幼稚園の日記(ブログ)

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  2013年6月24日 月曜日

「田植えできるかな?。」「汚れてもいい服できたよ。」と田植えを楽しみに登園してきた年長の子どもたちです。いつものように天候も三葉っ子に味方し出発する頃にはすっかり雨も上がり、田植え日和になっていました。

田植えで毎年お世話になるのは、高木の農園の遠藤さんです。子どもたちに機械で植える所も見せてあげようと準備してくださっていました。バスを降り、田んぼまでの道中に副園長が水路に気づき田んぼに水を入れるため、せき止めている所をダムに例えて水の流れの説明をしてくれました。「大きい川にダムを作って小さい川に流して全部の田んぼにいってるんだよ。小さい川にもダムを作って、水がいっぱいになると田んぼに水が入っていくんだよ。」と話してくれました。ダムの存在を知ったS君は帰り道に「川から遠藤さんの畑まで5個ダムがあった。」と数えたり、A君は「水が入っていない田んぼがある!見て見て!板で入らないようにしてる。」と気づいたりしていました。

話をしてもらった後、田植え機を使った田植えを見せてもらいました。クラスで数名ずつ運転席にも乗らせてもらい大喜び。乗っていない子どもたちは、それぞれが違う興味を持ち、釘付けになって観察していました。

そして、待ちに待った自分たちの田植えです。園内で練習した時に、副園長から土の感触を聞いて、ドキドキワクワクしていた子どもたち!一歩田んぼに入ると、「ワァー!」とドロドロの土に「気持ちいいー。」と楽しんでいました。中には足をとられて「オットット!」と今にも転びそうになる子もいましたが1人4株ずつ植えることができました。

田植えが終わった後には、田んぼにいるタニシやニナのことも教えてもらいました。「タニシとカタツムリの違いはなんだ?」の問題に教師も答えられず…。「カタツムリは敵が来ると、頭を隠すよね。タニシは隠れるだけじゃなく、ドアを閉めるんだよ。今も古森先生を敵と思っているからドアを閉めてるでしょ。」「このタニシが田んぼに生えてくる草を食べてくれるからお米の味方だね。」と教師も含めて教わりました。

今回の田植えも苗を植えるだけでなく、様々な自然を見ることができ、不思議をたくさん発見することができていました。これからも楽しい発見を見つけられるようにしていきたいと思います。

田んぼを出発するときにはこれから世話をして下さる遠藤さんに「お願いします。」と元気一杯お願いした子どもたちでした。秋になって沢山のお米ができる事を願いながら帰りました。秋の稲刈りも楽しみです。