幼稚園の日記(ブログ)

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  2019年10月26日 土曜日

10月26日(土)ひよこ組・ぴよぴよの親子運動会がありました。門を入ると、幼稚園の運動会のお下がりを借りてアレンジしたかわいいアーチが、お出迎えしてくれました。登園してきた子どもたちはアーチの下をニコニコの笑顔でくぐっていました。練習では大玉ころがしやかけっこ、踊りを大喜びでしていた幼児たちで、昨日も園庭で散々遊び、本日の運動会を保育教諭たちと楽しみにしていました。

ところが、ところが…。今日は朝から少し様子が違います。保護者と手をつないだり、抱っこされたりして登園してきた幼児たちは、保育教諭が声をかけても、なかなか保護者から離れようとしません。

オープニングのエビカニクスの踊りでは兄弟のお兄さん、お姉さんに出てきてもらい、ひよこ組・ぴよぴよは汽車になって園庭の真ん中に出てきました。しかし、なんだか今日は雰囲気が違いました。そしてエビカニクスが始まりました。エビやカニになるところは少し身体を斜めにして、ポーズをとっていましたが、ほとんどの子が動きが見られません。

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かけっこは、名前を呼ばれると「はーい」と手を挙げて返事をするかわいい姿が見られました。でもそのあと、保護者が先に走っていくと前にいるお母さん、お父さんの顔を見ると笑顔になり、ぎゅっと抱っこされていた子もいましたが、中には不安になって泣いてしまい、座り込んで動こうとしない幼児もいました。

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さて次は、大玉ころがしです。ここで大パニックが起きました。前のかけっこでお母さんたちを困らせた子達が保護者から離れられず、大泣きし始めたのです。誰もがどうなるのか!と特に保育教諭たちは息をのみました。その瞬間でした。園長が「これならどうかな?急ですが内容を変更しまーす」と言って大玉を片付け、夏水遊びをしていたプールと室内で遊んでいるありったけのゴムボールを園庭の真ん中に転がしました。そして「今からお片付けお願いしま~す」と声をかけると、どうでしょう!泣いていたみかん組さんも保護者から離れて、ボールを拾いに駆けだしたのです。せっせせっせと何度もボールを抱えて、ビニールプールの中へ投げ入れていき、すっかり笑顔になっていました。ボールがプールの中に全部入ると、お片付け競争終了です。「さぁ、先生が片づけるよ」とプールを運んでいると、あ~ら大変…。先生が転んでしまい、ボールが全部飛び出してしまいました。実はこれも園長の演出です。またまたボールが転がってしまいました。保護者からも笑い声が聞こえてきました。

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転がったボールをお片付けするのは、次のれもん組さんです。こうして大玉ころがしが、お片付けゲームに変わりました。幼児の様子を見ながら、即座に変えていく園長の機転に助けられるとともに、勉強になりました。そのお陰で場にも活気が戻り、親子で踊ったり玉入れをしたりと和やかな雰囲気でプログラムが進んでいきました。玉入れの片づけを幼稚園児(保育園児のお兄さん、お姉さん)がしてくれたので、踊りの準備のポンポンを手につけることができました。

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こうして親子運動会が終了しました。最後はおやつを食べて、おみやげ、ペンダントをもらって大満足の幼児たちでした。

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保護者の皆様には最初の場面では、ご心配をおかけしましたが子どもたちに合った興味のある遊びには自ら加わり、そんな場面で色々な育ちがあることを見て頂けたかと思います。これからの保育でも保育ベテランの園長にアドバイスを受けながら、私達も保育技術と感覚を身につけて楽しみ、成長していきたいと思います。本日はご協力ありがとうございました。