幼稚園の日記(ブログ)

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  2014年10月26日 日曜日

最近ぴよぴよの幼児達の多くが戸外に出ると、自分の好きな遊びを見つけて遊べるようになってきました。しかしなかにはまだ幼稚園児が遊んでいる側で興味深く見ている幼児の姿もみられます。

2歳児のAくんは、ままごとコーナーへ行き野菜を見つけました。そしてまな板の上になすを乗せると包丁を持ってきました。以前に何度かままごとをした経験のあるAくんはしっかり猫の手をして包丁を動かしていました。持ってきたなすは少ししなびていてなかなか包丁で切れませんでした。すると側にいたAくんの幼稚園児のお姉ちゃんがやってきて「この野菜は切りにくいけん、人参の方がいいよ」と持ってきてくれました。早速Aくんはまな板の上に乗せた人参を切ってみました。するとなすよりも切りやすく包丁で少し力を入れるとさくっと切ることができました。そして小さく切った人参を持ってうさぎ小屋へ行くと、うさぎにあげました。小さな穴から人参を入れてうさぎの口に持っていって食べさせてあげていました。うさぎがおいしそうに食べてくれたので嬉しくなってまた人参を切っていました。

それを見ていた2歳児のBちゃん、Cちゃんも同じように野菜を切り始めました。猫の手にするのが難しいBちゃんは時々自分の指先を見ながら、伸ばしたり曲げたりしながら野菜を押さえていました。なんとか野菜が切れると嬉しそうに見せてくれました。Bちゃん、Cちゃんは何度も何度も自分の切った野菜をうさぎ小屋に持って行き、うさぎに食べさせてあげていました。戸外に出て幼稚園の遊びを見ている幼児達は自然に子ども同士でかかわろうとする姿が見られます。泥場で泥団子作りを見たり野菜の切り方を見たりしながら、自分の遊びに取り入れようとする姿もみられます。1歳児、2歳児も幼稚園の環境の中で様々な刺激を受け目に見えて成長していく姿がみられることが教師にはとても励みになっています。