幼稚園の日記(ブログ)

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  2008年3月14日 金曜日

 昨日ちゅうりっぷ組の子どもたちにさよなら会の話をして降園させました。すると今朝、登園してきた子ども達はそれぞれが「今日はさよなら会よね」と言って期待していました。年少年中児たちは一緒に遊んでくれたり、お世話してくれたりした年長さんのためにプレゼントを作ったり、部屋に飾る飾りづくりをしたりして何日も前から準備や練習を進めてきたのでした。いよいよさよなら会です。年長さんが間もなくやって来ます。りす組みとちゅうりっぷ組の子どもたちは、きりんぐみさんをアーチで迎えようと小さい体をぐーんとのばして待っていました。やってきたきりん組さん達は腰をかがめて長いアーチをくぐってにこにこ笑顔で入場してきました。ゲームをしたり、うたをうたったりして1時間余りでしたが、最後のプレゼント渡しでは、「一緒に遊んでくれてありがとう」「ありがとう」と言って思い思いにプレゼントを渡す姿が見られました。

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 他のコースのさよなら会でもシール帳を持ってきて、それを見ながら思い出を振り返ったり、思い出をうたにして届けたりして温かい雰囲気の中で過ごすことができました。年長児たちももらったプレゼントを「早く見たい」と言って大切そうに持ち帰る姿が見られました。

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 そして今年度最後の給食は、みんなの一番大好きな手づくり給食でした。メニューは黒豆ごはん、豆乳シチュー、納豆あげ、ほうれん草の煮びたし、サラダ、糸こんにゃくのきんぴら、いよかんゼリー、おもちつきの日に作ったかきもちでした。とても新鮮でやわらかいほうれん草とサラダに使った水菜は、ひよこ組さんの保護者が作られたものを頂きました。とてもうれしいことです。また、ゼリーは食育講演会に来られた方から頂いたテングサを煮溶かして作りました。海の匂いがプンプンしてまた格別の味でした。ちゅうりっぷ組のみんなで食べる給食も今日で最後でしたが子どもたちは朝から「今日は何作りよるん?」「いい匂いがする」ととても待ちわびていました。入園した当初は野菜が苦手だった子も、この手づくり給食をきっかけにいろいろなものが食べられるようになりました。そしてたくさんの野菜の名前も覚え今日も「納豆おいしい」「これにんじんやろ?玉ねぎも入っとるね」と会話が弾んでいました。他のクラスではピンク色のかきもちを見てA児が「先生、さけも入っとるね」とつぶやきました。ちゅうりっぷ組の子どもたちにも「これ知ってる?」と尋ねると首をかしげていましたが「かきもちって言うんだよ」と言うと「知っとる知っとる!おうちにもある!!」と言っている子もいましたが「まだいるまだいる!」と言って食べる姿が見られました。他のクラスでも苦手だったものが、食べられるようになったり、お皿がピカピカになるまできれいに食べたりなど食に対していろいろな姿が見られるようになりました。

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 今年最後の給食を食べて満足した子ども達は古森先生にお礼をしたいと、誰から言うともなく絵を描いたりお手紙を書いたり、それはいつの間にか園全体に広がっていきました。そして、古森先生の前には子ども達からの絵やお手紙、そして首飾りなどがうず高く積まれていました。こうして、どうしても古森先生にお手紙を書きたい子達は、文字表を見ながら、一文字一文字書いて、名前も何とか書いていました。書きたい気持ちはいつの間にか文字も文章を書けるようにしていくのです。ちゅうりっぷ組の子ども達ももうすぐ年中さんになります。小さい組さんのお世話ができるように、今一生懸命に自分のことは自分でしようとする姿がみられます。

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