幼稚園の日記(ブログ)

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  2015年5月11日 月曜日

園庭の木々の葉が日ごとに濃くなり、つややかに輝いています。砂場の上に生い茂る藤棚も気持ちの良い影を作ってくれ、子どもたちが落ち着いて遊ぶことができています。遊びの中で「ちょっぴり疲れたな。」と感じたとき、子どもたちが自然と集まってひんやりとした砂に触ったり、手足を埋めたりして一休みする姿が見られます。

また、ひよこ組のYくんは大きないちょうの木を後ろに転びそうなくらい反り返りながら見上げて「葉っぱ!」とつぶやいていました。季節の変化に敏感に気付き、素直に表現するかわいい一瞬でした。

 

ミニ運動会を土曜日に控え、今日は青、赤両コース共に練習しました。子どもたちが楽しくわかりやすく自分たちで考えて動けるよう教師たちは色々してみるのですが、どうにもうまくいきません。おひっこしゲームでは子どもたちが自分たちで考えていろんな教師の元に走って移動してほしいというねらいがあるのですが、なかなか個人で行けず、クラスごとに固まって動いてしまっていました。遊びの中でたくさんの先生とかかわって遊んだり、かけっこの練習の中でスキンシップを取ったりしながら、今日は教師が目立つようにと、三角帽子とカラー手袋と、ポンポンをしのばせておき、途中で「変身!!」と言って身に着けました。が・・・子どもたちは、ぽかん。あっという間の変身に子どもたちはついていけず余計にややこしくしてしまったのです。見かねた副園長が子どもたちにどういう風に動くか、どこに行けばいいのかわかりやすく説明してくれました。そして、どの先生のところにも行かず、迷子になっている子はピーポーピーポー!とパトカーがつかまえに行くぞー!とにっこり笑って声をかけてくれました。すると、今まで迷子だらけだったおひっこしゲームも今日はすっと収まりました。

エビカニクスやイカのおすしの踊りでも、今日は教師がお客さん役になりました。子どもたちだけで踊る姿を見守っていると、中にぽつぽつと元気のない子がいました。副園長が「元気のないクラスのお客さんは眠たくなっちゃうよ!」とまたまたにっこり笑って一言。寝たふりをした教師たちを見てあわてた子どもたち。寝たふりをしながらちらっと目をあけると、子どもたちが一生懸命歌いながらおどる姿があり、たちまち私たちも笑顔になりました。副園長は教師たちに「今から何をするかという目的、そのためにどうすればいいか、どうやって動くか」必ず伝えることを教えてくれました。いつも魔法の言葉というほど子どもが動けるようになる副園長の声のかけ方ですが、教師も教わったことを日々保育にいかしていきたいです。

お腹がすいた子どもたちを待っていたのは「あんかけ焼きそば、パン、りんご、牛乳・豆乳」です。あんかけ焼きそばは「ちゅるちゅるだー!」「ゼリーみたい!」と大好評でした。具がたくさんで色もとてもきれいでした。中のさやえんどうは駐車場で今朝とれたものです。そのことを伝えると「この豆おいしい!」「さくさくしてるね。」とそれぞれ素材の味を味わいながら食べていました。楽しくお腹いっぱいおいしく頂ける給食を作ってくださる副園長や調理師さんたちに感謝の気持ちを日々伝えられるようにしたいです。