幼稚園の日記(ブログ)

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  2016年3月15日 火曜日

今日は年長児にとって最後のバス通園でした。「いってきます!」と笑顔でバスに乗る子ども達とは反対に、少し寂しげな表情を見せる保護者の方が印象的で、いよいよ卒園なんだなと実感しました。

今日は明日の卒園式を前に、今日で年長さんとお別れの年中・年少・プレ年少の園児達と卒園児との園内お別れ会です。年少児・年中児はホールに上がって卒園式の練習に参加しました。いつものホールの雰囲気とは全く違い、子ども達は「ドキドキするね」「真ん中に道があるよ」などと友達と話していました。入場してきた年長児が、背筋をピンっと伸ばし大きな声で返事をしたり、意識を持ってキビキビと行動したりする姿を見て、立派だなと感じ、その後ろ姿だけで涙を誘うものがありました。保護者席、職員席に座っていた子ども達も静かに見ていました。さくら組のA君は、式中ずっと目に涙を溜めて練習に参加していました。その涙がこぼれないように、ぐっと涙を堪えていたのですが、卒園児の別れの言葉を聞いた途端ボロボロと涙がこぼれ「さみしい」と一言だけつぶやきました。たった生まれて3年しか経っていない幼児のこんな姿を見て、感受性が豊かで、こんな素敵な心を持っている幼児達を1人の人間として温かく真剣に付き合っていかなければと、周りにいた教師達も胸が熱くなりました。

練習の後は、各部屋に分かれてお別れ会をしました。年少・年中児たちは一緒に遊んでくれたり、世話をしてくれた大好きな年長さんの為に、プレゼントを作ったり、部屋を飾ったり何日も前から準備や練習を進めてきました。年長児達は、小さい組さんの子ども達が、グーっと背伸びをして作った長いトンネルを、腰をかがめてにっこり笑顔でくぐってお部屋に入って来てくれました。子ども達の大好きな「じゅげむパラリコ」や「お祭りドッキュン」を踊ったり、全員で手を繋いで、線路は続くよどこまでもを歌ったり、とても楽しい時間を過ごしました。

今年度最後の給食は、みんなの一番大好きな手作り給食でした。おたのしみ会や仲良し会、お別れ会など園内の特別パーティー料理です。一つの机に年長・年中・年少・ひよこ組が自然と混じり合って座っていました。メニューは、カレーピラフ・骨つきどりのオーブン焼き・切り干し大根・ブロッコリーサラダ・りんご・ヤクルト(ジュース)でした。憧れている年長さんと一緒に食べられるという事で、皆ニコニコで話も大盛りあがり!部屋の中は皆の楽しい笑顔でポカポカになりました。

そして、年中・年少・ひよこ組さんが心を込めて作ったプレゼントを渡すと、きりん組さんはお返しに「たいせつなともだち」の歌をプレゼントしてく」ました。その歌声は、とてもキレイで心のこもった歌にとても感動し、教師や子ども達の中には、涙をぬぐう姿も見られました。

明日は年長さんの晴れの卒園式。全職員で精一杯心を込めて送り出したいと思います。