幼稚園の日記(ブログ)

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2022年11月20日 日曜日

ひよこ組が屋外遊ぎ場で生活するようになって、日課になっているのがすぐそこにあるさんさんらんどへ行くことです。さんさんらんどの遊具で遊ぶには山の斜面を登らなければなりません。登り口はスロープと階段の2ヵ所にあります。今まではスロープを上がっていたのですが、足腰がしっかりしてきた子ども達の興味は階段に向いてきています。園庭で遊んでいる時も好奇心旺盛な子ども達は遊びながらこっそり階段を1段、2段と上がり始めます。「あーっ!」という保育教諭の言葉に“バレた”と大急ぎでバックして降りてくる姿に笑ってしまいます。

そのタイミングで、保育園では1番年長の2歳児クラスれもん組の子ども達が階段を上がってスロープを下りてくるというさんぽをはじめました。その様子を見ていたみかん組の子ども達も目をキラキラさせてみかん組の保育教諭の顔を“ぼくたちも、、、?”というような表情で見ていました。「いいよ、のぼって。気を付けて、ゆっくりよ」と声をかけると、満面の笑顔で階段に向かって一目散に走って行くと上がりはじめました。園舎の階段と違って手すりのない階段です。踏み外して転んだり落ちたりしたら大変という思いと、やらせてあげたいという思いでドキドキの保育教諭の心配をよそに、どこの子も足をしっかりと上げ1段1段踏みしめて上がることができていました!この広いグランドで毎日走り回っている子ども達の足腰が想像以上に発達していることを感じました。さらに驚いたのは、月齢の低い子ども達も我れ先にと階段をしっかり上がっていたのです!少し高い段差を体を支える手すりの代わりに手でバランスをとりながら「よいしょ、よいしょ」と上がっていくのです。少しふらついても足にグッと力を入れて踏み留まる姿に、園長から「子どもの手足をもがないでーっ」と言われる意味がよく理解できました。子どもが自分でしたいことを大人が手足となってやってあげるのではなく、やらせることがたくましい子どもを育てるのです。下りのスロープも子どもたとにとってはスリル満点の冒険なのです。重心をうしろに置いてゆっくり歩いて降りながらも時々体を前に倒して少し勢いをつけてみたり、走って下りようとしてみたりと楽しみながら冒険は子どもの発達を促していきます。さんさんらんどの下に「イエーイ!」と到着するとまたすぐに階段を上がりに挑戦する子ども達です。気を許すことなく子ども達のたくましい力を信じて、いろいろなことに挑戦できる機会を作っていきたいと思いました。

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また天気にも恵まれた今週、学童の三好先生に声をかけてもらって、学童さんが植えたさつまいもの収穫を手伝わせてもらいました。手で土を掘ると出てくるさつまいもに「あった!」と大興奮の子ども達は、自分の顔が隠れるほどの大きなさつまいもを持たせてもらい大喜びでした。
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刈ってあるさつまいものツルで電車ごっこもしました。「しゅっぱ~つっ!!」としっかりツルを持ってみんなでお庭一周の旅に出かけ、満足すると遊んだツルの片付けもしっかりしました。長いツルをズルズルみんなで引っ張って運ぶ中、れもん組のTちゃんが「せんせ、見て!さくらんぼ!」と見せてくれました。少し短いツルに4〜5本の小さなお芋がついていて本当にさくらんぼのようでした。「本当だ、さくらんぼだね。」と言うとテレたように笑っていました。それを見ていたれもん組のTくんが「せんせ!これトトロ!」と負けじと少し小さい葉っぱを頭に乗せて見せてくれました。子どもらしいかわいい発想にほのぼのとさせられたひとときでした。

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いつもとは違う自然と触れさせることができ、その中での子ども達の新しい発想が見られました。『幼いからまだまだ赤ちゃん』ではなく、幼いからこそ『人として』様々な新しいことやその時しか味わえない自然に触れられる機会を作っていきたいと思いました。

これから益々寒くなっていきますが、子ども達としっかり身体を動かして寒さに負けないよう体力を付けていきたいと思いました。

 

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