幼稚園の日記(ブログ)

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  2011年5月28日 土曜日

雨上がりの火曜日のことです。少し早めのお外遊びに子ども達は急いで片付けをし、排せつを済ませて出ていきました。幼稚園のお兄さん、お姉さんは早くも運動場で泥遊びの真っ最中です。それを見たぴよぴよさん、水たまりに突進!1才5ヶ月のTちゃんは足をピチャピチャとしていましたが、やがてパシャパシャに変わり、そのうちまるでお風呂に入ったかのように座り込んでしまってにこっの笑顔。一緒にピチャピチャとしていた1才5ヶ月のAちゃんは、これしてもいいの?と言わんばかりに水たまりを出たり入ったり初めての感触を味わっていました。ヌルヌル感やジトジト・サラサラなどという擬態感を五感を通して味わうことはこれから大切なことです。こんなに雨上がりの、それも水たまりを遊び場に使わせている幼稚園なんて他にはないでしょう。子ども達の気持ちや遊びの面白さを大切にしている三葉幼稚園ならではの環境だと思います。また、「汚れてもいいですよ」と快く受け入れ、理解してくださる保護者の皆様のご理解があってのことだと思います。感謝しています。

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朝、ぴよぴよのお部屋の入り口をノックしてくれた年少さん。可愛いお客さんです。こちらもすでに登園して来ていた1才11ヶ月のYちゃんや1才5ヶ月のTちゃんが、ハイハイの格好で応待に出たのです。すると、年少さんもすぐにハイハイになりお互い言葉ではない笑顔で、まるで「おはよう。今日も仲良くしましょうね。」と言っている様でした。よく保護者は、「入れて」とか「かして」とか言うんよ、と子ども達に言わせようとします。ですが、よく見ているとそんな言葉はなくてもすぐに分かり合える、そんな不思議な力が子ども同士にはあるのです。大人はすぐにルールと称して守らなければならぬことを要求していきます。その前に子どもの世界はお互いを認め合い許し合う力があるようですね。見習うべきは私たち保育者の方だと反省しました。

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木曜日の朝、幼稚園のコアラ就園前保育のお友だちがトイレから出て、アンパンマンのTシャツを誰かに見せたくてぴよぴよのお部屋をのぞきに来てくれました。それに気付いた1才8ヶ月のAちゃんが指さしで「あー」と声をあげました。保育士が「うしろにはバイキンマンもいるよ」と言うと、なんだなんだというようにみんなが自分の服を引っ張りながら見せに来ます。まるで自分のTシャツをアピールしているかのように。「自分を見て」「こっち向いて」の言葉はありませんが、おへそを出しながら保育士の周りに寄ってきます。1人づつお腹をプッシュしながら「可愛いね。素敵ね。よく似合うね。」など声をかけると嬉しそうに笑います。ほっとする場面に今日も1日楽しく過ごせるスタートになりました。

♪小さな丸い輪の中に、子どもの王様いらっしゃる縲怐ニ歌いながら、お昼寝をしないお友だちと冠を作って遊びました。包装紙や広告で頭にかぶせる冠を作ります。まだ折ることが難しかったり、セロハンテープを切ることを失敗し長くしてからませたりと困難もありましたが、手伝ってもらいながら一人ひとり作ってかぶせることが出来ました。もちろんかぶった子ども達は王様になって得意満面です。かぶっていた冠をどこかに置き忘れても、ちゃんとお友だちが届けてくれます。優しい心が育っています。お迎えに来られたお母さんが「お母さんがかぶってもいい?」と聞くと、すぐにお母さんにかぶせてあげました。

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1才4ヶ月のRちゃんはとっても表情豊かです。甘えたい時はちゃんと声の調子を変えて、両手をあげて歩いて来ます。そんなRちゃん、保育士に自分の思いを邪魔されると「イヤ」とはっきりした口調で言い放ったのです。これには保育士もすぐに「ごめんなさい」!言葉の獲得は一人ひとりみんな違います。仕草で、表情で、目で、子ども達の要求や思いを読み取らなければなりません。こんな子ども達の思いに気付き、応えることができるようにより一人ひとりとつながっていきたいものです。

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