幼稚園の日記(ブログ)

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  2016年6月23日 木曜日

昨日、「明日は絶対稚魚放流に行きたい。」と言ってテルテル坊主を作っていた年長児の姿がありました。そして、「寒いかもしれないのでノースリーブの上から半袖を来て下さい。」とメールで伝えていましたが、何人もがノースリーブで登園し「暑いからノースリーブで来た。今日行けるよね。」と猛アピール微妙な天気の中、前向きな三葉っ子と三葉の保護者の皆様に感心させられました。

当然園長も教師たちも朝から「行きましょう。」準備を進めました。そして、海上保安庁と園長が気象庁の天気予報を確かめながら何度も連絡を取り合い安全を確認したうえで園を出発しました。

海に行くまでの道中、空港や田んぼを見たり、昨日の雨で増水した川に気づいたりしていると40分の道のりがあっという間でした。

五色浜に到着すると松山地区小型船安全協会の方や海上保安庁の方が待ち構えて下さっていました。そして、挨拶で「三葉幼稚園のみんなのパワーで晴れました。稚魚放流を楽しんでください。と話してもらい、稚魚の放流と紙芝居を見る2グループに分かれて開始しました。

稚魚放流では思っていた以上に大きいヒラメを4?5匹バケツに入れてもらい波打ち際に並びました。バケツをひっくり返さないようにそーっと運び、中には「ヒラメさん頑張ってね。」と声をかけている子もいました。そして「大きくなって帰ってきてね。」の声とともに放流すると何度も波に押し戻されるヒラメの稚魚の姿に子どもたちから「頑張れ―、頑張れー。」と力が入った応援の声が響きました。そして、姿が見えなくなると、「良かった―。」「頑張ってねー。」と手を振って送っていきました。

紙芝居では人間が捨ててしまったビニール袋を亀が食べてしまい大変なことになってしまうというものでした。紙芝居を見た子どもたちはすぐに、「絶対ごみを捨てない。」と海上保安庁のお姉さんと約束をしました。さらに「お父さんやお母さんにも海にごみを捨てないように言う。」と話していました。

その後、なかフードさんの協力のもと宅配給食をお弁当にしてもらい、海で食べることができました。(本日、年中児が全員手作り給食、明日は年長児が全員手作り給食に変更しています。)早く食べ終わった子どもから砂浜で遊ぶこともでき、帰るときはみんながとてもいい顔になりました。

実は今日話題がもう一つ、稚魚放流に出発する前、田植えの練習をしました。玄米と白米の違いを話してもらった子どもたちは衝撃的で「玄米は生きているお米で体の中の良くないものを流してくれ栄養も沢山あること、みんながようく食べる白米は生きていないお米で栄養が少ないので野菜やお魚など、なんでもしっかり食べないといけないことを教わりました。そして今日の昼食の時は苦手な野菜を頑張って食べる姿が見られました。そして、植えるときは「手をアヒルの口にして苗の根っこを挟んで。」というとほとんどの子が上手に植えることができました。27日の田植えを楽しみにしている子どもたちにはまた一つ良い経験になるようにしていきたいと思います。