幼稚園の日記(ブログ)

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2011年11月30日 水曜日

 今日は、戸外に出ると桜の木の下には、紅葉した赤や黄色、茶色の落ち葉が地面一面に広がっていました。それを見た子ども達は、一枚一枚を大切に集めて、それをどうしようか考えていました。その時、Nちゃんが「顔を作ろう!」と言って落ち葉を並べて輪郭を作っていきました。目や口に合う大きさの葉っぱがなかったので、葉っぱをちぎって雑草を使ったりと工夫してつけていました。

       

 その隣りでは、うさぎ組の男の子達がポケット図鑑を持って何かを探しているようでした。声をかけると秋のページを開けて「虫を探しよるんよ?」と言って気を見上げていました。「みの虫やったら、おるかもしれん!」と探していたのでした。しかし、なかなか見つからず諦めかけていると目の前に、てんとう虫が飛んできました。さっそく、つかまえて入れ物に入れて、その中に枝やひもを入れました。すると、てんとう虫がひもの上を上手に渡りはじめたのです。その様子を見た子ども達は、もっと長い道にしようと、さらに大きな箱にひもや木をつないでセロハンテープで貼り、迷路を作りました。てんとう虫は時々、道をはずれてしまうこともありましたが、その迷路をするすると渡っていきました。子ども達は、てんとう虫の綱渡りを楽しそう見守っていました。

        

 今日は、地震発生から火災発生という想定で避難訓練をしました。地震発生の放送を聞いて即座に防災頭巾をかぶって、机の下に隠れた後、園庭に避難しました。火災が起きたら、非常扉が閉まること、自分で防災頭巾をかぶることなど避難する際に大切なことを副園長に話してもらいました。いつ起こるか分からないので一人一人が考えて落ち着いて動けるようにしていきたいと改めて思いました。

   

 昨日、うさぎの赤ちゃんが産まれているということを聞いたので、今日は、美佐子先生にお願いをして赤ちゃんを見せてもらいました。お母さんの毛の下に、わらがあり、その中にピンク色の可愛い赤ちゃんが数匹お母さんに守られていました。それを見た子ども達は、「小さい。ねずみさんくらいの大きさやね。」と初めて見る赤ちゃんに感動している様子でした。クラスの子ども達と赤ちゃんが大きくなるのを楽しみにして見守っていきたいと思います。

    

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2011年11月30日 水曜日

年長児達は交代で園で飼育しているうさぎの世話をしています。

 今日は、ぞう組の子ども達が当番でした。

 みんなで、えさを用意して、ほうきを持って、掃除を始めた時、大変なことが起こっていました。

 そのうさぎのお家には、うさぎが2羽のはずなのに、3羽いて、その1羽が横たわって動かなくなっていたのです。そして、よく見ると首のあたりに傷があって、噛み切られたような跡がありました。そのうさぎは、もう冷たくなって死んでいたのです。どうやら、お隣のうさぎが穴を掘ってこちらへ侵入してきたようでした。子ども達は、死んだウサギを大事に抱えて、なぜ、こんなになったんだろうと話しながら、土を掘って埋めてお墓を作りました。その後、お部屋に帰って他の活動をしていると美佐子先生がみんなに報告があると言って来てくれました。そして、美佐子先生が話してくれた話は、「あの2匹のうさぎのお家の穴の中には3匹のうさぎの赤ちゃんが産まれていて、1匹はお母さんうさぎ、もう1匹はお父さんうさぎだったんだよ。そして、死んだうさぎは、そのお家にやって来て、赤ちゃんうさぎにいたずらをしそうになったので、お母さんうさぎが、一生懸命に赤ちゃんを守ろうと戦ったんだね。あの赤ちゃんうさぎ達は、これからもお母さんとお父さんに守られて、大きくなっていくんだね。みんなもお母さんやお父さんが守って下さっているから、元気で毎日安心して暮らしていけるんだよ。」という内容でした。

 今日、ぞう組の子ども達は、今まで一生懸命世話してきたウサギの死に出会い、そして、その死という出来事の中に子ども達を守るために、戦い守りきった親の愛情に気づいたのです。

 そして、その大切な家族の間に侵入して、こわそうとして命を失ったウサギの死の意味は、どうとらえたのでしょうか?今日の体験は、ウサギを飼育していくなかで得た貴重な学びにあったであろうと教師達は話し合いました。

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