幼稚園の日記(ブログ)

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2011年6月10日 金曜日

 今朝登園して来ると子ども達は、昨日のアリがどうなったのか心配していました。ぱんだ組のKくんは、「アリおらんなっとるね。水で流されたんかな?」と、昨日の夜に雨が降ったことで、アリが流されてしまったのではないかと考えたのでした。「昨日は夜に雨が降ったけん、夜になるまでにお引っ越しできたんやないかな?」と答えると安心した様子でした。また、今日は昨日から出たしゃぼん玉のコーナーがにぎわっていました。まず始めは、市販のしゃぼん液を使って、しゃぼん玉が飛ぶことを楽しみます。十分に楽しんだら、次は石鹸を使って自分で液を作るようになります。これから、幼稚園の遊びも夏の遊びへと移行していくのです。夏の遊びのなかでも子ども達の素敵な気付きや発見、育ちが見られることを楽しみにしています。

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 今週末は天気が悪くなるだろうということで、月曜日に収穫して干していた玉ねぎを年長のテラスの軒下に吊るすことにしました。今年は子ども達のお土産の玉ねぎを除いても約1000個の玉ねぎが残っていて、これからの手作り給食などで使うために上手く保存しなくてはいけません。去年は、途中で腐らせてしまう失敗があったので今年は去年以上に乾かして吊るすことにしました。年長児に「テラスの棒の所に玉ねぎを干そうと思うんやけど、手伝ってくれん?」と声を掛けると、「あっ!干し柿を作った時と一緒やろ?いいよ!」と、去年の秋に作った干し柿の事を思い出した様子でした。棒にまたがして干すためには、左右が同じ位の重さにならなければ、棒から滑り落ちてしまいます。年少から干し柿作りを経験してきた年長児は、そのことをよく理解していて、左右が同じ位の重さになるように玉ねぎの大きさや重さを考えながら選んで結んでいました。玉ねぎを干すという活動のなかで、子ども達は数に興味を持ったり、重さやてんびんの仕組みについても理解したりすることができるのです。こうしたチャンスを教師が逃さず、子ども達に経験させることができるように一緒に活動していきたいと思っています。

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 年中組は、2回目の絵本の貸出がありました。文字が読めるようになった子どもも増えてきて、絵本の貸出は子ども達の楽しみな活動の1つです。三葉幼稚園には、昔話から図鑑、創作絵本にいたるまでたくさんのジャンルの絵本が1000冊以上あります。子ども達はその中から、自分の読みたい、借りたい絵本を選び、家に借りて帰るのです。図書サークルのお母さん方がお手伝いをしてくださるのですが、しっかりと「お願いします。」「ありがとうございました。」の挨拶ができて、内科検診や歯科検診での挨拶の効果がみられ、嬉しく思いました。図書を利用する活動のなかで、物語や文字に興味を持つだけではなく、絵本を大切に扱ったり、お世話になる人に挨拶をしたりすることも指導し、その過程で主体的に活動する子ども達の姿を見守っていきたいと思いました。
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 今日は子ども達が楽しみにしている手作り給食の日です。今日のメニューは、胚芽米、じゃがいもと玉ねぎの天ぷら、豆腐ハンバーグ、ほうれんそうのソテー、あじさいゼリーでした。天ぷらとハンバーグには、子ども達が月曜日に収穫したじゃがいもと玉ねぎが使われています。子ども達は、自分たちが収穫した野菜が入っているということもあって、とても喜んで食べていました。

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