幼稚園の日記(ブログ)

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  2015年3月10日 火曜日

今日は、松山に珍しく雪が降り、底冷えする一日となりました。先日から副園長に、寒さを表現する言葉にもいろいろあり、「底冷え」や「花冷え」など教わりました。日本ならではのきれいな言葉を子どもたちにもたくさん覚えてもらいたいなと思います。

雪を見て大興奮の子どもたちは「きゃー!」と言いながら園庭を走り回っていました。遠くの山を見ると、山が霞むほど真っ白になった空を見て子どもたちは非日常なその様子にまた大喜びでした。地面に落ちた雪はあっという間に吸い込まれるように消えてしまうけれど、ビッグボスの登る部分には少し雪が積もっていました。「こんな所に雪があったよ!」という声を聞きつけた子どもたちがすぐに集まって、ほんのわずかな雪でしたが、お団子にしたり、手のひらで溶けていく様子を観察したりする姿が見られました。

雪が降るほど寒い一日でしたが、春を感じさせる出来事がありました。冬休み中、折れた桜の枝にたくさんのつぼみがついていることに気付いたうさぎ組のAくんが、その枝を花瓶に生けていました。あれから二か月、何も様子の変わらないつぼみに「大丈夫かな…桜咲くかな?」と不安に思っていましたが、そのつぼみがふくらんで色づいていたのです!

Sくんがすぐに気づいて「先生!ピンクになっとるよ!!」とあわてて教えに来てくれました。声に出さなくても毎日桜の様子を見ていたんだなと嬉しく思いました。きれいな花瓶に生け、水を替えながら花が咲くのを楽しみにしているうさぎ組の子どもたちです。

毎日、きゃっきゃっとかわいい姿を見せてくれるひよこさんたちですが、かわいいだけではありません!日々、お兄ちゃんお姉ちゃんたちの姿を見てたくさんのことを習得しています。ひよこ組のKくんは昨日、3つの穴があいた箱を見つけて副園長に「目と口みたい!」と持ってきました。表から見ると「∵」のような穴があいていましたが、反対側は「∴」のような穴でした。副園長に「さぁこれをどうするー?!」と課題を投げかけられたKくんはその箱とにらめっこしながら廃材箱に向かいました。そしてしばらく考え表から見ても、裏から見ても顔に見えるように工夫した人形を作り教師たちを驚かせました。

今日は飛行機を作り教師に見せてくれました。長い芯に本物の飛行機の羽みたいになるように曲がった厚紙を貼り付け「光るところー!」と言いライトまで付けていました。そのライトは卵パックの小さなへこんだ部分を切り取ったもので、また教師を驚かせてくれました。満三歳の小さな手で上手にはさみを使えること、いろんな素材を、頭をくるくる働かせイメージを広げそれを組み合わせられること、それを自信をもって嬉しそうに見せてくれること等、教師たちはそのひよこさんたちの姿に日々学ばせてもらっています。

こんなに育った子どもたちを、年少、年中、年長で更に伸ばしていきたいねと教師間で話をしました。