幼稚園の日記(ブログ)

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  2012年3月17日 土曜日

 火曜日は、今年度最後の避難訓練でした。「地震がきた」と事務室から叫んでもらうと保育士は、マットを持ち上げ空間を作り子ども達を中に入れます。そして、じっと待ち、次は、火事が起きたと想定して避難です。ワゴンを出したり帽子を被せたり保育士同士が、連携しながら子ども達を誘導します。3月から入園してきた1歳のSちゃんは泣いていましたが、他の子ども達は泣かずに保育士の言葉を聞き、月齢の高い子は友達と手をつなぎ道路側から園庭に行くことができました。毎月、繰り返して行う避難訓練により泣かずに行動ができるようになり成長を感じました。
 水曜日には、お母さんへのプレゼントの化粧水と UVフェイスクリームの試供品を頂き、それを入れる おひな様の型紙もついていました。そこで『お母さんのプレゼント』として、おひな様の型紙の着物部分にクレパスで お絵描きをすることにしました。おひな様の型紙を見せて「これ、何?」と聞くと「おひさま」と答える子に「お母さんにプレゼントしようか?」と言うと「プレゼント、あげよ?」とクレパスを持って来て「ぞうさん、描こうかな」「ワンワン、描こうかな」と楽しそうに描いていました。遅れて登園してきた子も「何、しよるん?」と寄ってきて興味津々で次々に描いていきました。月齢が低い子もクレパスを持たせると力はないので細い線ながら描くことができました。

そして、迎えに来たお母さんに「お母さんにプレゼント?」と言って手渡したRくんにお母さんもRくんも とても嬉しそうでした。
 また、この日は天気もよく園庭に出ると幼稚園では、年長さんを送る会が行われていて ぴよぴよだけでした。テラスに座り靴を履きます。早く遊びたい一心で自分で靴が履けるようになった子も増えてきました。マジックテープをはがし靴を持って履けるようになった子、靴の後ろを持って履く子もいて自分でしようとする気持ちを汲んで見守ることの大切さを思いました。しかし、まだまだ、手指の発達・足首の動かし方の面で訓練の必要な子もいるのです。それを見て、靴が履けるようになったTちゃんは月齢の低い友達に靴を履かせてあげる姿が見られました。相手が思うように足に力を入れてくれなくて自分が履けるようには うまく 履かせることはできませんでしたが、自分のことができるようになると、月齢の低い友達にも優しい気持ちをもって手伝ってあげようとする姿に嬉しく思いました。
    

 木曜日は、幼稚園が卒園式のため、子ども達はお弁当を持ってきました。「仮面ライダーフォーゼのお弁当?」と言って お部屋に入ってきたRくん。「お弁当、持ってきた」とYくん。Yくんは、火曜日に幼稚園のお兄ちゃんが、お弁当を持ってくるのが羨ましくて、いつも「お弁当、持ってきた」と言うのですが、今日は本当に持ってきて嬉しそうにお弁当の入った袋を見せてくれました。お弁当を持ってきた日は、どの子もテンションが高く時折、大きな声を出して遊んでいました。そして、お弁当の時間。机の足を折って遠足風にして座り、お弁当を渡すと「ママが作ってくれた!」「頑張ってくれた!」と言って大はしゃぎ。アンパンマンやフォーゼのおにぎりが入っている子もいて、お友達のお弁当をのぞき込んでいました。そして、どんどん食べていき、トマトが苦手なYくんは、自分で小さくちぎりながら食べ「トマト、食べたよ?」とお弁当箱を見せてくれました。どの子も「お弁当、おいしかった?」「見て?」と言って空っぽのお弁当箱を次々と見せてくれました。

 お母さんの作ってくれたお弁当を食べて満足そうに片付けをしていました。箸を持って食べられるようになった子も多くなり自分で箸セットの中から「フォークで食べる?」「箸で食べる?」と選んで使い、食べ終わると箸箱にきちんと片付け、トレーごと自分のロッカーに入れることができるようにもなってきています。友達同士、刺激を受けながら成長している ぴよぴよの子ども達です。