幼稚園の日記(ブログ)

 Home /幼稚園の日記(ブログ)

2012年12月11日 火曜日

日毎に朝晩の冷え込みが大きくなってきていますが、今日も元気に登園してきた子ども達は上着を脱いで戸外へ飛び出すとサッカーを始めました。 さくら組のK君達も仲間に入って教師とボールを奪いあったりゴールを守ってシュートしてきたボールを蹴り返したりしていました。

今日は年に一度、松山西消防署から消防車と消防隊員の方が来てくださって避難訓練をする日でした。 前回、訓練の中で火災の時には火よりも煙を吸い込むのが一番危険だと教わり前日にも口にハンカチをあてて避難することを話していたのでほとんどの子どもが忘れずにハンカチをポケットに入れていました。

10時過ぎに地震速報が入り子どもたちは防災頭巾をかぶって自分の身をまもり、地震の揺れが止まるのを待っていました。すると、今度は火災報知機のベルが響きわたり、古森副園長から火災発生の放送が入り、子ども達の表情は一変し、緊張した様子で教師の誘導に従って避難し始めました。ひよこ組やぴよぴよちゃん達のなかには少し泣いた子もいましたが、今までの訓練が生かされて静かに早く避難することが出来ていました。

集合したときには隊員の方から「お・か・し」「押さない・駆けない・喋らない」の3つの約束が守れていた事を誉めて頂きましたが、教師達はとっさの時の正しい判断や素早い行動が取れるようにしなければと改めて気持ちを引き締めました。 お話を聞いたあと、いつも自分達の安全を守って下さっている消防士の方々に感謝の気持ちを伝えたいと、年長児の5名が代表でお礼の言葉を言って手作りペンダントを渡しました。代表の子ども達はしっかりとお礼の言葉を言う事が出来ていて感心しましたが、それを受けて下さる消防士の方々の敬礼やキビキビとした動きに教師や子ども達の目は釘付けになっていました。

そして、思わずカッコイイ!!と子ども達の声が聞こえてきました。また「自分も消防士になりたい!」と憧れる子どももいました。その声を聞いた消防士さんが「消防士になるためには沢山食べていっぱい遊んで強い体にならないといけないよ」と教えていただきました。 消防車を見学しているときには子どもたちから沢山の質問が出てきました。「何歳になったら消防士になれますか?」「この機械は何ですかあ・どうやって使うんですか?」「このタンク車にはどれくらいの水が入っていますか?」など興味のあることを次々と聞いてその質問に消防士の方々は笑顔で丁寧に答えてくださっていました。 見学中も無線から聞こえて来る声にいつも緊張感をもってすぐに出動出来るようにしていることも分かりました。

教師たちの消火訓練では初めて消火器を使う教師もいて、自分の番になると、とても緊張している様子でしたが子ども達の声援もあって無事使いこなすことができましたが、実際何かあったときはまず大きな声で回りに知らせるということの大切さを教わりました。そして子ども達はもし地震や火事があったらまず放送をよく聞いて教師の所に集まるということを再度学びました。

避難訓練と消防車見学、写真撮影が終わって消防車が帰って行くときは全員で見送り、部屋に戻ると早速、今日見たことや消防車の話をしながら絵を描いている子どもの姿が見られました。

お昼頃に副園長が二階のテラスでフリースクールで作った東山(蒸し芋を切って干した物)がすっかり乾いて固くなっていることに気づいて「もうそろそろ食べないと固くなっていますよ。」と教えてくれたので降園前に皆で食べることにしました。ちょっと固くても口の中に入れていると柔らかくなって甘味がでてきました。「太陽パワーで甘くなったね」とつぶやきながらがら美味しそうに食べていました。

トラックバック
コメント (「消防車がきたよ!」  さくら組 日野美雪 はコメントを受け付けていません)