幼稚園の日記(ブログ)

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  2012年12月20日 木曜日

 『もうーいーくつ寝るとーお正月ー♪』子ども達がお正月の歌を口ずさんでいました。今年も残りわずかとなりました。三葉幼稚園では、今日2学期の終園式を行いました。

全園児がホールに集まると、年長児を手本に「小さい秋」の手話をみんなでしました。年少・年中児は、年長児から手話を教わる機会があるので完全ではありませんが覚えていて、年長児を見て上手に手話をすることができていました。私は覚えているつもりでも1つ1つをしっかりと理解できていなくて戸惑うところもあったのですが、年長児は1つ1つの意味を理解して感情も込めて表現することができていて感動させられました。副園長から、子ども達に対してこんな質問がありました。「小さい秋はぶどうや柿が実り、果物がおいしくなり、そして木の葉はまだまだ緑色だよね。じゃあ、大きい秋は何かな?」この質問に私は答えに困りました。しばらくすると、年中組の方から、「葉っぱが赤くなる!」と元気よく答えが返ってきました。「そうだね!大きい秋は葉っぱが真っ赤になったり、イチョウの葉が真っ黄色になったりするよね!」と副園長。小さい秋の歌からイメージを膨らませて、大きい秋を連想することができる子ども達の感情の豊かさに驚かされました。冬休みの過ごし方の約束を副園長と交わした子ども達は、『早寝早起きをすること・知らない人にはついていかないこと・怪我や病気をしないこと』など、しっかりと心に留めることができたと思います。

       

 ひまわり組では、新年を迎えるにあたって、自分達の身の回りの片づけをしました。「今までいっぱい遊んだお部屋やけど、このままでいいんかな?」と子ども達に聞くと、「掃除せんといかん!」と気づいたようでした。そして、お道具箱の中身を整理したり室内のおもちゃをきれいに洗ったりしました。「お家の大掃除の手伝いもしてあげてね!」と言うと、「はーい!!」と元気いっぱいの返事が返ってきました。

 そして、降園前には昨日のお昼に食べきれなかった干し柿をみんなで食べました。「おいしーね!」「甘いねー!」と言葉を交わす子ども達に、「何で干すと柿は甘くなったんかな?」と聞いてみました。すると、ZくんとNちゃんが「太陽パワーで甘くなったんよ!」「栄養がいっぱいになるって古森先生が言いよったよ!」と言いました。以前に副園長から聞いた話の内容をしっかりと理解して覚えていたことをとても嬉しく思いました。

       

 2学期は運動会、作品展、遠足などなどたくさんの行事を通して様々な体験をしてきた子ども達からは、感情や創造性の豊かさが感じられました。3学期も、子ども達が楽しんだり考えたりしながら、心豊かな園生活が送れるように努めていきたいと思います。