幼稚園の日記(ブログ)

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  2020年4月23日 木曜日

今朝、ちょっぴり寂しくて泣いていたちゅうりっぷ組のI君を誘って遊ぎ場のみつばっ子山に登りました。山の一番上まで登ると遊ぎ場全部が見おろせます。

昨日園長が来て大きなこいのぼりを長いロープを張って泳がせてくれました。気持ちよさそうに泳いでいるこいのぼりを見ながらその下でピョンピョン跳ねながらこいのぼりにタッチしようとジャンプしているタンポポさんと年少さんたち。  どこからかこいのぼりの歌も聞こえてきました。

「のどかだなあ~」と思っていると・・・「ピピピピピピ♪ホ~ホケキョ~♪」かわいい小鳥の声が聞こえてきました。そんな気持ちのいい自然の中にいると泣いていたI君もいつの間にか笑顔になり、登園してくる友達に「お~い」と言って手を振っていました。

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さてそんな中、今日は、青空をダイナミックに泳ぐこいのぼりを見上げながら子どもたちがこいのぼりを作り始めました。

ぱんだ組のEちゃんは、何度も何度もこいのぼりを見上げてはクレヨンで何か描いています。見ると・・そこには、こいのぼりの大きな目を描いていたのです。こいのぼりの大きな目に興味を持ったようで何度も何度も見上げながらクレヨンの色を変えながら丁寧に描いていました。また、ちゅうりっぷ組のNちゃんは、こいのぼりのうろこを幾つも幾つも描いていました。子供によって興味を持つところ、目に入るものが一人ひとり違うんだなと改めて子どもたちに教えられました。さて朝泣いていたI君は?というと・・・お兄ちゃんお姉ちゃんたちが楽しそうにこいのぼり作りをしている中に混じって「赤ちゃんこいのぼり・・」「お兄ちゃんこいのぼり」「お父さん、お母さん、おばあちゃんこいのぼり・・」まで・・それは楽しそうにはさみで切ったり、のりで貼ったりしながら作っていました。今日はとても肌寒かったのですがその姿を見ていた私の心は、ぽかぽか温かくなってきました。

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その後、幼稚園で古森先生が何か楽しいことを始めているという情報を聞きつけた河野先生が幼稚園に偵察に出かけ、また新たな遊びをお土産に持ち帰ってくれました。「野外ボーリング」です。

またここでも後に年長さんたちの驚くほどの知恵に感動することとなるのです。

ボーリングをする人によって(年齢に合わせて)ピンの立て方を変えたり、ボールを戻すとき、ボーリング場のように木の枠の上を転がせてみたりなどイメージや工夫、知恵が次々と飛び出し本当にびっくり!します。教師の私たちは、子どもたちにイメージの広がる環境をポンと用意し、子どもに任せてみる。すると必ず子どもたちが教えてくれる!といつも園長が言います。それがこのことなんだと又改めて感心するのです。

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☆ボーリング大会をしたよ!        ☆青コース(幼稚園)西川由里より・・・

 

園内では、新しくボーリングコーナーができました。朝、園長がプールからメガホンを取り出すと、それをピンに見立てて並べてくれました。ボーリングあそびが始まると、らいおん組のH君とK君とすみれ組のHちゃんが「ボーリングしてますよ~」とメガホンを持って園庭中に呼び込みをしていました。それを聞いた子供たちは、続々とボーリングコーナーへと集まってきました。最初は、地面の上にピンを並べただけのボーリングでしたが、教師が木の棒を持ってくると本当のボーリング場のようにレーンが出来上がりました。それを見て子どもたちの気分もますます上がり、ボーリング大会は、大盛り上がりです!!倒れたピンを直していたぞう組のG君は、教師に三角形に並べることを教えてもらうと数を数えながら丁寧に並べていました。らいおん組のK君は、ボーリングが始まってから終わりまで遊んでいました。ストライクを取るたび拳を突き上げて「よっしゃあ!!」と言って飛び跳ねながら喜んでいました。ひまわり組のE君は、ピンが倒れるまで何度も何度も挑戦していました。

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ボーリングに慣れてくると今度は、ボールを転がすときの力の強さを変えながらどれくらいの力で転がすとピンが倒れるのか、考えながら遊びを楽しんでいました。又、自分の番が終わると、自分の倒したピンを立ててから次の友達にボールを渡している姿を見て、入園して間もない年少さんたちも今までのたくさんの遊びの中からいろんなことを経験しながら学んでいくんだなと改めて感じるとともにひとつひとつの経験を大切にしてあげたいと思いました。

ボーリングに慣れてきた園長が新しく2回投げることと一つのピンを倒すと2点入るというルールを加えてくれました。2本倒すと~?何点?・・4点・5本倒すと~?10点・・・

そうです!ここには算数の掛け算が登場しました。子供たちは何点入ったのか指を使って必死に数えていました。「誰が何点とったのか」を書く表が出てくると自分の名前が書けるようになった年長さんは、自分の名前が書きたくてボールを投げ終わるたびに「先生、〇点とったから書いていい?」と言って嬉しそうに書いていました。

教師は、遊びの中からひらがなや算数の勉強を自然と学べる環境を意図しながら作って子どもたちに提供することが大切なことを実感しました。