幼稚園の日記(ブログ)

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  2023年5月10日 水曜日

今日の年少児はさんさんらんどの遊具で遊ぶことと、6月から自分達が生活するようになる仮園舎の工事の様子を見ることを目的に屋外遊ぎ場へ行きました。今回でさんさんらんどに遊び行くのは3回目なのですが、今までは年長さんや年中さんのお兄さんお姉さんに手を引っ張ってもらいながら、交通ルールや園外の人とすれ違う時に挨拶をすることなどを教わりながら行っていました。しかし、今回は年少児だけで行くことになり教師達は少々緊張気味で出かけて行きました。ちゅうりっぷ組では園庭に並ぶ前に教室で子ども達に「今日さんさんらんどに行くんだけど行く時にお約束があったの覚えてる?」と聞くと、Hちゃんは手をまっすぐに伸ばして「壁にぺったんこで行く!!」と大きな声で答えました。するとHちゃんに続けとばかりに「おはようって言う」「渡る時手を挙げる」などたくさんの声があがりお兄さんお姉さんに教えてもらったことをしっかりと覚えていることに感心しました。話を終え、子ども達に「頑張って歩いてさんさんらんどでたくさん遊ぶぞー!!」と声を掛けると「おー!!」と大きな声で応えていました。

出発すると園舎の裏山側にある非常階段から年長さん達が「頑張ってねー」と応援をしてくれました。子ども達はその声を聴いて「行ってくるよー」「頑張るよー」など言いながら手を大きく振って応えていました。あとから追いかけてきた古森先生から「お友達から離れないようにしないと」と声を掛けられた子ども達は前にいる友達と間が空いてくると、年長さん達のように手をつないでいた友達の手をしっかりと握って引っ張り合いながら前の友達について行っていました。さんさんらんどに着くと、古森先生や工事をしている方から年少さんやたんぽぽさんが生活するようになる部屋やトイレの場所を教えてもらいました。部屋割りの話を聞いた教師達は「トイレから近いからここがいいな」などと自分のクラスのお部屋をどこにしようかと話し合っていました。その傍で子ども達はというと、「お部屋おっきいね」「まだ入ったらダメなんかな」と楽しみにしている様子でした。

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話を聞き終えて「年少さん遊びに行こうか」と声を掛けると我先にと入口の階段に向かい、さんさんらんどのローラー滑り台や汽車の遊具などで遊び始めていました。新入園のちゅうりっぷ組のM君は初めてさんさんらんどで遊んだ翌日から「今日はさんさんらんどに遊びに行かないの?」「今日は雨が降っているから遊びに行けないよね?」など毎日さんさんらんどで遊ぶことを楽しみにしていました。そんなM君は近くの友達に「ローラー滑り台に遊びに行こう!!」と声を掛け一番に滑ろうと階段を駆け上がっていきました。M君達がローラー滑り台から「おーい先生」と滑りながら手を振り滑っていく様子を見たAちゃんは「私も早く滑るー」と小走りで駆け上がっていきました。さんさんらんどの下から子ども達が遊んでいる様子を見上げると、子ども達が遊具の取り合いや順番待ちで揉めることなく伸び伸びと遊んでいる姿を見て改めてさんさんらんどの広さを実感しました。子ども達は時間いっぱいさんさんらんどで遊び満足した表情で帰途につきました。6月からは年少とたんぽぽさんは、さんさんらんどの仮園舎で生活することになるので、古森先生や教師達で話し合い子ども達が安全に生活していけるように気持ちを引き締めて見守っていかなければなと思いました。

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幼稚園に帰ってくると、ビワの木の上部になっている実が熟れていてすでにカラスに食べられているものもあることに気が付いてすぐに収穫することになりました。年少児の帰りを待っていた年長さんや年中さんが駐車場に来る待ち時間に先に到着した年少さん達に「この前びわを採った時にはなかったんだけど新聞紙が付けてあるのどうしてか分かる?」と質問すると、Mちゃんが「カラスから守らないといけないから」とすぐに答えていました。前回採れたてのびわを駐車場で食べて部屋に戻ったぱんだ組さんが外を見ると、早速カラスが食べに来ていたことを他の学年に知らせ年長さんと年中さんが袋作りをしてくれていたのです。そんななか今日、古森先生から上部の届かない所は熟れているのですぐに収穫したら良いことを指導してもらい収穫することになったのです。上部の枝を子ども達が収穫できるように教師が切っていると「頑張れー」の子ども達の声援を受けて教師が枝を切り取っていきました。その後、収穫したびわは年長さんがクラス毎に分けて持って来てくれました。降園前に子ども達に切って渡すと、前回びわの皮むきが分からない子どももいたのですが、配り終えると自分の手で皮むきをし、パクっと口を大きく開けて一口で食べたり、一口一口味わいながら食べていったりと各々で味わって食べていました。ちゅうりっぷさんも年長さんや年中さん達みたいに袋を作ってびわをカラスから守ろうと言うと、「まだたくさん食べたいからびわを守ってあげんといかんね」などと言って、袋を作ってカラスから守ってたくさんびわを食べられることを楽しみにしていました。年長さんに分けてもらって食べることだけではなく、年長さんや年中さんがしている姿を見てたくさんのことを学び3歳児なりにできることを見つけてやろうとする姿を認め支援していきたいと思います。

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