幼稚園の日記(ブログ)

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  2021年12月26日 日曜日


今週も天気がいいもの冬の訪れを感じる寒い日が多くなりました。しかし、幼児たちは暖かい日はもちろん、寒い日も関係なく元気いっぱいです。月曜日は幼稚園の終園式だったので、園庭は保育園児が独占して伸び伸びと自由に遊びました。靴を履ける子もたくさん増え、外で遊ぶことを伝えると、あっという間に履いて園庭に走り出ていました。
三輪車を見つけて両足で乗っていたRちゃんは、キックボードに乗ろうとしていたYちゃんを少し離れたところから見ていました。次の瞬間、Yちゃんがバランスを崩して倒れてしまいました。すると「だいじょぶ?」とかわいい声が。その声は離れたところから見ていたRちゃんでした。Rちゃんはまだペダルをこげないので足でこいでYちゃんの元へ近づくと「だいじょぶ?」ともう一度心配そうに顔を覗き込みながら声をかけていました。その言葉にYちゃんは痛いのを我慢して「うん。だいじょぶ!」と返すと、すくっと立ち上がっていました。相手のことを心配し、思いやりの言葉をかけれるようになったRちゃん、その声に痛さをこらえて立ち上がったYちゃんの姿にほっこりすると共に、幼児同士の育ち合いを感じ、驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。

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この時期の幼児たちは真似っこも大好きです。棒を見つけて地面に○をいっぱい描いていたYくんを見つけたRくん。近くへ行くとYくんをちらちら見ながら真似して小さな○を描いていました。また、いちょうのじゅうたんをくま手を持ってやってきたRちゃんがせっせとかき集めていると、それに気付いた幼児達が1人、また1人とくま手を持ってやって来てみんなでかき集め始めました。

室内では、平均台と巧技台を出すと月齢の高い子ども達がやって来て渡りはじめました。これくらいの高さなんともない!とすたすた渡る子、ちょっと怖い、でも渡りたいとゆっくり少しずつ渡る子と様々です。それを見ていた1歳児のUちゃん。わたしも!!と平均台にまたがるとスースーと反対側まで進んでいました。Kくんも興味を持ってやって来て巧技台の坂を上がって降りて楽しんでいました。

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今までは保育教諭が主となって他の子と関われるように援助していました。しかし、一緒にいると自我が芽生え始めた子達は“自分が”と喧嘩になってしまうことことが多かったみかん組の子ども達でしたが、自ら他の幼児と関わり喧嘩もなく譲り合ったり真似をしたりして一緒に楽しむ姿も多く見られるようになりとても嬉しく思います。一緒に過ごす友達を大事にしようという心も育っているのだなと感じました。また、大人だけではなく、月齢の低い幼児は月齢の高い幼児達を見て学ぶことも多いなと改めて思いました。何かが起こり始まるとすぐに声をかけて止めようとするのではなく、危険がないよう配慮しながら幼児同士での成長する姿を見守っていきたいと思います。

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