幼稚園の日記(ブログ)

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  2009年6月6日 土曜日

 真夏日のように晴れわたった青空の下で「つくってあそぼう」という企画でフリースクールを行いました。「どうして動くのかな?」「なんで飛ぶのかな?」という不思議を遊びの中で子どもたちが気付いて科学の楽しさを知っていけるように、劇で説明を入れながら進めていきました。劇では、作ったおもちゃの動き方や飛び方は空気の抵抗によって違うことを教師達が日頃使っている遊具や用具と関連して組み込んで説明していきました。

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飛ぶ物ではブーメランやフリスビーにまじっておまつり忍者が手裏剣を投げながら出てくるなど子どもたちは大喜びでした。又、科学的な説明ということで副園長が「フリスビーは下はまっすぐだけど上の部分は丸くなってるんだよ。これはね、飛行機も同じだし、鳥さんの頭も速くとぶために丸くなってるんだよ。」と説明してくれました。今朝、私は作って色を塗っていたときに“どうして形が違うんだろう”と思っていたのですが、副園長の説明を聞いて“あっ!そうなんだ!!”と納得して理解することができました。てんびんばかりの説明では、実際に子どもたちにも参加してもらって棒にぶらさがって重さをはかると年少児にも分かりやすく、どうして下がったのか、どちらが重いかに気付くことができていました。各コーナーに分かれておもちゃを作っているときには、年少児には難しいところもありましたが、お父さん、お母さんと協力して一生懸命取り組む姿がありました。その中で、Yちゃんのお父さんはてんびんばかりの中心を一発で見つけることができ、傾くことなく平行にすることができて、思わずそのコーナーにいた人たちは全員で拍手をしました。ロボット作りのコーナーではHちゃんの小学1年生のお姉ちゃんがパックを横にしてワニを作っていました。また、カタパルトのコーナーでは、E君の小学1年生のお兄ちゃんが弾の大きさを変えて色々なものを作り、どれが1番飛ぶのかを考える姿もありました。卒園してまだ3ヶ月足らずなのに幼稚園でたくさん遊んだ経験を生かして新たに発想することができることにとても感心しました。これが、三葉っ子のパワーです!!

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おもちゃができあがった子どもたちは、自分で作ったものをお友達と飛ばしてどちらが飛ぶか競い合ったり、説明に使った遊び道具を実際に使って遊んでみて、作ったものとの動きを比べている親子もいました。

 幼稚園でやっている身近な遊びを取り入れ、てこの原理や空気の圧力を感じたあと子どもたちの大好きなシャボン玉と叩き染めのコーナーが出てきました。子どもたちは興味津々で集まってきて、石鹸をこすり、粉を集めてお湯を入れてシャボン液を作りました。作ったことのある年長児は「これやったことあるー。」と言って自分達で作っていましたが、年少児は石鹸が多すぎて固まっていたり、お湯を入れすぎて水っぽくなったりしていました。何度もやり直すうちにシャボン玉ができてきて、帰る頃にはお母さんも楽しそうに飛ばされている姿が見られました。

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今日はお父さんの参加も多く、子どもたち以上に保護者の方が真剣で親子で楽しんで頂けたのではないでしょうか?このフリースクールは私達教師もとても楽しく勉強することができています。次回も沢山の参加をお待ちしています。

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