幼稚園の日記(ブログ)

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2022年6月13日 月曜日

 

朝、登園して来るとみんなで育てているトマトの葉がしょんぼりしていました。それに気づいた園長が「なぜかな?」とよく見てみると茎の根元の部分が折れていることに気づき、折れた部分にテープを巻いてつなぎ、棒を立てて支え、しっかり止めて手当をしてくれました。その様子を周りで見ていた子どもたちは「お医者さんだ!」と言って喜んでいました。年長さんは園長から茎が折れると葉や枝にお水がいかなくて今のままでは枯れてしまうということ。枝が折れていたら水をあげても元気にならないことを話した後、葉に水をあげたら「どうだろう?」と聞くと「違う!足元にあげるんだ」と応えていました。トマトの茎が栄養や水を運ぶ大切な役割があることを聞いた年長さんが「トマトがけがをしているからさわらないでね」という看板を作って立ててくれました。

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そこで園長は「昔の人はもっとすごいんだよ」と言い、「石と石をこすると火がおこせるんだよ」、「昔の人はお洋服もなかったけど自分たちで作っていたんだ」ということなどを次々と子どもたちに話してくれました。そして実際に園長は麦わらで小さい頃かごを作ってとったいちごを入れていたという話をして、麦わらを出してきてくれました。そして、麦わらを使ってかごを編み始めた園長の周りには沢山の子どもたちが集まり、興味津々で見ていました。出来上がったのは麦わらの器で、上に野菜をのせて子どもたちに見せると「やりたい!」と口々に言い始め、自分たちで麦わらを持ち寄りいざ挑戦です。しかし、中々園長のように上手く編めず、園長に助けを求めながら一生懸命編んでいました。出来上がった物を「これはスプーンなんだよ。」とか2つ合わせて「メガネを作ったよ」と教師に見せてくれました。子どもたちとの会話のなかでどう保育に繋げていくかで子どもたちの関心や興味の高まり方が変わることに驚きました。

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今日は地震の避難訓練がありました。年少ではたんぽぽからの進級児以外の子どもたちは初めての避難訓練でした。放送では園長が地震はどう起きるのか、それは「海の中の岩と岩がゴツンとなっておうちが揺れるんだよ」と話をしてくれ、子どもたちは頷きながら地震というのは怖いことなんだということを知りました。紙芝居を用いて地震の時は「どうしたらいいか」というのを伝えたことがあって、ダンゴムシポーズで上手に椅子の下に避難することが出来ました。今日はここまでの練習でしたが、地震が終わったら上靴を履いて外に避難するために上靴が必要なことを説明した後、子どもたちに「なぜ上靴が必要なのか?」と問いかけると「ガラスが落ちているから」「怪我をしてしまうから」と口々に応えていました。そうしているうちに園長が見回ってきてくれて椅子が小さくてもぐれないことに気付いて中々椅子にもぐれない子どもたちには部屋の中央に集めてマットなどを上から被せて身を守る方法を教えてくれました。年少児向けへのその場に応じたとっさの判断や配慮が大切なことを学ぶことができました。自分たちの頭や命を守るのは自分自身であること、子どもたちに今後も伝えていきながら、1回1回の避難訓練も大切に指導していきたいです。今日の避難訓練も子どもたちが忘れないように明日からの保育に少しづつ取り入れていこうと思います。

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