幼稚園の日記(ブログ)

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  2011年11月27日 日曜日

ここ数日、冷え込む日が続いていましたが、作品展の今日は、子ども達が作った花さかじいさんをイメージした桜のアーチに合う、冷えすぎず、暑すぎず、過ごしやすい1日になりました。

後援会のバザーも同時に開かれるということで朝早くから後援会の役員さん方も準備して下さっていました。朝は少しだけあった雲もうすれ次第に日が照ってくると、園庭には、食べ物のいいにおいとにぎやかな声が広がっていきました。前から門の前にできた行列は余剰品の即売会目当ての方々で、開門と同時に長い列は3階会議室目指して進み会議室入り口から階段下までつながっていました。

一方作品展示会場では子どもたちが得意そうに自分の作品の説明をしながら、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんを案内していました。それを見た、保護者の方は「うわー!凄い!上手に作っとるね!」と驚いた表情をした後、満面の笑みで子どもをほめて下さっていました。そして、じっくりコメントを読み、記念にと写真を撮っていました。又、自分の子どもの作品と絵だけでなく、他の子ども達の作品も楽しそうに見て下さっていました。特に、年長児の作品と絵にはとても興味があったようで、「年長さんになったらこんなものも作れるようになるんだね。」と、感心されていました。子ども達の思いがぎっしり詰まった作品は、どれも輝いていて、素敵だなと思います。又、それを見てほしいと思う子どもの気持ちに応えるように、子どもの作品を感動しながら見て下さる姿がとても嬉しく思いました。

お昼前になると、家族そろって、食事をされる方がたくさんいました。先生達のお店にもたくさんの子ども達が来てくれました。わたがしやポップコーンを買いに来た子ども達の中には、「たくさんにしてね!」とおまけをおねだりする子もいました。又、ほとんどの子どもがお財布にお金を入れてもらって来ていて、自分の財布からお金を出して買い物する姿が見られました。年少児のK君は、おうちでお母さんの肩もみのアルバイトをしてもらったお金を財布に入れて持って来ていたそうです。いもアイスは、やっぱり大人気!キッズフェスタで食べられなかったということで、楽しみにして下さっていた方もたくさんいて、卒園児も買いに来てくれました。又、今年新発売は、お月見でも作った豆腐だんご、これも大人気。特製ダレがとってもおいしいです!!おかげさまであっというまに完売しました。

先生のお店でもとても感動する姿がいくつも見られました。教師手作りのトトロの置き物にメッセージカードをつけていたところそれを見て、お母さんにプレゼントしようと思ったA君は、どれにしようか真剣に悩み、やっと決めると、「お母さんはあっちむいていて!」と言って、教師に“いつもありがとう”と書いてもらい、それをお母さんにプレゼントしていました。お母さんはとても喜び、目に涙を浮かべていました。満3歳児のB君は、お母さんに指輪を買ってあげました。お母さんはとても喜んでいました。ところが、B君は今度は自分の積木が欲しくなり、買うことにしたのですが、財布をのぞくと、残念なことにお金が足りず、買えませんでした。それを見たお母さんが、「今度はお母さんが買ってあげるね!」と言ってお金を出して積木をプレゼントしてくださったのでした。

今日は、どの子もおうちで、お母さんからお小遣いをもらって、自分の財布に入れて、きっと、とてもワクワクしながら幼稚園にやってきて、自分で考えてお買い物をすることを楽しみました。それを何も言わずに、子どもを見守られている保護者の方々に園の考え方を理解し、共に育てようとしてくださっている保護者が伺われ、教師達にとっても嬉しい1日になりました。

金曜日に始まった子ども達の“お店屋さんごっこ”も年長児を中心に10時頃から開店していました。「お店屋さんをしないと!」と思っていたCちゃんは、おうちでたこ焼きを入れるカップをたくさん作って来て、売っていました。どうやったらお客さんが来てくれるのか考え、お母さん達のお店を見てまねをして「いらっしゃいませ!」と大きな声で売り込む姿も見られ、大人に負けていないなと思いました。金曜日に考え、やっとできた“みつばぎんこう”には子どもだけでなく、お父さんやお母さんが利用して下さっていてその都度、カードを渡して窓からお金を受け取るシステムを楽しまれていました。

これから、お店屋さんごっこや、作品展を見て刺激を受けた子ども達の廃材遊びは、さらに盛んになることでしょう。

終了時間になると、保護者の方々がてきぱき動いて片付けしていただいたおかげで、早く片付けできました。ありがとうございました。