幼稚園の日記(ブログ)

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  2015年5月23日 土曜日

戸外で遊んでいたすみれ組のAちゃんが「ねーねー、あそこにこーんなに大きいクモがおるんよ。こっちきて!」と副園長にあわてて声を掛けました。とても怖がっている様子なので行ってみると、そこには「大きいクモ」ではなく、「大きいクモの巣と小さなクモ」がいました。よく見ると、綺麗な六角形の中に網目状にとてもきれいなクモの巣ができていました。そこで怖がっているAちゃんと年中児にこのクモが自分でこんなきれいな形を作ったこと、ここでひっかかってくる虫を食べようと待っていること、みんなには何もしないことを副園長が話してくれました。そこに年中ぱんだ組の子ども達も加わって興味深く聞いていました。楽しくなったぱんだ組のBちゃんは足洗い場の2本の手すりにぶら下がって「クモの巣ー」と呼びました。するとCちゃんが重なって「クモの巣ー」すると、次々と子ども達が集まって重なってまるで本物のクモの巣のようになりました。

今度は年長児がそこへやってきて、副園長の話を聞いて、去年の発表会で年長児がした「ありがとうの花」の劇の中にクモが出てきたことを思い出しました。そして、大きな巣を見てらいおん組のK君が「クモの巣は虫を捕まえるためにクモが作りよるんよ」と得意そうに説明しました。大きな巣の真ん中で堂々といるクモはまるで獲物を狙っているようでした。クモの巣に興味を持った子ども達はつりかんでぶらんぶらんとしてクモの巣を表現したり、クモの巣探しを始めたりしました。改めて見ていくと、三輪車置き場の裏や非常階段の所などありとあらゆるところにいくつもありました。それを見てC君が「クモの巣はみんながおるところにはなくて、人が来ない所にあるんだね」と言いました。くま組のMちゃんが藤棚にあったクモの巣を見て「雨が降った時に屋根がない所のクモの巣はどうなるのかな?」という疑問を持ち、教師に問いかけました。降園前に駐車場の木の間にあるクモの巣を見つけたMちゃんはジョウロで雨をふらせてみてどうなるのか試してみることにしました。1回目は普通に水をかけると…クモの巣は丈夫で壊れませんでした。しかし、2回目はジョウロの先が抜けて水がドボドボとかかると壊れてしまったのです。年少さんの気づきからいろいろなことに広がっていき、楽しい学びの一日となりました。これからも身近な自然に目を向けて子ども達と一緒に気付き、感じ、学んでいきたいと思います。

今日の給食は、

胚芽米・厚揚げステーキの野菜あんかけ・じゃが芋の煮物・コーンサラダ・果物

でした。栄養満点のメニューで子ども達もおいしくいただきました。

※健康情報…みんな元気いっぱいで感染症もありません。