幼稚園の日記(ブログ)

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  2013年5月22日 水曜日

今日は青コースの年中、年少で屋外遊ぎ場に散歩に行きました。年少児にとっては初めての散歩でしたが、青い空の広がる中で年中児と手を繋いで元気よく出発しました。年中児は副園長に「うさぎ組さん、ひつじ組さんよろしくね。」と言われて、しっかりと手を繋いで歩いていました。道路を渡る時は「右見て 左見て 右」とまっすぐに手を挙げて渡りました。またその時には壁側に年少児がくるように、年中児が自然と手を繋ぎ直していました。

遊ぎ場に着くと、天空の城、築山のアスレチックで遊びました。天空の城では大きなすべり台が大人気で何度も滑って楽しんでいました。また登り棒に挑戦したり、アスレチックを一生懸命に登ったりと手や足を十分に使い、身体を動かしていました。築山では裸足で駆け上がっては滑り降りることをを繰り返して楽しんでいました。年少児は手を使わずに頑張って足だけで登ってとても喜んでいました。中にあるトンネルでは涼しい風も吹いて、トンネル内の壁は冷たくなっていて足をくっつけて涼んでいる姿も見られました。

そしてたくさん汗をかいて、歩いて幼稚園に帰ると手作りのお弁当と給食が待っていました。親子運動会のお土産のカイワレ大根が入っている子もいました。年長のくま組、くじら組はとてもよい天気だったので園庭でお弁当を食べました。

今日はこあら保育がありました。たくさんの方に参加していただきました。戸外では絵を描いたり、スタンプをしたり、室内ではアブラハムの子を元気よく踊り、ペープサートを楽しみました。手作りのおやつのポテトチップスも大人気でした。

この園外保育の中で、私たちが何気なく思いついたことが,子供たちの生活の邪魔をしていたことに気付いたことがあります。

屋外遊ぎ場に行った際、築山では、ぞうりの子はすぐに脱いでてっぺんまで駆け上がっていき、幼稚園の時と同じようにのびのび遊んでいました。年中児は手を繋いで歩いた道中でも途中で、ぞうりが脱げてしまった年少児のぞうりを拾い、自分で履けるまで待ってあげる姿、後ろの子は、前の子が止まっていてもぞうりを拾って履くまで見守って待っている姿が見られました。そんな姿を見て、私たち年少組の教師は、初めての散歩だから途中で脱げてしまってはいけないから、まだぞうりに慣れていないからという理由で靴をはかせてきたのですが、子どもたちはぞうりを喜んで履いていたことや、慣れていなくても何度も脱げても履き直しながら楽しんでいたことに気がついたのです。、今日、ぞうりに慣れていない子も自分の足で歩いて行くこと、その周りの子も、いたわったり思いやったりする気持ちや気遣いという大切な心が育つという大きなチャンスを奪っていました。「転ばぬ先の杖」では、子ども達の一段一段登ろうとするするチャンスを奪ってしまう事があるのです。副園長にはいつも「心が育つチャンス」「乗り越えるチャンス」を奪わないでと言われています。、親子運動会の年長児のリトミックで見られたように、子ども達は自分の力で生きていく力を身につけていくのです。今日、終わってから教師たちでそんなことを話し合い、そのことに気付くことになりました。とかく大人は、子どもたちが自分で乗り越えようとしているのに手を出し過ぎたりかばい過ぎたりして邪魔をしてしまうことがあります。みつばっこたちの逞しさは自分たちで挑戦し自分たちで身につけているものなのに余計なことをしてしまい、今日は大いに反省するとともに青コースの年少児たちには申し訳なく思ったのでした。明日の赤コースの子どもたちはどうぞぞうりで来させてください。