幼稚園の日記(ブログ)

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2014年7月11日 金曜日

   

「今日もやろやー!」と、登園してきた子ども達が口々に何か話していたので「何するん?」と聞くと、「砂場で昨日の続きするんよ」と教えてくれました。しばらくして、砂場をのぞいてみると昨日よりも砂場全体を使って遊んでいました。「水持って来てやー」「こっちに掘っていこう」などクラスをこえて会話が飛びかっていました。普段物静かなT君が友達が活動しているのを何か言いたそうに見ていました。そして、ついに「こっちにしたらどう?」と自分の思いを提案したのです。それを聞いたH君も「いいねー!そうしよう!」と即座に反応し、T君は嬉しそうにせっせと作業をすすめていきました。又、今日は昨日の活動が更に広がるよう何か刺激になる道具をと考え、竹を半分に割ってパイプを作りました。竹を半分に割る教師の姿もまた環境だなと思う出来事がありました。竹を縦に割れ目を入れると「スパン」と勢いよく割れる様子を見ていたひつじ組のA君が「竹って弱いやん」と一言。「竹って本当に弱いんかな?見よってよ」と教師が横に鎌を当てると…あれ?!竹は「ピン」と鎌をはね返して割れませんでした。するとK君が「竹は縦に筋があるので横に割れんのよ!」ということに気付いていました。そして、「そういえば新聞も縦と横でやぶりやすいほうがあるよね」と経験のある子ども達が口々に話し始めました。今までの経験と結び付けて考えることのできる子ども達はさすがだなと思いました。これからも遊びの中でたくさんのことを学んでいく保育・環境作りをしていきたいと思います。

    

    

 今日くま組はケアフル竹原交流でした。出発前に一度交流内容を確認するということでのぞいてみると、ちょうど「田植え」の紙芝居が始まる所でした。自分達で集めた厚紙や段ボールをつぎはぎで絵の台紙にして丈夫な紙芝居にした大切な物をもって一生懸命に読み始めました。しばらく順調にすすめていましたが、バラバラバラ…と紙芝居を持ち切れずなだれて散らばってしまいました。さぁ大変です!順番通り並べようという思いがありながら気持ちがまとまらず、並べることができません。それを見て副園長が誰かが「1番、2番」と声をかけて並べること、紙芝居が倒れそうになったらみんなで助け合うことを話してくれました。本番では、それぞれのグループが大きな声で読めるように意識出来ている所、小さくなってしまった所は反省が残りました。しかし、2枚重なって抜いてしまったグループは気付いて直したり、紙芝居が台からずれ落ちてしまったけれど、ギリギリセーフで気付いて助け合ったりする姿がありました。紙芝居を見た後、お年寄りが昔は機械がなくて目印をつけて手で苗を植えていたこと、牛が田んぼや畑を耕してくれていたことを教えてくれました。そして、植物を育てるために草むしりや水まきなど大変な思いをして世話をしてきたことを話してもらいました。こうして交流させてもらっている中でお年寄りに喜んでもらうだけでなく、子ども達もたくさんのことを学んで三葉っ子達は心も体も成長していくということを改めて感じました。

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