幼稚園の日記(ブログ)

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  2011年10月27日 木曜日

 今日赤コースは乗馬に行きました。昨日から話を聞いて、とても楽しみにしていた子どもたちは、目の前で歩いているお馬さんを見て大興奮!!お馬さんはとても優しくて臆病なので、大声を出したり、いきなりバタバタ走ったりすると、びっくりしてしまいます。行く前にその説明を聞いていた子どもたちは、大きな声を出さないように、優しく挨拶したり、近くから静かに見たりしていました。ドキドキしながら自分の順番を待っている子どもたちの表情は嬉しさ半分、緊張半分。でも一緒に乗ってくれたトレーナーの方とお話しながら、お馬さんの名前や歳を聞いて、とってもにこにこでした。「バイバイってしたら、お鼻ブルブルってして答えてくれた!」と言って、A君がいつまでも手を振っていました。馬から降りて、写真撮影をしたそばには、ポニーが木につながれていました。そこで、ポニーと一緒に写真を撮りたいと、こちらでも並んでパシャリ。そのポニーはもうおじいちゃんらしく、とても大人しくて優しい目をしていました。トレーナーさんが「触っていいよ。」と言って下さったので、みんな代わりばんこにお鼻や体をなでる事ができました。フサフサでとってもかわいらしくて、何度も何度もゆっくりとなでていました。

         

馬舎見学でも、近くで馬を見る事ができ、鼻が長い事や目がキラキラしている事を友だちと小声で話しながら歩いていました。「馬のお洋服がいっぱいある!!」とBちゃんが指さした小屋に、背中につける装具がたくさんあるのに気付いたり、馬を洗う道具を見せてもらったりして、みんな興味津々でした。

         

 見学も終わり、さぁ帰ろうとバスに乗ったところで、副園長が「大きな風車(かざぐるま)があるよ!!」と声をかけてくれました。「どこどこ?」と言ってバスから1人降り、2人降り…気がつくと全員降りていました。少し遠くの草むらに、1mほどの大きな風車がぐるんぐるんとまわっているのを見て、5月頃幼稚園で作った紙の風車と同じ形だねと話し合っていました。その後、年長さんは今日小学校の健康診断に行くために早めに帰りましたが、年中3クラスとひまわり組は少し時間があったので、そのまま少しお散歩して河川敷まで行きました。草むらを抜けて道の上に出ると、ぱぁっときれいな川の風景が広がりました。反対方向を振り返ると、長い橋の上を車が並んで走っており、こちらの景色もなんだか素敵で、松山にもこんな場所があるんだと思うくらい、絵ハガキになりそうな風景でした。空もきれいで、天気も良好!周りにはいろんな種類のすすきや、かわいらしい草花などが見られたり、蜂蜜を採る木製の巣箱が並んでいたり、キラキラ光る川が反射してまぶしかったり…秋の自然をいっぱい感じる事ができたお散歩でした。また、子どもたちが大きくなって、こんな風景を見た時、今日の事をふっと思い出すかもしれません。

            

        

 そして、幼稚園に帰る道中、副園長がぱんだ・ぺんぎん組さんにお話をしてくれました。年中さんはこれから年長さんになる準備をしないといけないという事で、『話を聞かなければいけない時はしっかり聞く、そして次にする事を”自分で考えて動く”」という事を約束しました。早速、「今日帰ってからの行動はどうしたらいい?」と聞かれ、少し意識して早めに給食の準備をする姿が見られました。3学期には、老人施設訪問も年長さんからバトンタッチして行くようになるし、自分たちが中心になってやらなければいけない事がどんどん増えてきます。自分で考えてすばやく行動できるように、教師も子どもたちと一緒に成長していきたいと思います。

 園に帰ると、早速ひよこ組さんに行って、今日の楽しかった様子を一生懸命に、嬉しそうに説明する年少さんの姿が見られました。「黒や茶色や白の馬がいたよ。」「フワフワやったんよ。」と言って、誰かに伝えたい!!という気持ちがすごく伝わってきました。また、馬の絵を描く子どもたちもたくさんおり、「お散歩に行った。」「お馬さんの顔は細長かった。」と思い出しながら、パステルでスラスラと描いていました。絵に表現する事で、より思い出に残り、大人になっても忘れず、見て思い出す事ができるのです。それぞれが個性豊かで、かわいらしいものを描いていて、見ているだけでもとても楽しく、微笑ましく思いました。