幼稚園の日記(ブログ)

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2022年8月21日 日曜日

今週は雨の日や曇りの日があり、連日の猛暑の中でほっと一息つける日もあり、天気とにらめっこしながらさんさんらんどに行ったり、水遊びをしたり室内遊びをしたり、その日の天気や気温、子ども達の体調などに合わせて活動内容を考えながら楽しい日が過ごせるようにしてきました。

曇り空となった火曜日は火曜日はさんさんらんどに遊びに行きました。そこではちょうちょやとんぼがたくさん飛んでいてそれに気付いて「とんぼー!」と指差して呆然と目で追いかけている子、斜面ぎりぎりまで追いかけて見守る子など、子ども達の興味は尽きません。散々楽しんだ後部屋に戻り、子どもと広告紙などでとんぼを作ってみようと、まずはとんぼのめがねの形を作ってみせました。実はめがねや羽の部分に子ども達に模様をつけさせたいと思ってめがねの形を作ったのですが、それを見たRくんは「ちょうちょ!」と嬉しそうに言いました。(えっ、これちょうちょに見えた?)実は製作が苦手な私・・・。「そう!ちょうちょ!飛んでたね!」とすぐにシフトチェンジ!かわいいちょうちょが部屋の中を飛び始めました。その翌日、改めてとんぼを、と思い真剣に広告紙を丸め、十字にとめて・・という途中で、Tくんが「ひこうき!」と言うと、「ちょうだい!」と言って受け取り「ぶ~ん!」と部屋中を飛び始めました。今日はこういう遊びをしよう、こんなもの作ってみよう、と思って考えたり準備していてもなかなか思い通りにいかないものです。(と言っても今回の出来事は保育技術ではなく私の制作技術の問題ですよね)そのたびに、保育教諭も子ども達に刺激を受けながら、臨機応変に遊びや環境を考えていかなければと思うのですが、子ども達は私たち教師の手厳しい先生なのだと実感すると共に楽しい瞬間でもあります。

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また雨の日はそれぞれが好きな廃材や広告紙などで思い思いに遊んでいました。Tちゃんは保育教諭が食べ物の広告紙を切り抜いて壁に貼っているのを見て「ちょうだい」と言って1つずつ受け取っていました。保育教諭が「お店屋さんだよ、なにがいりますか?」と言うと、「トマトください。」と言ったり、欲しいものを指差したりしていました。買い物したものを壁の一部にまとめて貼ると、「おかいものしたー。」と満足そうでした。それを側で見ていた子ども達も「バナナいるー。」「○○はこれー。」と選び、「はいどうぞ。」「ありがとう。」とやりとりを楽しんでいました。言葉の数が増え、2語文3語文を使いながら友達や保育教諭との関わりを楽しんでいました。

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2歳になっている子がほとんどのれもん組では、見立て遊びやつもり遊びが盛んです。水遊びをしながら泥と水を混ぜて「コーヒーどうぞ。」と言ったり、泥を集めて‟カレー”、丸めて‟だんご”‟おにぎり”などに見立てて遊びます。身近にある自分が見たり触れたりしたことのある様々な物(ちょうちょ、とんぼ、乗り物、食べ物、お店屋さんなど)と結び付けてイメージしながら遊んでいます。私たち保育教諭は子ども達が様々な体験からイメージを広げ、知恵を働かせてながら自ら成長していく姿を見逃さず援助し、そのために必要な環境を準備していきたいと思います。

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さて、れもん組からは9月から幼稚園たんぽぽ組に進級する子ども達がいます。自信を持って進級できるよう意識して指導・援助していきたいと思っています。どこまで手を貸したらいいのか、見守ればいいのか悩むこともありますが、子ども同士が刺激し合って、できることがどんどん増えています。進級すると本園舎なのでコロナが収まるまでは離れてしまいますが、たくましい三葉っ子への第一歩を今は遊ぎ場から応援したいと思います。

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