幼稚園の日記(ブログ)

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  2015年2月11日 水曜日

今日は、平成26年度の生活発表会がありました。三葉幼稚園の発表会は、お遊戯会や音楽会とは違い環境による教育の中で体験してきたこと、お絵描きや制作、友達と協力することなど全てを折りこんだものになっております。又、本番では子ども達が主役です。教師は、子ども達が伸び伸びと表現できるよう、サポートするのみです。「自分の身は自分で守る」教師が届かない部分も、子ども達が何気なく補ってしまう、そのような力を1年間を通して身に付けた子ども達は、今日も舞台の上で伸び伸びと表現することができていました。

保育所ぴよぴよの子ども達は、たくさんのお客さんを前にしても年長のお姉さん達と一緒に踊ったり、リズムに合わせて体を動かすことができていました。

満3歳児のひよこ組は、大きな舞台の上でも、堂々と大きな声で元気よく歌ったり踊ったりしていました。始まる幕の裏側では、教師が豚さんのお家の屋根をはずしておくことを忘れていました。それに気づいたHくんは、幕が上がる直前に屋根をぱっと取り付けていました。又、副園長の話しをしっかりと聞いて、列に並ぶ姿に成長を感じました。

年少のオペレッタでは、CDの曲を聴いて台詞をしゃべったり、それに合わせて体を動かしたりと曲を覚えて楽しそうに表現していました。演技中、自分の位置が分からなくなっていたAくんに気付いたBちゃんが手を引いて位置に戻してくれました。共に生活する中で、友達を気にかけて思いやる気持ちが育っているなと感じる出来事でした。

年中は「楽しく元気よく」を目標にやってきました。手をしっかりと伸ばして振り付けをみんなと合わせて元気いっぱい表現することができました。オペレッタでは、友達の足が当たって泣き出したSくんをTくんが慰め、その後も気に掛けて助け合いながら、終えることができました。あと1か月で年長になるという自覚が感じられました。

年長の劇は、3年間の幼稚園生活の総まとめです。台詞のやり取りや大道具の準備などは自分で考え、全て自分達で進めていきます。今日も、劇中に大道具が壊れると舞台袖から教師にガムテープをもらって、なんとか直して舞台に戻ったり、トラブルも自分達で解決したりして力を合わせてやり遂げることができていました。今年1年、「踏み出そう、はじめの一歩」を目標にしていた年長児ですが、「はじめの一歩」を歌い、小学校に向けても力強く進んでいくことを誓いました。アンコールでは、大好きなお父さん、お母さんへ「この広い野原いっぱい」の手話をプレゼントし、会場に大きな感動を与えてくれました。

環境という教育の中で育んできた力を生活発表会の舞台の上で存分に発揮してくれ、私達教師も子ども達からたくさんの感動をもらった1日でした。生活発表会を見に来て下さった皆様、ありがとうございました。