幼稚園の日記(ブログ)

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  2010年3月18日 木曜日

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いつもより緊張した表情で入場すると、その後の修了証書授与では、今までで一番かっこよく証書を受け取り、堂々と花道を歩いて、お父さんお母さんに渡すことができていました。その後、副園長からのお祝いの言葉がありました。その中で、みんながつけているコサージュの意味について話してくれました。そのコサージュには子どもの顔がいっぱい「みんな仲間だよ」という気持ちが詰まっていました。運動会では、みんな練習が嫌になってどうしようかと思った時、副園長から、「どうするか自分達で考えなさい」と言われて、先生をのけて全員で話し合いをしたこと、お店やさんごっこでは、作る人、売る人、材料を調達するなど、役割を分担して、また必要なものが出てきたら、考えて協力して進めたこと、そして発表会の劇では、らいおん組さんが泣いた赤鬼をするのに、きこり役がいなくて‥でも劇はしたくて話し合いをしたこと、いろいろな所でたくさん考えることがありました。そこで副園長が、「小学校に行ってもしっかりと勉強をして下さいね」と子ども達になぜ勉強をするのか説明してくれました。幼稚園で学んだことは大切なことだけど、それだけでは大人になって困ることがあること。みんながしていたお店やさん、そこでそれぞれの役割があったけど、大人のお店やさんでは、それだけではできないことがあること、しっかりと勉強して難しい計算もできるようにならないと、お金の計算や数が分からないこと、大切なお手紙を書いたり読んだりするのに漢字も覚えなければできないこと、だからお勉強はしなければならないことを分かりやすく教えてくれました。みんなが仲間だということを忘れずに、くじけることがあったらいつでも三葉に来てねと、本当に深い話をしていただきました。

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そして、保護者代表のお礼の言葉では、お母さんの一言一言に胸を打たれると共に、この幼稚園生活がどれほど大切な時期なのか、とても考えさせられる内容でした。
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無事に式を終えて、各部屋に戻り記念品を渡したりお話をしたりして、時間は過ぎて行きました。
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この1年間、子ども達だけで考えてどうするのか話し合って進める機会がたくさんありました。それをどこまで私達が見守ったり手を差し伸べたりするのか、そのタイミングはとても意味のあることなのです。今年度、教師として私自身、副園長と子ども達から沢山学びました。今まで温かく見守って下さった保護者の方々、本当にありがとうございました。明日の自由登園で会えるのを楽しみにしています。
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