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2017年2月19日 日曜日

廃材が入った箱を出すとひよこ組の幼児達は目を輝かせて箱の周りに集まってきました。

廃材で遊ぶことを覚えた2才児は使いたい廃材を選ぶと、どこにセロハンテープをつけたら廃材と廃材がくっつくのか考えながら貼っていました。また、1才児は気に入った廃材を選ぶと箱の中にままごとの食材を入れお弁当を作ったり細長い箱を鉄砲に見立て友達と「バンバン」と言い合いながら打ち合ったりと様々な姿が見られました。すでにこの時期から物の形を見て知っている物をイメージして見立て遊びが出来ていることに気づきました。

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その後、しばらくしてクレヨンを出すとすぐに机の周りに集まってきた幼児達はそれぞれが選んだ廃材に絵を描いたり色を塗ったりしてイメージを広げていました。

さらに新聞や広告を出すと1才児のAちゃんは広告を細かく破って持っていたペットボトルに入れ始めました。破っては入れ破っては入れを夢中になってしていました。少し大きくてなかなかペットボトルに入らない広告はさらに細かく破ったり丸めたりしてどうすれば広告がペットボトルの中に入るか考えて遊んでいました。そしてその遊びに満足すると次は余った広告を箱の中に入れていきました。「何作ってるの?」と聞くと「お弁当!これはうどんよ。」と細長く破った広告を見せながら説明してくれました。

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私は廃材遊びというと物を作ることだけをイメージしていましたが幼児達の遊びを見ていると物を作ることだけが廃材遊びではなく、色を塗ったりままごと道具の一部になったり廃材で違う遊びが生まれたり廃材一つでもどんどん遊びが広がっていくのだなと思いました。また、市販されているすでに形ができ、遊び方が決まっているおもちゃに比べて砂や、石、廃材は多様な遊びを子ども自身が工夫し、想像を広げながらつくり出せる教材になります。遊びの広がりには環境も大切でただ廃材だけを置くのではなくそこにクレヨンや新聞紙があることで新しい遊びが生まれたりイメージもふくらんでいくことを学びました。幼児達の遊びの広がりやイメージを大切にしてこれからも積極的に廃材遊びを行っていきたいと思います。

 

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