幼稚園の日記(ブログ)

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  2010年5月28日 金曜日

 毎朝、トマトや朝顔に「おはよう」と声を掛けている年長組の子ども達は、今日もせっせと水やりをしながら「まだトマトにはならんのかな?」「まだ朝顔の芽が出てないよ」などと友達と楽しく会話を弾ませていました。トマトの黄色い花も各クラスのプランターにちらほら見られ始め、子ども達の関心も高まってきています。 

 そんな中、以前に自分達の不注意で折れてしまったトマトを育てている4人組のA・B・C・D君達の鉢のプレートが牛乳パックで作られていた為、毎日の水やりや雨のせいでくしゃくしゃになっていました。そのことに副園長が気付いて「ちょっといい物持ってきてあげるから」と言って木片を持って来てくれました。そして、「ここから下(約3程)は土の中に入るから、この上の部分に自分の名前を書いてね」とマジックを手渡されました。4人は一人ひとり書く範囲を考えながら丁寧に書いて、出来上がるとそのプレートを持って一目散に走って行き鉢に差し込み笑顔で眺めていました。クラスで育てているトマトの成長より少し劣っているけれど、一生懸命大きくなろうとしているこの4人組のトマトの生命力に期待が持たれます。

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 一方、今日の砂場では、ひつじ組の子ども達が大活躍でした。昨日より更に山や川、そして水を流すパイプの位置や形が高度になり、一人ひとりが自分の役割を考えて遊びを進めていました。その中で今日も色々な学びがありました。できあがった山から山に渡した樋に水を流す子ども達は、何度も何度も繰り返し順番に並んで水を入れて行くのですが、その中に白い帽子が一人。そうです、たんぽぽ組さんが大きな入れ物に水を入れてさり気なく列に加わろうとしていたのです。いつものH君なら我よ我よと突き進むであろうと予想されるのですが、今日はこの遊びの一員になっているのでした。1度目の入れ物は大きすぎて樋にうまく流せず下に水が落ちてしまいました。それに気付き2度目からは小さめのお椀に代えて運んでいました。又、この遊びを始めたひつじ組のT君は、自分が渡した樋を友達がはずしたことで、これはなぜ必要かということを納得するように実際にやってみせながら説明する姿が見られました。これも遊びが充実しているからだと思います。一人では成り立たないこの遊びの中で、課題を与えたり少しルールを高度にしたりして、子ども達の学ぶ力のハードルを高くしていきたいと思います。

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 年長組は屋外遊ぎ場へ2回目のお散歩に行きました。少しタイヤゲームをした後、お待ちかねの築山へ・・・登る・ころがる・ジャンプする等何人もの子ども達が重なり合いながら無心に遊び、とにかくはじけて遊ぶ子ども達の楽しそうな表情に私たちの心もはじけていきました。

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 らいおん組のケアフル訪問でもホットな出来事がありました。一生懸命元気をあげている子ども達の姿に感動したお年寄りの方から「みんな、微笑みながらお手々つないでくれてありがとう。一生懸命元気を出してくれているからみんなから元気をもらったよ」と言っていただきました。今日の子どもたちの申し合わせは、笑顔・元気・おふざけをしないことでした。まさにそのままの言葉を頂いたのです。手をつないで触れ合うゲームでは、一人のおじいちゃんに誰もパートナーがいないことに気付いたYちゃんが、右手は自分のパートナーのおばあちゃんの手をにぎり、左手は伸ばしてその一人ぼっちのおじいちゃんの手をにぎる優しい光景が見られたのです。この老人施設訪問での交流は、幼稚園ではできない学びをすることができることも実感しました。

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