幼稚園の日記(ブログ)

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2020年12月27日 日曜日

 今年もあと残り数日となりました。ひよこ組の子供たちは寒さに負けず元気いっぱい遊んでいます。天気が良い日には陽の当たる園庭で、肌寒い日にはテラスの陽だまりと室内を行き来しながら楽しんでいます。この日は晴れたり曇ったりでしたが、風もなくテラスの陽だまりはポカポカと心地よく過ごせました。
ゴザの上ではYくんとHくんがままごとの食材を並べて「○○できましたよ~」「○○ください!」とやりとりを楽しんでいました。そこへOちゃんがひもをつけた箱の中に食材を入れてやってきて、2人と一緒に食材をお皿に入れたり渡し合ったりし始めました。

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 そしてまた1人Rちゃんも仲間入りしてきたので、スポンジ積み木を持ってきてカウンターテーブルのように置いてみました。するとその上に食材をお皿を並べ始め、「いらっしゃいませ~」とお店屋さんが開店しました。「はい、できましたよ」「○○はジュースがいいでーす」などとそれぞれが口々に言います。そのうちにRちゃんがブロックに食材を当てて「ピッ!100円です」と渡し始めました。どうやらレジのつもりのようです。それを見た他の幼児たちも、ブロックを探して持って来て「ピッ!10円ですよ」「ピッ!50円」と金額を言い始め驚きました。以前幼稚園児たちのおかいものごっこに少しだけお邪魔したことがあり、その時の年長さんとのやりとりを覚えていたのでしょうか。

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 そんなやりとりの中食材が少なくなってくると「なくなっちゃったー」とRちゃんが言いました。「探してきてくれる?」と言うと、ひも付きの箱を引っ張って行き、食材を入れて戻ってきました。そしてその後ろには同じように食材を持って来たWちゃんも、「パンもってきたよ」と嬉しそうに言っていました。

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 気付けばお店屋さんにはたくさんのお客さんや店員さんが集まっていました。『どうぞ』『ありがとう』のやりとりがうまくいく時もあれば、一方通行で思うような反応が返ってこなくて怒ってしまったり、これは自分の!と物の取り合いや、ここは自分が座ってたの!と場所の取り合いもあります。その中でも自分の持っている物の中から1つ渡したり、自分が寄ってお友達の場所をあけてあげたりもします。

 幼稚園のお兄さんやお姉さんから刺激を受けながら遊びを学び、我慢したり譲り合ったりすることが楽しくなることだと気付き、共有していくことなのだと思いました。保育教諭の仲立ちも必要ですが、子供たちが自主的に遊びを見付け発展させていけるような環境作りや援助の仕方を工夫していこうと思います。

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