き、目をキラキラさせて滑り台に一番乗り!Y君の声に導かれ園庭に出てきた子ども達が次々と「滑り台が出来てる!」と言いながら何度も滑っていました。また一つ、三葉の人気スポットが出来ました。
今日は滑り台だけではありません。土の入れ替え工事が終わったのです。何も知らない子どもたちは靴を履いて外に出てくると、「ん?なんだかフカフカするぞ。」「ん?先生が裸足になってる。」「ん?工事が終わってるってことは…裸足になれる~!!」と笑顔になり、これまた次々と裸足になって園庭に飛び出してきました。
「気持ち―!」「さらこなみたい!」「フカフカする!」と様々な言葉で表現していました。三葉といえばやっぱり裸足!裸足になって走り回ったり、砂場でダイナミックに遊んだりが大好きです。元気いっぱい遊び、より元気いっぱいになります!!またこれからこの土の上で子ども達がどのような遊びを展開してくれるかが楽しみです。
今日は年少・年中児でポンタ農園にじゃがいも掘りに行きました。ポンタ農園に行ったことのある年中児は「ぽんた君がいる所や!」と嬉しそうです。初めて行く年少児は「どこに行くの?」「じゃがいもはどこにあるの?」と興味津々です。いざ、出発するとすぐ線路が見え「カンカンや!」と指を差して線路に大興奮!線路を渡ると、世界が変わったかのような、一昔前にタイムスリップしたような一面緑の山や畑に大興奮!
「ちょうちょがいる!」「これは何の野菜?」「わかった!これはトウモロコシや。きゅうりもある。」と一つ一つに興味があり会話になります。そんな話題の尽きない道中はあっと言う間ですぐに畑に着きました。
畑に着くと看板娘ならぬ看板犬の『ぽんた君』が出迎えてくれ、畑を世話してくださっている藤岡さんにも挨拶することが出来ました。
そして、いよいよじゃがいも掘りです。土の様子を見た園長が「この固い土は子どもたち掘れるかな?力持ちに掘ってもらってみる?」と言うと教師も認める年中の力持ちが前に出て掘ってくれました。みんなから「頑張~れ!頑張~れ!」と応援されながら掘ると力が入る入る!!「モグラみたいに掘るんよね。」と力強く掘っていきます。そして、「掘れた!」とみんなに見せるとみんなが拍手!!全部掘って数を数えると、なんと13人兄弟になっていました。そして、13人兄弟のお母さんはと言うと、13人の子どもたちに栄養を沢山上げて消えてなくなっていたのです。他のじゃがいものお母さんいもも真っ黒になっていたり、ドロドロになっていたり!園長から「みんなもお母さんのおなかにいた時にお母さんから栄養をもらってたんだよ。」と言う話を聞いた子ども達はその後じゃがいも掘りでドロドロになったお母さん芋を見つけると「お母さん芋さん、ありがとう!」と言って優しく土にかえしてあげていました。
さぁ、力持ちのお兄ちゃんお姉ちゃんがじゃがいもを掘っているのを見た子どもたちは俄然やる気一杯です。自分たちの番になると固い土にも負けずいくつものじゃがいもを掘っていました。特に今日は最上級生の年中さんは、「年少さんにも掘らせてあげてね。」と言われたことで協力して掘り、あと少しで掘れそうなじゃがいもを年少さんに掘らせてくれる優しい姿も見られました。
毎年ですが、三葉幼稚園のじゃがいも掘りは掘ることだけでなく、協力し合うこと、植物の不思議を知ること、命について感じること、身近な自然に触れること、お世話をして下さっている方へ感謝の気持ちを持つことなど学ぶことがたくさんあります。今回も年少児は年少児なりに年中児は年中児なりに感じることが沢山のじゃがいも掘りとなりました。お家でも話題にしてみてください。
2024年6月3日 月曜日
金曜日のブログにもありましたが園庭で大林組さんが土の入れかえ工事をしてくださっている様子を見ながら「滑り台したいね~!」とワクワクしながら室内で過ごしていました。
そんな中、室内の遊び場として定着したプール室や3階ホールでは今日も利用が予約制となっていて順番がまわってくると思いっきり体を動かして遊んでいました。プール室では大きな引き戸を開けて涼しい風が入る中で土の入れ替え工事を見たり新聞紙プールで転がって「バサー」っと新聞を上へ投げて楽しんだりと一人一人がとても楽しんでいました。一方ホールには鉄棒や跳び箱、平均台と運動的な遊びができるようになっており年中、年長児達が大好きなコーナーです!!初めて見た時は使い方も分からず跳び箱の上からジャンプしたり足が開かず横飛びになっていた子ども達も回数を重ねていくうちに両足をしっかりと開いて飛び越えることがだきるようになってきました。また、鉄棒では自分よりも高い棒をしっかりと持ってジャンプして前回りをする子もいて日頃の保育の中でしっかりと遊び足の力が強くなってきているのかな〜と思いながら見守ったり援助したりしました。
今日うさぎ、ひつじ組では6月のシール帳に貼る折り紙をしました。題材は『てるてる坊主』です。4月よりもはるかに上手に折ることが出来、教師の話をしっかりと聞いていて関心しました。園長もよく、覗きに来てくれてその都度「話が聞けてえらいね〜!!」と声をかけてくれていてすっかりお兄ちゃん、お姉ちゃん気分になっています。上手に折ったてるてる坊主は大切に顔を描いてシール帳に貼り付けました。
今日は子ども達にとってとても嬉しい事がありました!今日の給食はいつもの給食ではありません。『新園舎完成おめでとう』という特別給食です!!皿に盛られた料理を見た子ども達から「うわぁー」と歓声があがりました。食べていると園長の放送が入り「今日のメニューはいつもと違うでしょ?」という問いかけに「うん!」「違う、違う」と頷きます。「大林組さんの工事はもう終わるんだよ」「時々顔を見せてくれるかもしれないけどね…」等と言う言葉に「そっか…」と頷きながら少し寂しそうな様子もありましたが「また、お話したいね」とみんな最後はにっこりしてご馳走を嬉しそうに口にしていました。園長の話を聞いて教師自身もせっかくのお祝い給食!大林組さんにも声をかけて一緒に食事が出来たら良かったなと残念に思いました。
また、今日は降園前に先週からうさぎ、ひつじ組に入っている聖カタリナ大学の実習生I先生に『3びきの子ブタ』のパネルシアターをしてもらいました。緊張しながらも子ども達に馴染みのある3びきの子ブタの手遊びを声色を変えながら演じてくれました。子ども達もI先生が大好きで「もう1回もう1回」と降園時間いっぱいまでおねだりしていました。
2024年6月1日 土曜日
みつばっこハウスから園舎に帰ってきて1週間経ち、子ども達も園生活にすっかり慣れてきました。月曜日・火曜は雨があがったかと思うと急に大雨が降り始めるなど安定しない1日でテラス前の人工芝の広場で遊ぶことができませんでした。そこで遊べなくても、虫を探したり見たりすることも好きな子ども達はテラスに寝そべって虫を探し始めました。みつばっこハウスで生活していた時もよく虫探しをしていました。探していた虫はダンゴ虫です。園舎に戻ってもダンゴ虫はいるのかな?見れるのかな?と子ども達と探してみましたが、みつばっこハウスに比べ本園の園庭は草むらが少ないのでなかなか見つけることができません。しかし、子ども達の顔は真剣で諦めることなく探し続けていました。探し続けること数分!!なんとテラス前のコンクリートの小さなひびが入ったすき間の中に丸くなったダンゴ虫が隠れんぼをしていました。それを見つけてAちゃんは「あっ」と言って指を差し、周りにいた友達に教えていました。周りの友達はどこだ?どこだ?と顔をコンクリートに鼻がくっつく程、見ていました。子ども達は丸くなっているダンゴ虫の様子を見守っていましたが、なかなか顔を出してくれませんでしたが、身近な虫にますます興味を持ったことだろうと思いました。
大雨が降った日、お部屋の中では遊び足りず体力が有り余っている子ども達に少しでもお散歩の雰囲気を味わってもらおうとお散歩リングを用意してみました。大喜びで廊下に出ると「お~い」と手を振ったり、見送られたりして友達と小幅を合わせながら連なって楽しんでいました。廊下を真っ直ぐ進むと新園舎に行けるため、新園舎にも足を踏み入れてみました。先頭に立っていたBちゃんは幼稚園のお兄さん・お姉さんのお部屋が気になり「お~い」と言いながら部屋の中の年中さんに“来たよ~”とアピールしていました。お部屋の中から年中さんも嬉しそうな顔をしながら優しく接してくれ、ちょっとの時間でしたが、幼稚園のお兄さん・お姉さんとも触れ合うことができました。
雨が降った日は室内遊びがメインとなりますが、広くなった園舎内にはさまざまな遊び場もありますが、室内でも違った雰囲気が味わえるように環境を作っていきたいと思いました。
2024年5月31日 金曜日
建て替え工事が終わり、新しい生活を送っている三葉幼稚園ですが、三葉幼稚園の方針は変わりません。それは子ども中心、遊び中心ということです。しかし、新園舎になって浮足立ってしまっていたのか、教師は大きな失敗がありました。園庭の土が三葉の園庭に適したものではなかったのです。今の時期、裸足になって足りまわっているのが三葉っ子ですが、裸足になっているのは砂場で遊んでいる子ども達だけで園庭で遊ぶ子はみんな靴を履いているのです。それもそのはず!土?小石?という荒い土で裸足で歩くと痛いのです。大林組さんも初めての幼稚園の建設で土の種類までは意識していなかったようで水はけのよい土を入れていたようでした。恥ずかしながら教師は石を拾って、ならしていって元のようなグランドに!と思っていたのですが、そこに気づいた園長はすぐさま「三葉の保育ができないから土を入れ替えて。」とすぐに大林組さんに連絡!今日から工事再びで園庭の土を入れ替えてくれることになったのです。
そのことを知った子どもたちはもう一度工事が見られることに喜び、古森先生が裸足で遊べるようにしてくれたことに喜んでいました。以前は仮園舎で過ごし、いつもは工事が見れていなかった年少児の中には、いつでも見られる工事は刺激的です。朝から度々、園庭にかじりつき工事を楽しんでいました。
土を入れ替えるのに3日はかかるようで、昨日は滑り台の完成が楽しみとなり、また、今日は園庭で裸足になって遊べるようになるなど、毎日楽しみが増えていく三葉幼稚園です。
何でも子ども達にきちんと伝える三葉幼稚園!!今日は13時30分から職員の健康診断がありました。預かり保育をしている隣の部屋を使うため、子ども達の声が邪魔にならないか心配していると、一番に健康診断を受ける園長が子ども達の集まっている部屋に立ち寄り、「今からね…。」と話し始めました。「先生たちが元気いっぱいで幼稚園に来るほうが良いでしょ。先生たちが病気になって幼稚園お休みするの嫌だよね。だから今から先生たちが元気かな?って病院の先生たちがきてくれて先生たちを診てくれるんだよ。だから静かにしててね。」と話すと皆が真剣な表情で「うん!」とうなずき、その後も子ども同士顔を見合わせながら「し~っ」と口の前に指を当てて合図を送り合っていました。
どうして静かにしないといけないのか、今から何をするのか、今どうしてほしいのか。大人が思っている以上に子ども達はしっかりしていて理解をすることができます。これからも大きな声で「静かにしなさ~い!」と怒るのでなく、少しでも子ども達が理解して自分達で考えて行動できるような保育をしていきたいと思いました。
2024年5月30日 木曜日
子どもたちが新園舎に引っ越してから2週間がたとうとしていますが、子どもたちから一足遅れて屋外遊ぎ場にあったドーム、ジャングルジム、犬の滑り台が幼稚園に帰ってきました。「おかえりー!」と帰ってきた遊具で早速遊び始めた子ども達は元気いっぱい体を動かして楽しんでいました。三葉幼稚園の遊具は、私が子どもの頃からある昔懐かしい昭和時代からのものも残っていて、子どもの様子や季節、天候に合わせて自由に移動できるのが魅力です。近代的なガラス張りの新園舎が建つ園庭が以前の三葉幼稚園の温かみのある優しい雰囲気の園庭に戻りました。すると、ぞう組のMちゃんが「先生、これ見て!」と両方の手の平を差し出してきました。その手の平には何カ所も絆創膏が貼られていて、つりかんをして豆ができたそうです。「上手になりたくて何回もしよったらできたんよ。」と、ちょっぴり痛かったけれど頑張ったMちゃんはとても満足そうでした。体を動かすことが大好きな三葉っ子たちですが、Mちゃんのように粘り強く頑張る姿には感心させられるばかりです。
今年は園庭のプランターにパンジーやビオラなどスミレ科の花をたくさん植えていたことでツマグロヒョウモンの幼虫を何度も見かけます。あまり聞きなれない名前ですが、子どもたちの大好きな蝶なのです。しかし、何も知らずに幼虫を見た人はその毒々しい色合いとチクチクとしたとげに「気持ち悪い!」と声を上げると思いますが、さすがの三葉っ子たちは、この幼虫が危険な虫ではないことをちゃんと知っているのです。今朝もパンジーを食べている幼虫を観察している年長児の中に年少児が混じっていると「これは触ってもいい虫なんよ。やけん、優しく捕まえてね!ちょうちょになるけん!」と教えていました。幼稚園やその周辺には割と多くの自然があり、子どもたちの大好きなダンゴムシやカタツムリなどの生き物がいますが、その中にはムカデや毛虫などの危険な虫も隠れています。虫取りや園外保育などを通して、触れても良い虫、悪い虫がいることを知ったり、生き物や植物に興味や関心をもったりすることができるように体験を大切にしながらも身を守ることも指導していきたいと思います。
昨日の帰り、駐車所のビワが熟して食べ頃になっていることに気付いた古森先生は、3個持って帰って食べてみると、とても甘くておいしかったと教えてくれました。オレンジに色付いたおいしそうなビワは木のてっぺんにしか残っていなかったので、今日は男の先生たちが脚立に登って採ってくれました。「ビワは肌がきれいになって美人になるんだよ。血もきれいになってお腹も丈夫になるよ。」と古森先生から教えてもらった年長児は、園内放送でそのことをみんなにも教えてあげました。そして、枝に付いていた葉っぱをみつけると「これで何か作りたい!」とビワの葉っぱを使った制作が始まって「これは、うさぎ!」「これはピクミンなんよ!」「私はドレスを作ったよ♪」と嬉しそうに見せてくれました。さんさんらんど横の果樹園ではぶどうや桃の実が少しずつ大きくなり始めました。作物を育て収穫し、食べる経験は命につながる大切な体験でもあります。自然とのかかわり、小動物とのかかわりなど、折に触れ見逃さず触れ合っていきたいと思います。
コメント (みんなであそぼ! ひよこ れもん組 青木千雅 はコメントを受け付けていません)