幼稚園の日記(ブログ)

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  2015年8月15日 土曜日

 朝「おはよう」と元気に登園してくる幼児達の姿は夏の暑さもふき飛ばしてくれます。そんな幼児達は所持品の始末を済ませると戸外に出るのを楽しみに待っています。幼稚園児の出ていない園庭はとても広く、テラスから砂場へ一目散に走って行きます。今までは一人ひとりがスコップやカップやコップを持って遊んでいましたが、気が付くとそこにはいくつかのグループができていました。2歳児のAくんはスコップでおわんの中に砂を入れてごはんを作りスマイルハウスに持って行きました。するとBくん、Cちゃんがやってきて窓のところからAくんが差し出すとBくんが「ありがとう」と言いながら食べる真似をしていました。その横でCちゃんも「次は自分の番かな?」というような表情でわくわくしながら待っていました。そして窓の向こうとこちらでやりとりをして幼児なりの会話を楽しんでいました。
   

 またDくん、Eくんは道具置き場から長いホースを持ってきました。そしてお互いがあっちこっちと合図しあいながら二手に分かれてホースの先を砂場に持って行きました。そして砂をホースの中に入れると丸太の上にトントンと出してました。スコップで砂をすくうよりホースですくう方が難しいけれど逆にそれが面白くて二人で顔を見合わせては丸太の上に砂を運んでいました。すると砂がすぐ落ちてしまうことに気付いたDくんは、おもちゃ入れの中からざるを持ってきました。そしてそのざるの中に砂を入れ始めました。砂を入れるEくんと砂を混ぜるDくんに役割ができました。それぞれが役割を分担して運んでいます。周りで遊んでいた幼児達もその様子が気になり見ていました。
 少し前までは同じ遊びを平行していた幼児達でしたが、今は友達とかかわりを持ち又その中で役割ができてきて遊んでいるのです。日々の生活の中で様々なことと体験し、身につけていく幼児達の成長を頼もしく思いました。