2024年12月20日 金曜日
昨日は、楽しいおもちつきでした。今日登園してくると「お母さんと一緒に食べたよ。」「お父さんはまだ食べてないからちゃんとおいてあげてるよ。」とみんな口々に私の話、聞いて〜!の表情で一生懸命話してくれました。たんぽぽ組は初めてのもちつき。自分の身長よりも長い杵を持ち「ぺったんぺったん」と臼の中のおもちと力くらべしていました。そして、自分の小さな手で丸めたおもちをお弁当箱に大切に入れ、お家の人と一緒に食べるんだと楽しみにしていて、とても嬉しそうな満面の笑みが見られました。
さて、今日は終園式。朝、らいおん組のYくんが「今日は防災頭巾を持ってホールに上がってください。」と教えてくれました。さっそく、その防災頭巾を手にして3階ホールへ上がり、この頭巾を座布団として使用し、温かく参加することができました。
式の中では終園式、お正月について古森先生が話してくださいました。「今日は何の日〜?」「終園式!」「2学期はおしまいですよの日です。明日からは冬休みになり、29日からのお正月は幼稚園もお休みになります。2024年たつ年ばいば〜い。2025年へび年おめでとうございますですよ。」と話してくれました。そして、鏡餅。昨日のおもちつきで作った鏡餅を橙、裏白とともに飾り、その意味を教えてくれました。「むかしむかしの鏡は丸い鏡で、みんなの心がうつります。」みんなの心はどんなかな?にこにこ笑顔だとその顔がうつります。今年も仲良しこよしでいましょうね。」話を聞いているみんなは大きくうなずきました。そして裏白の白は、嘘をつかない正直でいること。なので白を上にすることも知りました。「お正月が終わったら、またにこにこで会いましょうね。」と約束です。
さあ、式が終わり今度は座布団にしていた防災頭巾で避難訓練です。みんなでホールに集まっている時の練習です。みんなスムーズにできました。
部屋に戻ると、お、た、の、し、み・・・の干し柿を食べました。お日様と仲良ししたので、とっても甘くて食べると元気もりもりになりました。食べる前に干す前の渋柿を思い出します・・・そうそうあの時は舌ががじがじする感じで渋かったよね。さあ、それがどうなっているでしょう。大きかった柿は、小さくしわしわにしぼんでいます。1つの柿をお友達と分けっこしていただきま〜す。「あまーい!!!」「なんかゼリーみたいになってる〜。」「おいし〜い!」と、とってもとっても笑顔になり、食べた口のまわりはオレンジ色になりました。幼稚園のお友達、また来年もたくさん遊びましょうね。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願い致します。
2024年12月18日 水曜日
・2学期も、残す所、あと3日となりました。毎日のようにサッカーをしているHくんは「昨日は2点とれたけど、M君にボールとられて3点とれんかったんよ」と朝から、くやしそうに話していました。そのため「今日は3点とる」と、意気込んで試合に入りました。いつも以上に強気のH君!!なんと宣言通りに3点勝ち取ることができ思わずとびあがってハイタッチ!!H君にとって特別な日となりました。一方、ままごとでは雪だるまやトナカイ、クリスマスツリー等々、とっても素敵なクリスマスディナーがテーブルに並び、みんなで記念撮影をしました。
終園式の日に食べる予定の干し柿ですが古森先生が味見をしたところ、中身の熟している部分が少しかたくなっていたようで干し柿を揉む作業が足りていなかったことが原因だったようです。そこで完成したのが”もみもみ機”!!みんなで優しくもみもみ♪おいしくなーれ♪もみもみ♪柿の大きさによってもみ心地が違うためやっている子ども達もとても楽しそうでした。干し柿は終園式の日、みんなで味わいます。その日が待ち遠しいです。
一方年中は、4クラス合同で、チューリップの球根を植えました。今までの経験を思い出しながら育てるものによって苗や種、球根など、色々な種類があることを教わりお布団のかわりになる土の入れ方の他にも大事なポイントを聞いて、作業をしました。球根を逆さに植えることなく”大きくなってね”と声をかけながら、土をかぶせることができました。来年の春、きれいなチューリップが咲くよう、大切に育てていきたいと思います。
さて、今日は、いつもにぎやかな年中の預かりの様子をお伝えしたいと思います。古森先生が通りかかるたびにすごく褒められる年中は、遊び方も片付けもとっても上手です。各コーナーで仲良く遊んでいます。最近は年長のお店屋さんの影響で”あめやさん”がオープンしたり、どんぐりごまやシール遊び等々、楽しんでいます。そして、打倒ひつじ組!で盛り上がっているのが”しっぽとり”です。人数調整もせず、クラス対抗なのですが15回以上もしていまだにうさぎ組は1回しか勝っていません。今後どうなるのか楽しみです。
もうすぐ冬休みに入りますが、それまでの毎日が楽しい1日となるよう工夫していきたいと思います。
今日は2学期最後のお弁当でした。お父さん、お母さん方ひとまずお疲れ様でした。
明日はお餅つきです。忘れ物がないようお願いします。
年長、年中・・・空のお弁当箱、三角巾、エプロン
年少、プレ・・・空のお弁当箱、スモック
※持ち物には記名を必ずお願いします。
2024年12月13日 金曜日
今週の月曜日、年中の部屋の前を古森先生が通りかかりました。嬉しそうに週末にあるお楽しみ会の話を口々にする子ども達に古森先生のいたずら心がむくむくむく…。「そうだよね~楽しみだよね!でも去年のお楽しみ会のことを覚えてる?仮園舎だったからさんさんらんどでお楽しみ会したよね。サンタさんもさんさんらんどに来てくれたんだったよね。あれ?今年も、もしかしてサンタさんがさんさんらんどに来て、だ~れもお友達がいない!って思って病児保育のお友達とぴよぴよのお友達にぜ~んぶプレゼントあげちゃうかもしれない!」と子どもたちに言いました。するとぱんだ組のRくんが「わかった!じゃあ“幼稚園はこっちですよ~こっちに来て下さ~い”って貼っておいたらいいんじゃない?」と見事に古森先生のアタックを打ち返したのです!さすが三葉っ子!!ちょうど火曜日に秀野邸の畑に玉ねぎの観察に行く予定だったので、お出かけついでにさんさんらんどにサンタさんへのお手紙を貼りに行くことにしました。
それを聞きつけた年長さんたちが、昼食後「ねぇねぇ、年中さんはサンタさんにどんなお手紙書いたの?これ私たちのお手紙なんだけど」と見せに来てくれました。さすが年長さんらしい字や絵で新園舎に来てほしいことや幼稚園への道順のような矢印を描いていました。「じゃぁ、これは私たちが預かって年長さんの分も貼っておくからね!任せてね!」と手紙を預かることにしました。
翌日の火曜日、それぞれ手紙を持って出発前に古森先生のところに行くと「わ~これは素敵!きっとサンタさんもお空から見てくれるよ。さんさんらんどにいる病児保育の吉本先生達に十分お願いしてらっしゃい。きっとみんなのお手紙を守ってくれるからね。」と教えてくれました。秀野邸に行く前にさんさんらんどに急遽行きました。突然来た子どもたちに吉本先生は驚きながらも子どもたちが「サンタさんがこっちに来たら“幼稚園の方に行って!”って言ってね!!」と必死に訴えるものですから「うん、うん。わかったよ。間違えてきたらアッチアッチ!(英語風に)カモンカモンってバイクで誘導するね」と丁寧に一人ひとりの話に耳を傾けてくれました。手紙を貼るときも子どもたちと一緒に貼ってくれて、さんさんらんどは風が強いにも関わらず今もぴったり張り付いているのは子どもたちの思いを大切に守ってくれている吉本先生達のおかげなのです。サンタさんが空から見える場所を探して、塔のてっぺんに貼ったり、濡れないようにしたりとみんな思い思いの場所に手紙を貼っていました。年長さんのお手紙の矢印の向きを幼稚園の方に向けるために逆さまに貼ろうとしていたけれど、オブジェの裏側に貼ればいいと思いついたRくんや、汽車ぽっぽのえんとつ近くに空の方に向けて貼ったらいいとアイデアを出す子もいました。りす組の普段とっても賢いけれどシャイなSくんは、「風が強いから飛んでいくかもしれない…」と不安に思い、「サンタさんのためなら!」と、ここぞとばかりにお友達が矢継ぎ早に話しかける吉本先生の元へ行き、「たえこ先生、剥がれたらまた貼っといてね!」と大きな声でお願いしていました。そんなエピソードを聞いた年少さんたちも幼稚園のあちらこちらに「ここですよ!」のお手紙を書いて貼りました。今年のお楽しみ会はこんなことをして大人も子どもも遊びながらみんな心待ちにしていたのです。
サンタさんは夜にしか来ないから…ということで今日はお部屋もホールもカーテンを締めて、カーテンの無いガラス窓には布や紙を貼って、どこもかしこもほんのり光が差し込むほどの薄暗さです。夜の準備をしていると、なぜか子どもたちは肩をすくめてひそひそ声で話し始めました。小さな声で「先生、真っ暗やね。楽しい真っ暗だ。」とつぶやきました。暗い中でも子どもたちの目はキラキラ輝いていたのが印象的でした。
ホールに上がるとお楽しみ会の始まりです。寒かったらいけない、と古森先生達が出してくれたストーブやマットのおかげでホール全体があたたかい空気でした。
まずは古森先生のお話。古森先生が「今朝ね、古森先生のマンションのベランダから遠くのお空が見えたんだけど、お山があってね、ねずみ色の雲が見えたの。その上に、白い雲があって、そのまた上にふわふわの綿みたいな真っ白い雲が見えたのよ。」と話すと、あちこちで「サンタさん?」「サンタさんがいる雲や!」とつぶやく声が聞こえました。そして続けて「運動会にこにこ頑張ったお友達いるかな?『はーい!!』じゃぁ、お外で遊ぶときに仲良しこよしで遊べたお友達は?『はーい!!』お片付けできたお友達は~?『はーい!はーい!!』それじゃぁ逆も聞いてみようかな?何か悪いことをしてしまったお友達はいるかしら…?」と問いかけると、ぱんだ組のMちゃんがおずおずと手を小さく挙げました。「お掃除ちゃんとしなかった時がある。」とぽつりつぶやくMちゃん(いつも一生懸命お掃除してくれるとってもよいこです)に古森先生が「あら、そうだったの?でもMちゃんは正直に言えたから大丈夫だよ。素直で正直なことはいいことなんだよ。」と教えてくれました。Mちゃんもほっとしたように笑いました。
「お・た・の・し・み・か・い!!はじまりはじまり~!!」の掛け声で先生たちの出し物が始まりました。まずは、ハンドベルの演奏、“ハンド”で持ってる“ベル”でハンドベル。きれいな音色のハンドベルで「きよしこの夜」を演奏してくれました。静かなメロディーに耳を澄ませてしんとした様子で聞いていました。一度幕が閉まったと思ったらアンパンマンの名犬チーズがキャンディーを持って出てきました。その後ろからドキンちゃんとバイキンマンが出て来てチーズに意地悪をし始めました。ドキンちゃんとバイキンマンは三葉幼稚園のお友達にも意地悪をしています。食パンマンもカレーパンマンも大暴れのバイキンマンとドキンちゃんには太刀打ちできません。
その間も子どもたちは「だめ~!!こらー!!きゃー!!」と大歓声!やりがいのある良いお客さんです。最後にアンパンマンが出てきたものの、ドキンちゃんは強いです。ドキンちゃんに水をかけられて力が出ないアンパンマン…そこへジャムおじさんとバタコさんが来てくれて新しい顔を取り換えてくれてアンパンマンは力を取りもどし、バイキンマンとドキンちゃんをやっつけました。そうしてみんな仲直りの演奏です。楽器紹介をしてアンパンマンメドレーの合奏をしました。プレ年少さんや急遽参加が決まったれもん組さんから年長さんまで、み~んな知っているアンパンマンの曲で子ども達が大合唱してくれました。
次は、先生たちの劇です。「サンタさんからきた手紙」は、ねずみの郵便屋さんが雪にすべって手紙を落としてしまい、その中の一通が濡れて宛名が読めなくなってしまったところから始まります。しょんぼりしながら他のお手紙を届けるねずみさんを心配して森の仲間たちが一緒に宛先を考えてくれました。
仲間のおかげで、サンタさんからねずみさんに宛てた手紙だとわかり、中をあけると、一緒にプレゼントを配ってほしいというお願いのお手紙が入っていました。劇の途中で子どもたちからの合いの手が入ります。そんな参加型の劇に夢中になって見入っていました。
劇の終わりで古森先生がみんなにおやすみなさいの声をかけてくれました。サンタさんは子どもたちが寝ている夜にしか来れないこと、ということでホールの電気も真っ暗。目をつむって静かにしていると、シャンシャンシャン…と鈴の音が聞こえてきました。だんだん鈴の音が近づいてきます。シャン、シャン、シャン…とゆっくりになったと思うと、ゴトン、ゴトンとブーツの足音がしました。目をあけるとステージにふわふわの真っ白い髪、髭、大きなおなかの真っ赤なお洋服を着たサンタさんが立っていました!
目も口もまんまるにしてサンタさんを見る様子はまるで夢のような世界でした。
サンタさんへの質問を年長の4人のお兄ちゃんお姉ちゃんがしました。サンタさんを前にちょっぴり緊張しながらも嬉しくてたまらない様子で質問しました。英語で「Merry Christmas!」とサンタさんに言われて咄嗟に「メリークリスマス!」と言い返すことができました。さすがです。
サンタさんが、さんさんらんどの上を通ったときにみんなが描いてくれた矢印やたくさんのお手紙を目印にして幼稚園まで来れたこと、みんなが準備してくれたことが本当にうれしい、ありがとう、と言っていると通訳のピーター先生が教えてくれました。その瞬間、合奏の時のまま、ステージ上のピアノにいた私に向かってぱんだ組のRくんが親指を立てて「よかったね!」と言わんばかりの笑顔でグッドのサインを送ってくれました。なんだかその瞬間あまりのかわいさに涙が出そうになりました。子ども達が純粋に信じているサンタさんの世界を大事にしたい古森先生と教師たちが一生懸命作り上げる夢の世界です。
「おやすみなさい」、でサンタさんを見送って、鈴の音が遠ざかるのを聞いた後は、それぞれお部屋に帰って待ちに待ったプレゼント探しです。今年は自分たちでプレゼントを入れる袋を作ったので“絶対にそれに入っている!”と信じる子ども達。いやいや、ふふふ…と思いながら部屋のドアを開けると、袋はぺっちゃんこ。「え!」と衝撃的な顔をする子、「おれ、さっきトイレ行きなさいって言われたときにおしっこせんかったんよ!」と泣きそうな顔で訴える子、残念そうな表情を見せる子が多い中「あ!ここにあるよ!!」とサンタさんのプレゼントの入った大きな白い袋を見つけた子が声をあげました。リボンをといて、中をあけると、あれれ?ゴミ袋・・・?英語のお手紙が入っていてそこには「あなたの素敵な幸せいっぱいの魂が詰まったバッグ(袋)を受け取りました。空に送ってくれてありがとう。サンタクロースより」と書いていました。
11月13日のブログにも書いたのですが、年長と年中でさんさんらんどにミニ遠足に行った時にゴミ袋の風船遊びをしました。ぴゅうっと強い風が吹いて一瞬で風船が空高く舞い上がり、遂に風船は戻ってこなかったのです。
その手紙を読むと「ハッ」とその光景が蘇ったようで目がきらっと輝きました。子ども達が実際に見た現実と夢のようなサンタさんの世界がつながって子どもたちの感激もひとしおです。
風船を飛ばしてしまったYくんはニコニコが止まりません!年長のKちゃんやMちゃんは、「これって本当にすごいことじゃない?風船が外国まで飛んで空まで登ってサンタさんがキャッチしたってこと?キャッチなのかな?マジックパウダーで取ったのかな?すごいすごい!」と興奮気味に話していました。
プレゼントを受け取った子どもたちが次々とテラスに出て来て空に向かってありがとうを伝えていました。どの子も本気でサンタさんが空にいると信じています。どの子の表情を見てもかわいくてかわいくて、それを見ているだけで心があたたかく、幸せな気持ちになりました。
今日、私たちは朝から“子どもの夢の世界を絶対に壊してはいけない”という緊張感をもっていましたが、あの子どもたちの顔を見るとそれが全部飛んでいく気がしました。子ども達のために全力で頑張る三葉幼稚園、子どもも大人もみんな幸せな一日でした。
2024年12月9日 月曜日
今日は火災を想定した避難訓練があり、松山西消防署から3名の消防士さんが消防自動車(化学車)で来て下さり、避難の様子を見た後、火災時の避難について説明をして頂きました。今年度も何度か避難訓練はしていたので、非常ベルが鳴った後、静かに放送を聞き、泣いたり慌てたりする事なく落ち着いて避難することが出来ました。しかし、年長児~年少児が同じ場所に集まったことで混雑した場面があり、他の階段を使うなど臨機応変に即座に対応していかなければいけなかったという反省も見られました。
また、火災という事で少しでも園舎から離れた場所に避難し、煙を避けるように反対を向いて話を聞くなど誘導する私達教師にとっても学ぶべき事が多々ありました。消防士さんから避難する際に気を付ける事で「おかしも、お(押さない)、か(駆けない)し(喋らない)も(戻らない)」の話をして頂き、安全に素早く避難することの大切さを学びました。年長さんからの「幼稚園に来ている時、他の場所でも火事があったらどうするんですか?」「なぜ消防士になろうと思ったんですか?」などの質問や普段は間近で見る事のできない消防自動車の付属品を見て「あれは何ですか~?」「どうやって使うんですか?」という問いにも丁寧に答えて下さった消防士の皆様、本当にお世話になりました。古森先生からは子ども達がイメージしやすいように先週の焼き芋を例にあげ、火を扱う危険性について話して頂きました。これから寒くなり暖房を使用する際も十分気を付けていかなければいけない事を改めて感じると共にこれを機にご家庭でも子ども達と話して頂ければと思いました。
先週、保育園のひよこ組さんがお楽しみ会をしましたが、今週はいよいよ幼稚園でもお楽しみ会があります。12月に入ってイルミネーションが輝き、室内でも至る所にツリーやリース、サンタさんやトナカイの人形が期待を高めさせてくれています。ちゅうりっぷ組でも、みんなで飾りつけしようと輪飾りを作り始めました。家から作って持って来てくれたIちゃん、Tちゃん、U君がみんなに作り方を教えてくれながら僕も私もと、みんなが作り始めると「15個も作った」「こんなに長いよ」と長さを比べたり「違う色だけで作った」とこだわったりして輪飾り作りが盛り上がっていました。のりの付け方や輪っかに通しながら繋げて根気強く集中して作る姿に成長を感じました。いつも本当に賑やかで元気いっぱいのちゅうりっぷ組ですが、みんなで顔を寄せ合いながら真剣に作る姿が微笑ましかったです。明日はそれぞれが作った輪飾りを長く繋いでみたいと思います。みんなで一つの事に取り組んだり、助け合ったりしながら仲間意識が高まるよう励まし見守っていきたいと思います。
2024年12月5日 木曜日
「じゃじゃーん!」とSくんが通園バックから取り出したのは新聞紙とアルミホイルです。「だって今日、焼き芋できるんでしょ!」と満面の笑みで話していました。そして、バスが到着するとすでに普段はサッカーをしているコートの中心からモクモクと煙が上がり、焼き芋の準備が始まっていました。しかし、大変です。ちょうどその頃園内放送がかかりました。古森先生からです。「今日はみんなが焼き芋がしたいと言っていたので火の準備をしました。が…新聞紙とアルミホイルをまいてくれたお芋がなかなかできません。早くしないと火も消えてしまいます。焼き芋が食べたい人は急いで準備をして下さい。」この放送が流れてからの子ども達の動きの速いこと速いこと!働きアリがいっぱいのように、お芋を洗って、塩水につけて、新聞紙をまいて、アルミホイルをまいて、焼き芋を焼いている所まで流れが出来ていました。
場所を変えて火を起こしている場所では、子ども達の前に教師が古森先生の周りでニヤニヤしています。「火をおこすためには火が息できないとダメなのよ。火は上に上がって来るから、あの木はこっちに置いたほうがいいよ。」と火起こし体験です。私も何年も一緒にやっているのですがやっぱり古森先生にはかないません。そして、先生が火を起こしている周りに子ども達も集まってきます。木を持ち上げるとそこから火が出て拍手喝采、うちわであおいで火が怒ると「キャー!」と口を押えて驚きます。年長児の数人は古森先生に付き添われて火の近くまで近づき落ち葉を入れる経験もできました。
葉っぱと言えばこんな話も「今、桜の木の葉っぱはどこにいったでしょう?」と聞かれると「落ちてしまってる!」と子ども達。「どうして葉っぱが落ちるかっていったらね。これから桜の木はみんなが小学生になる頃にきれいな花を咲かせる為の準備をするんだよ。だから、葉っぱを落として花に栄養が行くように準備するんだって。みんなもこの冬の間にいっぱい食べて体を動かしてお兄さん、お姉さんになる準備をしなくっちゃね。寒いから家から出たくないよ。コタツがいいよ。って言ってる子はいないよね。」と言われると運動会やお店屋さんを経験した年長児は本当に頼もしく「大丈夫!」と答えていました。
そうこうしていると第一弾のお芋が焼けました!そして、三葉幼稚園では恒例の『先生たちのつまみ食い。(笑)』「みんなが先に食べるとおなかが痛くなったらいけないからね」と言いながら嬉しそうに大きな口を開けてパク!子ども達から一斉に「ずるーい!!」「私たちも欲しいー!」と大ブーイング!!それもそのはず、どの先生もめちゃくちゃおいしそうに食べています。しかし、2学期も終わりに近づき色々なものを食べてきた三葉っ子達は知っています。古森先生の前で大きな口を開けて待っています。「食いしん坊な人―?」「はーい!!」と手がいっぱい上がります。三葉っ子(教師含む)はみんな食いしん坊です。口に焼き芋を入れてもらうと思わずほっぺに手を当て「おいしー!!」と幸せな顔をしていました。その後、クラスごとで火の前で焼き芋を頂きました。ちゅうりっぷ組のS君は「先生!ほっぺから煙が出る!」とホクホクしながら食べていました。
そして、今日はこんなラッキーなことも!ある程度焼き芋が終わった後、古森先生が思いつき、アルミだけまいた芋を残り火の中に入れ始めたのです。濡れた新聞紙をまいていないので火加減は難しいのですが、何度も確認しながら焼いたお芋の甘いこと甘いこと!甘さがギューッと詰まった焼き芋になりました。年長児はその後、素焼き(何もまかずに炭で焼いた焼き芋)も食べ、3種類の焼き芋の食べ比べになりました。また、焼き芋の噂を聞きつけた学童保育の三好先生が学童で収穫したかぼちゃを持って来てくれ、バーベキューもしました。今日は一日、焼き芋の日となった三葉幼稚園。今の世の中で火を見ることも熱さを感じることも珍しい時代でこの焼き芋を体験することの重要性を教師一同感じています。今日のような、遊び・実体験があってこその小学校・中学校・高校の学びに繋がって行くのです。今日もそれぞれの子がそれぞれの視点からたくさんの事を感じてくれていると思います。ぜひ、ご家庭でも幼稚園での話を楽しんで聞いてあげてください。
PS,今年は沢山のさつま芋が収穫できたことから来週にもう一度焼き芋をすることが決まりました。「イェーイ!」
子ども達にも再度アルミホイルと新聞紙を持って来るよう言っています。ぜひご協力をお願い致します。子ども達が自分で伝達する力を身につける為に子ども達にお願いしています。もし何も言ってなかったらさりげなく聞いてみてください。
2024年12月4日 水曜日
昨日お帰りの前、年長さん達が各クラスにお手紙を届けてくれました。そこには「閉店セールです 来てください 魚つり ごはん屋さん お菓子やさん…」と書かれていて、それを年少さんに教えてくれました。
そしてお店の開店の放送が流れると、買い物予約に行き、来た順で年中うさぎ・ひつじ、そしてひよこ組 その次が年少さくら・ちゅうりっぷと…予約表に記入していきました。書き終わると部屋に戻り、お金と財布作りをし、丁度できて、買い物に行く頃、買い物をして終わった古森先生が寄ってくださり、どんな物を買ったのか見せてくれました。うどん・おにぎり・お肉・・・それを見ていた子ども達は目を輝かして「行きた~い‼︎」と言っていると、そこに年長さんが案内に来てくれたので、一緒にお店に行きました。そして案内係の年長さんに連れて行ってもらって買い物をしたり、ゲームをしたり・・・。先日お店がオープンした時、お買い物を経験したこともあり、楽しんでいました。お店の年長さんも売るのが上手になって「ポップコーンはいかがですか?」「100円ですよ」と声をかけていました。あるお店では「100円です」「10000円しかないのですが、いいですか?」「お釣りがありません 銀行に行って来てください」というので、銀行に行くと「今はできません」「これだけしかありません」と大忙しで、パンク寸前でした。欲しい物を買うことができた年少さん、「見て」と買った物を見せてくれました。ひよこ組はもちろんのこと、事務所の方々、先生達も買い物を楽しみました。年長さんのお店も本日好評のうち、閉店いました。今日はどの子もとても嬉しそうにウキウキしながら、大切に買い物をした物を持って帰っていました。
さらにお昼前に特別なお店がぱんだ・りす組の前にオープンする放送がありました。その放送は、なんと1個5000円の紅まどんなです。子ども達に5が1つ、0が3ついることを話し、5000円札を作ると、それをもってもう1つのコースの部屋に行き、クラス名を言ってお金を払い、買ってクラスに戻りました。みんなで分けて食べた紅まどんなは、甘くてとてもおいしかったです。とても幸せな気持ちになりました。
薄黄色の頭の〇〇さんがこっそりバックの中に入れていました。
お買い物ごっこでの経験や1つの物をみんなで分け合って食べる経験など、大切にしていこうと思います。
2024年12月3日 火曜日
昨日青コースの年中、年長さんがアイススケートに行ってたことを知っていた赤コースの年中、年長さんたちは今日が来るのを楽しみにしていました。「先生!手袋持ってきたよ!」「ちゃんと長ズボン履いてきたよ!」と朝からウキウキです。年長のくま組さんときりん組さんは年中さんより一足先にバスで出発です。バスの中では昨日も青コースの子たちと一緒に行っていた。古森先生がいいことを教えてくれました。「あ~ハイハイをひよこさんに教えてもらうの忘れてたね。昨日の子たちはハイハイができなくて危なかったのよ。みんなはできる?」と聞かれ子どもたちは笑いながら、「できるよ」と言い返していました。しかし「いやいや、笑ってるけど、できない子たくさんいたのよ」と言われて昨日の失敗を活かして今日は頑張るぞ!と意気込んでいるうちに、イヨテツスポーツセンターに到着しました。
そこからはさすが年長児です。自分の荷物をさっと置くと、サイズでとに並ぶのも早くできました。リンクに入る前には1.急に立たない(両手をついてカエルさんの足で立つ)2.自分の力で立つことを約束をして入りました。リンクの中で始めは立ち方、次にケガをしない転び方を教わるとよく話を聞いていて1回目から上手に出来ていてさすが三葉の子たちだなと感心しました。年長さんがリンクに入って立つ練習していると年中も到着してスケート靴を履いてトテトテトテ…と歩いてきました。「もう入ってる!!」「すごーい。」と年中さんもリンクに入って立つ練習から始めていました。あっという間に年長さんも年中さんも上手になってす〜っと滑ることができていました。みんな泣かずに自分の力で立つことができ、とってもニコニコ笑顔で先生の後ろを滑ってついていく子や、お互いに励まし合って立てると喜んだりと約1時間たっぷり遊ぶことができました。最後にリンクの端から端までよーいどん!をして1位を競い合ったり最後まで立ってゴールを目指したりとそれぞれが自分の力で頑張ることができました。リンクから上がってくま組のH君は「もう1回来たいな」と言っていたりR君は「先生、次の休みっていつ?」「えっ土・日よ」「分かった!休みになったらパパとママとアイススケート行こう」と嬉しそうに言ったりしていて、まだまだ遊びたかったようです。楽しかったんだな~と伝わる子どもたちの言葉や表情に教師たちも嬉しく、楽しい1日となりました!
降園する時に子ども達が園長と話していました。「また行きたいなぁー」「でもお金がかかるんだよ」「大丈夫、僕達自分のお金あるから自分で出すー!」「みんなお金もち~!笑」と楽しそうな会話もありました。
コメント (「2学期はおしまいの日ですよ」 たんぽぽ赤組 清水祐子 はコメントを受け付けていません)