幼稚園の日記(ブログ)

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2011年6月4日 土曜日

今週も、元気いっぱいのぴよちゃん!6月から新しいお友達も3人増え、よりいっそうにぎやかになりました。保育中は、ぴよぴよからひよこに行って生活をしている2歳児は、少しずつパンツトレーニングを始めています。失敗しては着替えての繰り返しです。そんなある日、2歳6か月のSくんが座っておしっこをしていると、2歳10か月のKくんがのぞきに来ました。何を言うわけでもなくSくんの様子を見てズボンとパンツを脱ぎ始めました。上手におしっこができたSくんはKくんに「ぼくはでたよ!Kくんはできたの?」と聞きました。Kくんは「でたー!」とSくんにハイタッチ!いつも、おしっこがトイレでできると、保育者とハイタッチしているのを思い出して、お友達とも自然と嬉しさを共感したようです。

トイレにしても着替えにしても、食事や歯磨きにしても、なんでも自分でしたいと言い始めた2歳児。先日まで、保育者にしてもらっていたのに幼稚園の満3歳児と生活することでいつの間にか自立しようとするようになりました。「じぶんで!!」と言われると、子どもたちの成長を嬉しく思う反面、少しさみしく感じることもあります。

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そんな子どもたちが最近園庭で気になるものを見つけました。それは、お兄ちゃん・お姉ちゃんの持つ容器の中に入っている『だんごむし』です。それを見て、自分も欲しい、つかまえたいと部屋の廃材入れからちょうどいい容器をとってきました。でも、どこにいるのかわかりません。そこで、お兄ちゃん・お姉ちゃんの姿をさがしていると、そんなぴよぴよの子ども達の姿に気づいた、お兄ちゃん・お姉ちゃんが「一緒にさがそう。」「こっちだよ。」と声をかけてくれました。お兄ちゃんたちは、だんごむしがどこにいるのか、どんなところにいるのかを知っています。子ども達は、そんなお兄ちゃんの後ろをトコトコとついていき、同じようにしゃがみこみ、夢中でだんごむしの姿を探します。

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2歳10か月のAくんがだんごむしを見つけました。「おったー!」と大きな声をあげるものの、少しこわいようで、思わず手をひっ込めだんごむしをつかまえることができません。やっと見つけたけれど、こわくてさわれない・・・逃げてしまうと目で追っていると、2歳7か月のTちゃんが「こうやって取るんよ!」と取ってくれました。Tちゃんの手からAくんの手に渡った瞬間Aくんは何とも言えない感覚に「わぁー!」と悲鳴に近い声を上げながらも大切なだんごむしを容器に入れました。でもTちゃんは、「だんごむしさんお腹がすくんじゃない?」と言ってままごとの方へ走っていくと、にんじんやきゃべつを細かく切って、だんごむしさんの入った容器に入れました。そして、「もう大丈夫!」と2人でしばらくだんごむしさんをながめました。たくさん園庭で遊ぶようになり、少しずつ自然のものにも興味を示すようになりました。虫・花・草・木などと、自然いっぱいの環境で過ごせるありがたみをひしひしと感じます。

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一方、ぴよぴよのお部屋では、まねっこ遊びを楽しむ子どもたちや保育者の腕の中を競う、ちびっこ達でおおさわぎ!1歳5か月のAちゃんが抱っこされているのを見て、1歳のTくんは黙っていられません。「僕も抱っこしてほしい。」と言うかのように保育者の足元に来ては、Aちゃんの足をひっぱっています。「のいてのいて!」と主張しているようです。なかなか順番がこないと分かったTくんは、ついに泣きながら「抱っこ抱っこ・・・」と声を出して訴えてきました。自分の思いを言葉で伝えようとする瞬間です。その姿に保育士は「はい、はい!」と笑顔で手を差し出しました。やっとの思いで、保育者の腕の中をget!したTくんの顔は大満足の笑顔でした。

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いつもニコニコの笑顔をありがとう!

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