幼稚園の日記(ブログ)

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2011年8月29日 月曜日

朝6時、ブラインドを上げ「おはよう」と声をかけると、パッと目を覚ましてまぶしそうに「おはよう」と応えた子ども達。しばらく布団の上に座ってぼうーっとしている子、タオルにくるまってもう一度寝転んでいる子など、しっかり目覚めるには時間がかかります。「さぁ布団も自分たちで片付けるんだよ」と声をかけると我に返って着替えを済ませて、園庭に集まりました。

                      

A・B・Cグループが全員集合した所で、ラジオ体操です。ここでは、お料理をしてくれた年少、年中の先生たちも全員出てきて、「みんな頑張って気持ちいいね」と言って、体操にかかわってくれました。眠そうだった子も、さすがにここではしっかりして、スタンプラリーカードには、副園長の印鑑を押してもらいました。朝早いこの時期は涼しく、秋が近づいていたことを感じます。屋外遊戯場までお散歩です。歩いていく途中、「涼しいね」「早く行って遊びたいね」と話していると、あっという間に到着し、約束事を確認してから築山で滑ったり天空の城で遊んだりした後、園に戻り今度は布団のお片付けです。

   

    

「Aちゃんシーツの端っこ持って、こことここをくっつけて」「半分にたたむよ」と、子ども同士で話し合って協力してたたんでいる姿を見て、こんなことが出来るようになったんだなあと感心しました。たたんだ布団は年少さんの部屋まで運ぶと、「朝ご飯だー!」と、張り切って会議室に上がりました。

 

入るとすぐ、「良いにおい!」と、並んだメニューを見ると、「おいしそう!早く食べたい」と、口をおさえて眺めていました。副園長が、「今日はバイキングだから、自分の食べれる分だけついで!」と話を聞くと、「バイキング! ? すごーい!」と、大喜びで、ちょっぴり大人になった気持ちのようでした。自分が食べようと思う物を選んでお皿にのせると、「いただきまーす」と食べ始めると…すぐに完食し、おかわりを何杯もしたりcグループのAくんは、「10回もおかわりしたよ」と、嬉しそうに話してくれました。また、朝食のメニューの中に鯖の塩焼きがあり、「8回おかわりしたー!」と、びっくりするほど食べていました。
そして副園長が、「9時15分にオーダーストップしまーす!」と言うと、「えっ?あともうちょっと」と、時計を気にしながら急いで食べたり急いでもう一度おかわりにいく子など、とても楽しい様子が見られました。食べたくても時間がない子は、「持って帰る」と言って、サランラップに包んでもらって持ち帰ることになりました。

  

  

おいしい昼食を食べた子ども達は荷物の整理を済ませると、朝副園長と約束していたことを忘れずにスタンプラリーカードに、『小』と『大』の字を書きました。この二つの字は、昨日副園長が子ども達に伝えたお泊まり保育の意味を表す文字なのです!「みんなどっちになれたかな?」と聞くと、声を揃えて「大きい方!」と、自信に満ちた表情だったことがとても微笑ましく、昨日の年長さんよりも、頼もしく感じました。登園した時よりもカバンがふくれて大荷物の様に見えましたが、誰1人周りに頼らず、最後はホールに上がって解散式に参加しました。

ここでは、副園長の「さあ!みんなが小さい人から大きい人になれたか見せてもらおう!」と言った瞬間に、背すじがピンとなり全員が前を向いて、アピールをしていました。そして、昨日のオリエンテーションで書いていた『大』の字の中央に縦に1本線をひいて『木』の字にしました。「今回はみんな『大』になれるように頑張ったんだよね」と、木の中央の線はお父さんやお母さんを表すことを教わりました。最後に、「本当の大きい組さんになりました☆おめでとうございます!!」と言われ、目標達成!!!そして先生達から拍手をもらうと、嬉しくなったYちゃんは「こちらこそ」と一言。そこで副園長が「何か先生達に言いたいことある?」と言うと、「料理の作り方教えてくれてありがとう」「一緒に遊んでくれてありがとう」「劇を見せてくれてありがとう」「ぞうさんすべり台で転んじゃった♪」と、今回のお泊まり保育で色々な準備をしてくれた先生達に感謝の気持ちを伝えたり思い出に残った話をしたりと、子ども達が感じていることを聞くことができました。最後に1番子ども達のために色々なことをしてくれた古森先生に元気よくお礼を言い、笑顔で降園していきました。

  

 

今回3グループに分かれ、そこに副園長をはじめ、ひよこ・年少・年中の先生方にたくさんのサポートをしていただく中で、三葉の保育とは、担任だけではなく、全員の先生が全員の子ども達とのかかわりが持てる本当に素晴らしい場所だと改めて実感しました。まだまだ自分自身に足りない所があり反省することばかりですが、周りの先生方に助けて頂きながら、子ども達が育ちの過程で損をすることがないように勤めていきたいと思います。

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コメント (お泊まり保育☆二日目   らいおん組 村田麻美  きりん組 河野ゆい はコメントを受け付けていません)

2011年8月29日 月曜日

 夏休みも残り4日になった今日と明日は年長組のお泊り保育です。子ども達は大きなリュックを背負いはりきって登園してきました。正門をくぐり、テラスに荷物を置いてまず1番にしたことはトマトやなすの収穫です。Mちゃんは「ここにあるよ!」「あそこにもある!」と飛び跳ねるように言い友達と協力し合って収穫していました。一方テラスでは玉ねぎの皮むきをまるで皮むきを競争のようにどの子も真剣な表情でしていました。

      

 野菜の収穫を終えると3階ホールに上がり、いよいよオリエンテーションの始まりです。副園長の古森先生は3階ホールに入ると何の前ぶりもなくいきなりまねっこ遊びを始めました。「あのね」と副園長が言うと子どもたちからも「あのね…」始めは小さな声で元気がないなと心配していましたが副園長の陽気な調子に乗せられてまねっこ遊びはどんどん盛り上がり子ども達の声も弾んできました。そして、副園長からお泊まりについて大切なお話をしてもらいました。「お泊り保育をする人はどんな人かな?」の問い掛けに子ども達は「ひよこ組は小さいから出来ない」すると、副園長から「小さいという漢字はね…大きい人が真ん中にいてその横に小さい人がいるんだよ。みんなもお父さんやお母さんがいるからその横にいてもいろんなことをしてくれるから大丈夫でしょう」と「小」という文字の真ん中の「1」をお父さんやお母さんを表しその横の「ハ」を子ども達にみたてて話してくれました。次は「人」という文字を書き、「みんな人は支え合って生きているし、みんなも友達や仲間がいるから楽しいよね」と語るように話してくれました。そして、次に書いた漢字は「大」です。まず「一」の文字から「これは一人ですそしてこの『一』に『人』が付くと「大」という字になり一人で何でもできるようになることなのだ」と説明してもらいました。そして、子ども達に「今日は小さい人から大きい人になるために三葉幼稚園にお泊まりに来たんだよ。だから今日は自分たちでハンバーグを作ってお布団を敷いて大きい人になるんだよ」と話してもらいそれを聞いた子ども達は「はい!」とやる気いっぱいの表情になっていました。私達教師も副園長の話を聞き漢字一つ一つの意味を知り、何て素敵なんだろうと感動で胸がいっぱいになりました。

      
 副園長から大切な話を聞いた後はいよいよグループに分かれてのくじ引きです。4クラスがABCのグループに分かれていろいろなクラスの友達とのかかわりが始まりました。

      

 Agroupはぺんぎん組保育室、Bgroupはぱんだ組保育室、Cgroupはりす組保育室での生活がスタートしました。自己紹介を終えてさっそく先生達が作ってくれた昼食を食べに行きました。どの料理も「おいしいおいしい!」と言っ。て何度も何度もお代わりをする子ども達の食べっぷりに感心しました。なかでもじゃがいもチップスは好評でIくんはよくばってお皿いっぱいにお代わりしていました。

       

 昼食が終わると次は夕食作りです。お昼ごはんの時に「お泊り保育で大きい人になるんだから自分たちでご飯作れるよね?」と副園長と約束していた子ども達はとてもはりきっていました。みんな素敵なエプロンに着替えて嬉しそうな表情もみられました。用意していただいたエプロンの中にはおばあちゃんやお母さんが作ってくれたんだという子、自分でお家の方とエプロンを選びに行った子もたくさんいてすごくほほえましく思いました。さぁ!気合いを入れて調理スタート!‥とおもいきやなんと先生達が分量を間違えるというハプニング!しかしきちんとはかりなおして再びスタート!どの具材も小っちゃくちっちゃくみじん切り‥みじん切りがなかなか難しく思うようには切れません。まして玉ねぎのみじん切りをする時は自然と涙がポロポロ‥しかし、グループの仲間と交代して助け合いながらなんとか切り終わりました。具材を混ぜ合わせる時も自分たちで数を決めて三人づつで交代しながら「おいしくな〜れ!おいしくな〜れ!」と声をかけて作る姿がとても楽しそうでした。

      

        

        

 つぎは温泉♪家族で行く温泉ではなく幼稚園のみんなでいく温泉!副園長がバスの中でお話をしてくれて楽しみで仕方なかった子ども達は着替えも素早くて驚きました!身体も手作り石けんタオルできれいに洗ってもらって湯舟にもみんなでつかってぞうさんのすべり台もみんなですべりました。帰ってからは冷たぁ〜いアイスクリームのおやつも食べてとっても嬉しそうでした。温泉から帰ってきた子ども達はなんだかちょっぴり大人になったような気がしました。

      

 おやつを食べた後は全員がホールに集り運動会に向けて楽しい話をしたり意識付けをしたりして過ごしました。そして、いよいよ夕食の時間になりました。自分たちが作った豆腐ハンバーグがお皿に盛り付けられているのを見つけると「すごーい!おいしそう!」とあちらこちらで声が聞こえてきました。そして、食事の準備をしてくれた全ての先生に感謝の気持ちを込めて「いただきます」をして食べ始めまし。た。すると…あれよあれよという間におかわりの行列が…どのテーブルからも「おいしいね!おいしいね!」との声があふれていました。そんな子ども達の姿を見ていると本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

      

      

 夕食の後はいよいよキャンプファイヤーでしたがあいにく雨が降り始め、3階ホールで「楽しいお遊び」の時間を副園長が企画してくれました。わざわざ副園長はみんなの為に自宅に帰り、ろうそくやライトを用意してくれました。そのライトの演出も何て素敵なんでしょう。まるで夢の世界にいるかのように時が止まったようでした。そんななか、火の神様が現れ各クラスに火を分けて頂きました。この楽しいお遊びの時間では誕生児の紹介をしたり、歌を歌ったり、先生たちの劇「さるかに物語」を見たりして楽しく過ごしました。先生たちの劇は大好評で「カニさんは大丈夫かな?」と言ったり応援したりしていました。キャンプファイヤーは残念ながら出来ませんでしたが副園長が企画してくれた素敵な「楽しいお遊びの時間」を経験することが出来た子ども達は本当にラッキーだったと思います。

   

   

   

 そして、みんなで協力して敷いた布団に横になった子ども達は副園長が読む絵本を聞きながら眠りにつきました。    

  

                  ☆Aグループのみんな☆

  

                 ☆Bグループのみんな☆

  

                 ☆Cグループのみんな☆

 今頃はきっと「小さな人から大きな人になる」夢を見ている頃でしょう。

      

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コメント (「待ちに待ったお泊り保育」 くま組 山田美和 ぞう組 神岡会里 はコメントを受け付けていません)