幼稚園の日記(ブログ)

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2012年6月4日 月曜日

 先週、年少組の子ども達がじゃが芋ほりに行った事を知った年長児達は、「じゃが芋ほってきたん?」と今日のじゃが芋ほりを楽しみにしていました。そして、今朝登園してきた年中、年長組の子ども達は、登園してくるとすぐに「じゃが芋ほりに行くんよね?」と嬉しそうに言ってきました。朝は少し曇り空でしたが、太陽も出てきて暑い程でした。

 副園長の話の中で、子ども達の興味をそそったのは、”日焼けしたじゃが芋”の話です。土の中で大きくなったじゃが芋が土から少し出ていたところが茶色くなっているのは何故かというお話の中でのことです。教師が世話が足りなくて、土をかけてあげなかったので、じゃが芋は太陽に当たりすぎて日に焼けて茶色になってしまったのでした。「夏になるとみんなも日焼けして肌が黒くなるよね。それは、太陽の光から体を守るために黒くなるんだよ。」と分かりやすく説明してくださいました。それを聞いていたので、大きさを分けるときに、大きなじゃが芋、中くらいのじゃが芋、小さいじゃが芋、日焼けしたじゃが芋という風につぶやきながら分けていました。

 新しいじゃが芋に栄養をたっぷり与えたお母さん芋は小さくしぼんで、しわしわになっていました。植物にもお母さんがいて、そこから芽が出て、根が出て、栄養をもらって大きくなっていくことを様々な野菜栽培を通して学んでいる子ども達ですが、それを世話してくれた人達への感謝の気持ちも大切にしていけるように教師がしっかりと伝えていかなければなりません。せっかく大きくなった玉ねぎを踏んで歩く子、耕してある畑に平気で足を踏み入れる子、その子達の行動に気付いて、指導することをしなかった教師を、副園長は悲しい気持ちで見ていたと寂しそうに言いました。日々の保育で何が大切なのか、子ども達にとって何が必要なのかを考えながら一緒に生活して気付かせるのが教師の役割であることを改めて教わりました。

 じゃが芋をほって沢山動いて汗をかいた子ども達は、園に戻ってくると「おなかすいた?」「今日の給食何かな?」と楽しみにしながら準備を始めました。今日の給食は、ウインナーパン、豆乳シチュー、ふかし芋でした。おかわりが沢山あり、どんどんどんどんおかわりに来てシチューがなくなるまで子ども達の列が途切れないほど大人気でした。また、ふかしじゃが芋は、ほくほくで口の中いっぱいに新じゃが芋の香りが広がりました。金曜日に年少組がほったじゃが芋と玉ねぎは今日の給食に使われて、おいしく頂くことができました。農園で取れたものを給食でいただけることのありがたさを改めて実感した1日でした。

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コメント (「じゃが芋ほりをしたよ!!」             くま組 細川 渚 はコメントを受け付けていません)