幼稚園の日記(ブログ)

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  2008年11月20日 木曜日

 今日はとても寒い1日になりました。風がピュピュと吹く度に、「キャ寒い!」と言って、体と体を寄せ合う子どもたちや、「寒いけん走ろう!」 「鬼ごっこがしたい♪」と言って、元気よく走り出す子、息をきらしながらも友だちを追いかけて行く子などの姿が見られました。いっぱい走ったあとは、「あったまったね。」 「気持ちいいね。」と言って、テラスの陽だまりでひなたぼっこをしていました。また、2階のテラスの所では、風の強さに注目したきりん組のS君が、広告で作った紙飛行機を飛ばしていました。「めっちゃ飛ぶんで。」と言って勢いよく飛ばしましたが、紙飛行機はくるっと方向を変え、S君の元に戻ってきてしまいました。「あれぇ?」と不思議そうに紙飛行機を見つめていると、そばにいたs君が、「風の向きやない?」と言って、風上の方から飛ばすといいのではないかと提案しました。そこで、園庭に出て、その言葉通りに飛ばしてみると、フワっと紙飛行機は舞い上がり、スイスイと進んでいきました。「すごいね!」と2人顔を見合わせて喜んでいました。

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 そして、今日は三葉幼稚園の子どもたちのために、劇団『バク』さんが来てくださいました。何日も前から楽しみにしていた今日の人形劇。ホルに上がると、かすかに歌が流れていて、それを聴いた子どもたちは、「何が始まるんだろう・・・。」と、ドキドキワクワクです。始めに、司会のお姉さんが出てきて手遊びをしてくれました。どんどん変わる声の調子や動きに合わせて、子どもたちは大笑い。手拍子をしたり、楽しく踊ったりしながら楽しみました。

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 そして、『劇場』は暗くなり、いよいよ人形劇の始まりです。今日のお話は、『みにくいあひるの子』。楽しい曲に合わせてあひるたちが行進して出てきて、すぐにお話に引き込まれました。鈍くてお調子者の主人公‘グレク’を中心に、お話はどんどん展開していきます。楽しいシンでは一緒に笑い、怖いシンでは泣き出してしまう子も・・・。シンに合わせて子どもたちの表情もコロコロ変わります。いじわるな‘こっこさん’というキャラクタが出てきて泣いてしまったりす組のSちゃんでしたが、最後の挨拶で再びこっこさんが出てくると、「あの人が怖かったんよね。」と言って笑っていました。 また、こあら組さんたちも、人形劇を観劇しました。Z君は、シンが変わってグレクがいなくなると、お母さんに、「グレクどこ行ったん?」と話しかけました。すると、「すぐまた出てくるけんね。ちょっと待っててみようね。」 「うん。」などと、親子の会話も聴かれました。最後は、グレクも仲間の白鳥と出逢うことができ、ハッピエンドでした。楽しかったお話に、子どもたちも拍手喝采です。お部屋に帰ってから、たんぽぽ組のR君が最初の歌をよく覚えていて、「あっひるの行進♪」と口ずさんでいる姿も見られました。

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 そして、「今日楽しかったね。」と、みんな、お話の内容を思い出しながらにこにこで降園しました。今日の楽しい公演は、子どもたちにたくさんの学びを与えてくれました。劇団『バク』のみなさん、今日は本当にありがとうございました。