幼稚園の日記(ブログ)

 Home /幼稚園の日記(ブログ)

  2011年8月27日 土曜日

月曜日の朝、戸外に遊びに出ました。子ども達の足下は、それぞれ靴の子もいればサンダル、ぞうりの子もいます。早速Aちゃんがブランコに乗ろうとして行くと、ブランコの下のマットの前に水たまりが出来ていました。サンダルを履いていたAちゃんは、そのまま水の中を通ってブランコをしたのです。するとそれを見ていたRちゃんは、Aちゃんが降りた途端にブランコに…ではなく、その水たまりを目指して進んで行きました。そして、その中へジャボジャボとサンダルのまま入って行きました。水たまりの中の落ち葉がサンダルの隙間に入って気持ち悪くて仕方ないRちゃんは、マットの上に座り込んでサンダルを脱いで幼い手で葉っぱを取り除き始めました。お尻が濡れてもお構いなしでその事に集中していました。その姿を見て、園庭にも2〜3カ所に水たまりが出来ていましたので、すぐに全員裸足にしました。するとみんな大喜びで「キャッキャッ」と声を上げながら出たり入ったりと楽しみました。なかでも、お兄ちゃん格のSちゃんは、砂場からカップとスコップを持って来て「コーヒー」と言いながら、泥水をスコップですくってカップにいれ保育士に差し出してくれます。3歳児のAちゃんは、「みそ汁」と言って泥水をおわんにいれ、その中にままごとのきゅうりや人参を切って具にして差し出してくれました。「すごく美味しいね」と言って食べる真似をすると大満足でした。自然に出来た水たまりも子ども達にとっては、こんなに楽しい環境になるんですね。三葉幼稚園ならではの環境で遊べる子ども達は、たくさんの体験が出来ています。

火曜日の室内では、保育士が作った牛乳パックの椅子を踏み台にして3歳児のKちゃんと1歳10ヶ月のAちゃんが「ピョン」と言って飛び降りました。それを見ていた他の子ども達も次々に飛ぼうと、台の上に上がります。片足ずつの子、両足を揃えてピョンとする子、低年齢の子は保育士に手をとってもらってピョンとする子、それぞれが得意気です。飛び降りたらすぐに上がろうとしますので、「飛んだら後ろへ回ろうね。」の声かけに、ちゃんと後ろの方へ行き、“順番”を自然におぼえていきます。まだまだ足の筋肉が弱いぴよぴよの子ども達です。遠くへ遠くへ飛ぼうと意欲を見せる3歳児は早くして欲しいと思っているようですが、それでもちゃんと順番は守っていますし、待ってあげることが出来ています。日々の生活の中で、育ち合う経験や体験が着実に身はついてきているぴよぴよの子ども達です。

火曜日の午後には、避難訓練がありました。「地震です。」の放送にぴよぴよの子ども達は、保育士と一緒に机の下に入ります。机の下が嫌な子は、デスクのほうの大きな机の下に入ります。揺れが止まると帽子をかぶって保育士に誘導されて三階ホールへ上がりました。ホールは広くて誰もいなかったので思わず走ってしまいました。でも、保育士が「集まれ」と声をかけると集まってお話を聞くことが出来ました。何回も訓練を重ねるたびに涙を見せる子はいなくなりました。訓練が終了し部屋に帰ってからふいに「地震です。」というとすぐに机の下に入りちゃんと訓練の成果が見られ頼もしく思いました。震災のないことを祈り、訓練だけで終わってくれることを願わずにはいられません。