幼稚園の日記(ブログ)

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2010年6月4日 金曜日

 今朝、さくら組のRくんが登園してくると、「先生!これ見て!」と言って駆け寄ってきました。嬉しそうに見せてくれたのは、昨日のポケモンスマイルスクールでもらった”ピカチュウ”のキーホルダーでした。子ども達はピカチュウに会えたことやプレゼントをもらったことがとても嬉しかったようで、たくさんの子ども達がキーホルダーを見せ合っていました。

 さて、今日は子ども達が楽しみにしていたじゃがいも・玉ねぎ掘りがありました。さくら組では、昨日の降園時に6月の月刊絵本で土の中のじゃがいもの様子を見たり、じゃがいもを使った料理を話題にしたりしたことで、「今日はじゃがいも掘りよね?」「じゃがいもいっぱいとる!」とじゃがいも掘りに期待を持って登園してきました。さくら組は、じゃがいもを掘る以外にも楽しみがありました。それはバスに乗ることです。クラスのほとんどの子ども達がお歩き通園のため、大勢で席を譲ったり、ワイワイと会話をしたりする経験はとても貴重なものになりました。移動中の大盛り上がりのさくら組の子ども達でした。

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 農園に着いてからは、副園長に玉ねぎの掘り方やじゃがいものでき方について教えてもらいました。玉ねぎは、青ねぎほどしかなかったものが、根っこから栄養をもらって大きく育ったこと。じゃがいもは、種芋というお母さん芋が赤ちゃん芋に栄養をあげて兄弟芋がたくさんできること。玉ねぎとじゃがいもの掘り方には違いがあることなどを話してもらいました。年少児にとっては、初めての農園での野菜の収穫でしたが、ゴロゴロとたくさん出てくるじゃがいもを喜んで収穫したり、大きくてなかなか抜けない玉ねぎをちからいっぱい抜こうとしたりして収穫を楽しむことができました。さくら組のKくんがみつけたお母さん芋はドロドロに溶けていました。「なんでこのお芋はドロドロなん?」と聞くKくんに、「赤ちゃん芋を大きくするために頑張ったけんドロドロになったんよ。」と伝えると、副園長の話を思い出して、「ありがとう。」と言いながら土の中に戻してあげていました。野菜を収穫する中で、子ども達には収穫する喜び以外にも植物の命についても考えられるような働きかけをしています。農園にできた人参やビワも帰ってきてから食べた子ども達は、「固いけど、おいしい!」「甘いね!」と言いながら新鮮な人参とビワを味わっていました。

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 今日は、うさぎ組のYくんから鋭い質問がありました。「じゃがいものお母さん芋があるのに、お父さん芋はないの?」Yくんの鋭い質問に近くにいた教師は戸惑い、答えられなかったそうです。来週、Yくんが納得できる答えが出せるように考えておきたいと思います。

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