幼稚園の日記(ブログ)

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2023年1月27日 金曜日

10年に一度の大寒波によって日本中で大騒ぎだった今週もようやく終わりです。松山では目立った被害はあまりなかったものの、中にはスリップや転倒で怪我をした方もいます。雪が降らない松山で、今週は良くも悪くもいろいろな経験をしました。

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今朝9:30頃、園内放送で「みんな~今ぱらぱらぱらって面白い音が聞こえてきたね~みんなも聞こえるかな?この前は“あられ”が降っていたけど、今日はあられよりも粒が大きい“ひょう”が降ってるよ!!ひょうは当たると痛いよ~!」と古森先生が、“降り始めたまさに今!”のタイミングで話してくれました。子どもたちは放送を聞くや否やテラスに出て「うわぁ~!!ほんとだ!!」と氷の粒を手にしようと一所懸命手を伸ばしていました。私の上着がもこもこしていたので氷の粒が上着の袖に積もっているのを見た子ども達から「先生ちょうだい!」とわたしの腕が大人気になりました。ひょうを一粒手に取ってよく見ると“雫”の形のようにちょんっと頭が尖った玉ねぎのようでもあり、チョコチップのようにも見えました。「先生これおもしろい形だね~!まんまるじゃないね。」「音がすごい!」「バチバチバチって当たると痛いね!」と口々に感じたことを話していました。Yちゃんが「ひょうって・・・動物にも“豹”がいるよね。どうする?この粒々が小さい豹だったら?」とつぶやきました。Mちゃんが「がお~って?!」と豹の真似をするとみんなで大笑い!同じ固有名詞なのに、アクセントの違いにより物が違う日本語の不思議と面白さに気付いて話題にする子ども達に、なんてすごいんだろう!と驚きました。

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今日は雨模様のため外遊びはありませんでしたが、先日から子どもたちにとって「お味噌汁タイム」がパワー回復の時間になっているようです。Kくんは、外から室内に帰るタイミングでお腹を押さえて、何とも言えない苦しそうな表情で「先生、俺、朝からサッカーいっぱいしたんよ。やけんさ・・・お味噌汁、まだ?」と訴えに来て教師たちを笑わせました。あったかいお味噌汁を飲むとお腹の中からぽかぽかと温まり、力が湧いてくるそうです。ほかほかと湯気が立つ鍋からそれぞれのお椀に注いで冷める前にもらった人からいただきますをします。口をすぼめてほっとしたような表情で温かいお汁を飲む姿がとてもかわいいのです。

AくんやMちゃん達は、お味噌汁タイムが待ちきれずに「今日は何時にお味噌汁できますか~?」「今日は何のお味噌汁ですか~?!」と調理師さんに直接聞きに行っていました。一昨日はナス、昨日は豚汁、今日は玉ねぎとちくわと青菜のお味噌汁です。お味噌汁大作戦が始まって以来、調理師さんたちが毎日違う具材でいろんなお味噌汁を作ってくれています。「お肉が好き!(豚汁)・白い細い麺みたいなきのこ!(えのき)・たまねぎ!・ナス!」それぞれ好みがあるようです。お家でもぜひ話題にしてみてください。

数人の子どもたちからは古森先生にお味噌汁の話をしてもらって以来、お家でもお母さんが(中にはお父さんも!)毎日作ってくれていると嬉しそうに報告がありました。幼稚園で教わったことを家庭に持ち帰り、それを実践してくださっているんだなと嬉しく思いました。

 

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今日は味噌汁パワーでお腹と心を温めてからぞう組は舞台を使って劇「大工とおにろく」の練習をしました。練習を始めて出だしは上々だったのに、昨日からトーンダウン気味のぞう組。心配した古森先生が「どう~?」とホールを覗きに来てくれました。回数を重ねるごとに徐々に自分たちでセリフを言おうとする主体性が見えてきました。年長児の劇に決められたセリフはありません。自分たちの対話の中で話を進めて行きます。あらかじめ台本があってそれをただ覚えるという劇ではない、3年間の環境による遊び中心の教育の集大成を詰め込んだ劇になります。セリフを覚えるだけの劇ならよっぽど簡単です!劇の練習の中でも一人ひとりいろんな葛藤があったり、努力や成長が見られたりしています。来週からは2月。本番に向かってみんな頑張っています。応援よろしくお願いします。

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