幼稚園の日記(ブログ)

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  2013年1月26日 土曜日

寒さも厳しくなり、子ども達の遊ぶ手も触ってみるとつめたく感じます。「さむいー」と手を伸ばしてくる子どもの手を取り、ぎゅっと握ったり、さすったりして温めてあげると「ポカポカ」「あったかいね」と喜びます。その瞬間とても温かな気持ちになります。

 

そんな寒さの中でもぴよぴよの子ども達はとても活動的です。幼稚園児がお部屋で発表会の練習をしていて、誰もいない園庭に勢いよく飛び出していき、自由に遊び始めます。三輪車はとても人気で自分が気に入った物を見つけると小さな体をいっぱい使って、引っ張り出してきます。いつもは一人ひとりが自由に走り回っているのですが、今日は違いました。かけっこが大好きなOくんは、トラック上にひかれているスタートラインに三輪車にまたがったまま並び「よーいドン!」とつぶやいて園庭をぐるぐると走っていました。しばらく1人で走っていたのですが「先生も!」「Hくんも!」「Kちゃんも!」「おいで!」と次々に友達や保育士を誘い、スタートラインに立たせました。保育士が順に名前を呼ぶと「はい!」と大きな声で返事をし手をあげる子ども達。秋の運動会の時は大勢のお客さんといつもと違う雰囲気の中で泣いてしまい返事が出来ず、走ることもできなかったのですが、今では「よーいドン!」の合図で飛び出すと友達と競い合いながらゴールに向かって走り出します。「Aくんが1番!」と自慢げなAくん。ゴールをして「バンザーイ!」と喜ぶCちゃん。ルールも分かっているようです。三輪車はまだまだ足の力が弱くペダルをこぐことが出来ずに、地面を足で蹴って進む子もいますが、自分なりに速くゴールに行ける方法を見つけて楽しんでいました。そんな中で1歳11か月のYちゃんは、足で地面を蹴って進むのがやっとで、スタートの合図で飛び出すものの、あっという間にお兄ちゃん達において行かれてしまうのです。そこで考えたYちゃんはまたがっていた三輪車を降りて後ろから手で押して進んでいました。しかし、ハンドルが思うように動かせず行きたい方向に進まなかったようで、止まって保育士に「押して!」と言って再び三輪車にまたがりました。どうしたら早く進めるのか、どうしたらうまく走ることが出来るのか、一生懸命考えながら、試している姿に感動しました。

月齢を重ねて、大きくなっていく子ども達の考える力、発想力など発達の姿は私たちの想像以上のものがあり、驚かされます。毎日同じことをしているようですが、そんなことするの?面白いこと考えるね!と毎日新鮮な気持ちで子ども達と関わることが出来ていることを改めて感じています。